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事務所【ミーティア】

今回は早い投稿だな!!(なお投稿時間)

「仕方なくですからね!私はまだあなたの事を信用したわけではありませんから!!」

キッとした目つきで青年を見る霧江。

「信用も何も・・俺はまだ何も返事をした覚えがないんだが・・?」

「まぁまぁ、いいじゃん。将来的にお兄さんに責任者になってもらうつもりだから」

「いやだから!俺の言い分も聞いてくれないかな!?」

「まぁまぁ」

(こいつ!完全に聞く気ない奴じゃん!)

青年は頬を引くつかせながら、霞を見ていた。

項垂れながら霞たちについて歩いていると岬が声をかけてきた・

「あ、あのお兄さん!ご、ごめんね!こんなことになっちゃって・・・」

霞はおどおどした表情で青年に謝ってきた。

「霞はいい子だなぁ・・」

青年はしみじみと感じたのだった。


しばらく彼女たちの後をついていくと、少し街中から離れた小さなビルの前に連れてこられた。

「ここの2階が私たちの事務所なんだ。結構いい場所でしょ?」

霞は少し自慢げに紹介してきた。

たしかに、街中の賑やかの場所から離れていて、落ち着いた感じのある少し隠れ家的な感じの場所だなと青年は感じた。

「んじゃ、こっちおいで。階段しかないんだ、ここ。」

折り返し階段をのぼり、ついにたどり着いてしまった彼女たちの事務所。青年は覚悟を決めるように深呼吸を一つついた。

「ふふっそんな緊張しなくてもいいよ。私たちより年上なんだからさ。んじゃ、入ろっか」

霞は、いつものようにとフィルムガラスがついている扉を開けた。

「恵梨花~、連れてきたよ~」

霞が事務所に残っていたと少女の名前を呼ぶ。瞬間、

「っ!!!あぶねぇ!!」

いきなりガラクタのナニかが青年に向かって飛んできた。青年はうまく回避し、武器を装備した。

「いきなりなにすんだ!」

警戒しながら奥にいる少女に向かって叫ぶ。

「あれぇ~?私のクマさん倒しちゃったんですかぁ?ひどいですぅ!」

「お前がやってきたんだろうが!!」

「・・・はぁ。恵梨花・・そういうのはやめてって言ったよね?」

霧江は少し声のトーンを低めに恵梨花に向けて言った。

霧江の声から不機嫌さを感じたのか、恵梨花は素直に従った。

「はぁい。ごめんなさーい。お兄さんもごめんねぇ?こっちだよ~」

「手荒い歓迎だな・・」

青年は装備を解除し、恵梨花のいるほうに向かっていく。


「私たちの事務所、【ミーティア】へようこそ、お兄さん」

霞が紹介すると、岬、霧江、恵梨花は青年の前に立った。

「お、おう。」

「んじゃ改めて自己紹介しよっか。私は霞だよ。能力は結界師ってとこ。次岬ね。」

「え!?わ、私!?・・えっと岬です・・。えっと・・よ、よろしくお願いします!次、霧江ちゃん!」

「ん。霧江です。私は、あなたの事をまだ信用してませんからね!」

青年を睨みつけていた。

「まぁまぁそう怖い顔しないで~霧江センパイ?さっきのいたずら驚きましたぁ?あ、私はエリカって言いま~す♪。よろしくねぇ?」

そして最後の一人の自己紹介が終わった。そして霞は待ちに待ったといわんばかりに

「んじゃ最後はお兄さんよろしくいい加減教えてよね。」

と半笑いで向いてきた。

青年は、はぁと一つため息をつき、

「レイヤだ。零の夜で零夜。」

と短く返した。

主人公、青年の名前出ましたね。すごくよくある名前だなぁ。

この先が気になる、面白いと感じたらぜひブクマお願いします!またコメも書いてくれるととても喜びます!返信もします。

では、次回

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