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爆縮と体温の機知(4)

怯える形に

葉が閉じた

夕方の時間に小さな木々

真昼の様相と違う

シュッとした形は

何かを守る形でありながら

何かに怯える形である

夜を怖がるのは

人間だけではない


すり潰した人参の汁に

大根の汁を混ぜ合わせて

赤子に与えるシーンを見た

辛味が無い部分を

知っていなくては出来ない

身の回りの何かを

理解して生きていることが

小さく生きるという

確かな形かもしれない


旅館の布団が

大量に干してあるのを

自転車に乗りながら見た

春の日差しで

こびり付いた影が消えるような

白一面の姿は

次の為とも言える

浄化作業である

風に揺れる掛け布団が

チラチラと動く

遠ざかるほどに

それは大きくなったのだ


町中の一軒で

十円饅頭を買った

三十個買ったのだが

特に目的があった訳では無い

ただのなんとなくである

大切にしたのか

お座なりにしたのか

何も無くても

深く考えずとも

行動してしまう時がある

それに批判や悪口が集まるのなら

一体、何に怯えているのだろう


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