霞の無茶ぶり
お久しぶりです。ようやく進みます。忘れたころに投稿してるな??
「はぁ!?霞何言ってんの!?」
霧江は困惑した表情をしていた。
「いや、お兄さんに私たちの基地へ案内しようかなって。ダメ?」
「ダメに決まってるでしょ!なんであんたはそう軽いのよ・・・!」
「さ、さすがにダメじゃないかな・・。霞ちゃん!いいお兄さんだけど・・」
頑固として否定する霧江に、同じく否定する岬。霞は困った感じで頭を掻いている。
「あのさ。何の話をしてるんだ?俺をどうする気なんだ?」
青年は尋ねる。
「あぁ。お兄さんを私たちの基地、いや組織って言ったほうが正しいか。そこに招待しようかなって。」
さらっととんでもないことを言う霞。
「は?!お、おまえらって組織なの?!どこ所属だよ・・。」
「えっとね。どこにも所属してないよ。私たちが勝手に設立したんだ。」
「それは組織とは少し違うのでは・・?」
「はい。いわゆる自称組織です。」
霧江はハッキリといった。自称だと。青年は、ずっこけそうになったが何とかこらえた。
「はぁ・・。紛らわしいこと言うなよな。ったくびっくりしたじゃねぇか。」
ため息をつき、頭を掻く青年。ふふっと笑う霞は、
「それでね、今私たちの組織には責任者がいないんだよね。」
「霞!あんたまさか・・!」
(あぁ・・・。なんとなくわかった気がする・・。)
「うん、そのまさかだよ。このお兄さんに責任者になってもらおうかなって。」
責任者とは、組織を運営するリーダーの存在である。組織を設立するためには、責任者が必要である。責任者のいない組織は仕事をもらえず報酬が出ない、霞たちの組織はまさにその状態である。
「お兄さんなってくれない?責任者に。」
「いや・・・責任者って・・。俺にする気なのか?」
「うん、お兄さん20歳は超えてるでしょ?それなら責任者になれる条件の一つは満たしているし。」
「だいぶガバガバだな!?」
「霞!いい加減にしなさい!あんた勝手に進めてんの!」
「霧江、まぁ落ち着いてよ。一回さ、私たちの事務所に来てもらおうよ。」
「だから勝手に進めてんじゃ・・!」
「お、落ち着いてよ、二人とも・・!」
霧江と霞の言い合い?を止めようとアワアワしている岬。そんな混沌としている状況の中、ピロロロン!!ピロロロン!と電子音が聞こえた。
「っ!もう何よ、こんなの時に・・!もしもし!」
霧江のスマホから鳴っていたようで、若干の苛立ちを見せながらスマホを耳に当てた。
「霧江センパーイ、霞センパイと合流できましたぁ?私一人なんで寂しいですぅ、面白いことが起きてる気もしますし、早く帰ってきてくださーい。男の人も、ねえ?」
それじゃあねぇ、霧江センパイ♪といって通話が切れた。
霧江はあきらめたような表情をし、ため息を一つつき
「・・・はぁ。もうどうにでもなれ。お兄さん、ついてきてください、案内します。私たちの事務所に」
といった。
書いてはいたんですが、文字おこしが下手すぎて苦戦してました(??????)
また遅い頻度になりますが、まだ話の続きは考えていますので気になった方、面白そう!と思ったら、ぜひブクマや評価お願いします。コメントもあるとめちゃくちゃ嬉しくなり投稿頻度が上がるかもしれません。