ジオウ序盤における疑問・考察
ジオウの主題歌は「Journey through the Decade」みたいに重厚感があった方が良いと思う(小夏海感)。
今回は平成20周年を記念として作られた仮面ライダージオウより筆者個人が感じた数ある疑問及び考察を執り行う。
因みに今回の作品(|当時西暦2019年9月。和暦はH30)を持って平成という年号その物が終了するとの事。
筆者はどうでも良いが元祖平成育ち。年号が変わる瞬間なんて親しか体験していないので、非常にドキドキである。
さてさて、ジオウは最初に説明した通り平成20周年を軸に作られた仮面ライダーであり今作はなんとジオウの前となるクウガ~ビルドの世界を旅しながら、前作のライダーの力を借りつつ未来を旅する物語。
一話の構成もさながら能力とベルト以外はほぼ平成10周年を記念としたディケイドを彷彿とさせる……なんて誰もが思わなかっただろうか?
序盤の皆が魔王(|68歳……良い年こいて恥ずかしくないのか?)となったオーマジオウに制圧されるシーンは破壊者のディケイドと重なり、本を持つウォズはどことなく鳴滝を連想させられる。
時代は最後の平成となる西暦2018年秋。夢は王様という現実ではすぐさま苛めの対象(|というかなっている)になりかねない常磐ソウゴは高校三年のある日に巨大なロボットで自身を抹殺しようとする明光院ゲイツに襲撃される。
しかし、運良くツクヨミに助けられ、タイムワープを経験。その中でソウゴは、50年後の自分が時の王者「オーマジオウ」として西暦2068年の世界を支配することを知るが最低最悪の魔王ではなく最高最善の魔王になることを高らかに宣言しつつ、仮面ライダージオウへと変身。
歴史改変を企てるタイムジャッカーが生み出したアナザーライダーとの戦いに身を投じる事となる(一部あらすじ転用)
ディケイドと比べて分かるのは主人公には明確な目標がしっかりあること。
門矢は記憶喪失で自分が何者か? いわゆる自分探しをしていたが常磐に関しては将来最高最善の魔王と明確な夢を掲げていてる。
そして今作では一話目にして2号ライダーが登場。ディケイドでは途中から具体的に言えばファイズの世界から2号ライダーが参戦となっていたが仮面ライダージオウは参戦のスタンスが早いようである(|という事は3号は必ずあると判断して良い。予想は某動画の隠し変身にあるネクスト)
ディケイドとジオウが関連するのは自分が将来悪者になる事と過去のライダーの世界を体験する事。
しかし、本作品では過去のライダーから多くのオリジナル勢が出るとの情報でストーリはやや破綻かつ演者がほぼ別人であったディケイドよりも遥かに期待の数値が高い。
最終回もラスボスを倒したのに、2号ライダーに突然撃たれて、うわぁぁというぶったぎりエンドにもならないと思われるのでジオウには多くの期待が膨らむ。
但し、今回のデザインに関してだけ言えば個人的にバーコードのディケイドと違い顔面にライダーかつ過去ライダーの力が上着みたいに着せ替えなのでここだけが気に入っていない(なれればどうという事でもないと思うが)。
では、それらを踏まえて一話時点で個人的に注目した点を箇条書きと筆者なりの考察をしてみよう。
・ジクウドライバー・オーマジンの出所が分からない←未来の世界で何者が作った? そして、それを使った常磐ソウゴが時空を越えて今のオーマジオウが誕生している?(未来という物はほぼ約束された歴史なので、過去に戻った所で修整はかなり難しい)
・ウォズは何者←この人物はソウゴを主と仰ぎ尚且つ予言めいた言葉を掛けているので態度等推測するとオーマジオウに仕える秘書が有能か。
・タイムジャッカー(構成員ウール・オーラス・ウォルツ)の動機←自分たちに都合に合う人間に対し歴代平成仮面ライダーの力を与え、歴史を改変しようと目論む者達。現在(|一話時点)の所、明白な理由が全く開示されていないので筆者からしてみれば目的は違えど大ショッカーのような傍迷惑な存在。理由が明らかになれば、また彼等の視点が変わるかもしれない。
・オーマジオウの持つオーマの意味←不明。話が進んでいく内に暴かれるかもしれないが
最後に巷で噂になりつつある歌の全体的な考察。これは一番の歌詞に当たる部分になるのだが実は過去のライダーに当てはまるとの事で(解けない歌詞もあったので、良ければアドバイスをお願いしたい)
これも個人的な解釈で述べていく。
一瞬で掴み取るのさ→ブレイド:キャッチコピー「運命の切り札を掴み取れ」より
Are you ready ?→ビルド:変身時にドライバーから「Are you ready?」と準備出来ているか投げ掛ける言葉がある
新しい歴史はそこに→クウガ:キャッチコピー「A New Hero. A New Legend.」(新しい英雄、新しい伝説)より。または歌詞冒頭「からっぽの星 時代を0から始めよう」の「時代を0から」を考察してみると最初から再スタートという意味合いになるので
Feel it ! Feel it !→ファイズ:Feel itの意味は感じる。Justiφ'sの歌詞の始めにCan you feel?(私のことを感じる事が出来る?)のfeelがジオウ主題歌と重なっている事から
絆を糧に→フォーゼ:主人公の弦太朗と仲間との「友情」を築く事を一部テーマにしている為。この友情の意味を変えてみると……絆になる
加速して→カブト:作中のライダーシステムに搭載されたクロックアップを使う事により加速するので
このまま shout it out ! shout it out !→オーズ:シャウタ挿入歌にて扱われる歌詞shout out !から
現在を進めよう→ドライブ:SURPRISE-DRIVEの2番サビにある「今時代がDrive!」から。Driveは日本語にすると運転になる。そして、ドライブの最後の歌詞バックギアにはないとあるので読みとく後退はないという事。ここから推測にするに後ろを気にせず、前を見て進めという意味合いに取れるのでドライブと読み取れるのではないだろうか
惑う日も幾度となく→ガイム:解答不能
明日の扉叩け→響鬼:平成の多くの主人公仮面ライダーは剣を使うが、響に限っては武器が太鼓のバチ。基本動作は「叩く」のでこちらが成り立つのでは?
見つめたその先に→ディケイド:Journey through the Decadeの歌詞にある「レンズ越しに切り取った景色を“見つめても”」から。もしくは主題歌が掛かる直前のナレーションの台詞「その瞳は何を見る」から
飛び込んでみたら→龍騎:変身した後、鏡に飛び込むので
Believe yourself !!→アギト:仮面ライダーアギト1stED
「BELIEVE YOURSELF」から。因みにこれが流れると大体アンノウンが死んでくれるので我々からすれば安心感を覚える処刑ソング
時の雨→電王:主題歌Climax jumpの「時間の波」。これを置き換えてみると時間=時。波は水(|塩水のような気もするが今は考えない)で雨も水の性質で出来ているのでこれらが完成する
擦り抜けて→ゴースト:モチーフが幽霊なので
共に→ダブル:変身後は一人でも変身する際は二人なので
未来を超えよう→ジオウ:時を渡り歩く事から(未来はオーマジオウが人間の敵になっている時点を指しているのか? 具体的には不明)
過去の意志は嘘では欺けない→キバ:物語は過去と未来の行き来。その中で過去篇を担う紅音也が想う最後の意思。キバに変身可能な主人公紅渡には父とははっきりとした面識はない。だがしかし、それは息子にも嘘偽りなく伝わっているという……意味合いなのだろうか(これはかなりの推測になってしまう。ほぼ自我流だ)
感じろ そう Nexus Future→エグゼイド:Nexus Futureを日本語にすると連鎖する未来になるが、これがエグゼイドの何を意味しているのかが不明
目映い(まばゆい)世界 魅せて→ウィザード:目映いの意味は光輝くように美しい。これは最終回にて暦が居なくなった世界で全ての決着がついて晴天の空の元で主人公晴人がバイクで爽快と駆け抜けているイメージから指している?
ガイム、エグゼイドのみ筆者はお答え出来ない。勘の鋭い読者達なら分かるかもしれないので、良ければ提案を求む。
では以上を持って、ジオウ序盤における疑問及び考察に対する講座を終了する。
これから始まっていくジオウの物語。最後は我々の期待に応えてくれるのだろうか?
その答えは一年後に待っている事であろう……




