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御伽噺2
「俺は7人の英雄のリーダーだった。」
アークはそれだけ言うとフードを被ってしまう。
「あの7人は『英雄』でもあるが同時に罪を犯した『罪人』でもあるんだ。俺はどれにも属さない『犯罪者】なんだがな。」
つまらない様子でアークは言うと今度は後ろを向いてしまう。
「俺のスキルはノワール、君には有益になるかもね。だけど俺の責任じゃない、とだけ言っておくよ。」
それだけ言うとノワールは消えてしまった。
「本当に何なのでしょうね?あのアークという男は。」
ロレスが訝しげに言うが誰にも答えることが出来ない。
従魔にはそれぞれのスキルが存在するが数も、どの様なものなのかも分からない。
恐らくフォカロルは水のスキルだろうと予測出来るが……。
アークは全然分からないのだ。
「7人の英雄って御伽噺の英雄かな?」
「確かに8人目がいるって話があったけど……。」
ノワールは肩をすくめる。
「今考えても分からないさ。後後分かるだろ。」
「それもそうだね。」
今日は従魔だった。
後、武器の召喚がある。
それだけ終わったらここに用は無いのだが……。
ノワールは隣を見る。
そこには考え込んでいる2人がいた。
「しばらくはしょうがない…かな。」




