ブレイドキングの性能と描写について
今回は上記の議題で進めていこうと思う。ブレイドキングは仮面ライダー剣の主人公である剣崎がブレイドに変身し、進化系アイテムのラウズアブゾーバーを使用してQを媒体としKをスラッシュすることによって生まれるアンデット13体分の力を取り込む“イレギュラー”なフォームである。ということで実際には名称はキングフォームでは無い。次にスペックを見ていこう。
身長:201cm
体重:131kg
パンチ力:4.5t
キック力:7t
跳躍力:一跳び25m
武装は金色に輝く重醒剣キングラウザーを持ち、全身に金色の装甲を纏う。各部にはそれぞれ融合したカテゴリー2からQまでの紋章が刻印されており、胸部にKの紋章が刻み込まれている。このそれぞれに刻印されてある力を発揮することによりカードを直接武器にラウズしなくても、そのカードに適した効果を自由自在に発動することが出来る。更にラウズカードを重醒剣キングラウザーに複数枚装填することにより、そのカードに適した強大過ぎる必殺技を撃ち放つことが出来る。劇中ではキングフォームの代名詞であるスペード10・J・Q・K・Aから形成されるロイヤルストレートフラッシュをかなりの頻度で扱い、ブレイラウザーとキングラウザーを両方使って敵を吹っ飛ばすストレートフラッシュや仲間のカードを三枚借りたフォーカードなどを扱っている(ただし、劇中ではほぼロイヤルのみでストレートフラッシュとフォーカードは一回しか無かった)
上記のように全く隙も無い完全無欠の最強形態なのだが複数のアンデッドの力を取り込むというあまりにも危険な力な為、ジョーカーの闘争本能を刺激させたり装着者を怪物のジョーカーに変貌させる。そのため作中では始・橘から使用を控えるように警告するシーンがいくつかある……だが劇中では前作のファイズからの反省点を生かすためか二桁を超える頻度で扱われた。その代わりに何故かジャックフォームの活躍が全く無くなってしまった(さすがはじゃk)では性能面はこれくらいにして描写に移っていこう。
キングフォームの初出は第34話で最強のスペードアンデットであるコーカサスビートルアンデットや広瀬が作り上げたトライアルDに追い詰められた為、白井家に置いてあるアンデットサーチャーをコピーして(セキュリティーすら無かったのだろうか……)家を出る剣崎一真。勿論理由は仲間である栞や虎太朗を守るためだが……。一人真夜中でコーカサスビートルを探してみるもも思い浮かばず苦戦する。結局朝まで睡眠して栞に“勘で”見つかってしまうも栞の必死の説得で剣崎一馬は大きく立ち上がる。その時に、栞や虎太朗が事前に準備しておいた作戦が功を制した(インターネットに捜索してほしい人を垂れ流すだけで写真を撮られまくるコーカサスビートルはちょっと可哀想である)無事にコーカサスビートルを発見し、人が集まっている広場で“堂々”と仮面ライダーブレイドに変身する剣崎一馬。
だがやはり物流の差がありすぎて大苦戦し、あろうことかラウズカードも全て奪われてしまう。だが剣崎一馬はラウズカードが無くとも必死にパンチをコーカサスビートルにたたき込む。それでも悪戦苦闘するが「戦えない全ての人の為に……俺が戦う!」という言葉を吐き捨てた同時にこれまでの劣勢が嘘のように優勢になる。戦闘の最中に転がっていたブレイラウザーを拾い上げ、一刀両断でコーカサスビートルを切り裂きラウズカードを使い遂にKを封印することに成功する剣崎一馬。だがその瞬間トライアルDに襲われたためラウズアブゾーバーを使用し、キングフォームになろうとする剣崎一馬。その時、スペードのKであるコーカサスビートルの忠告が脳裏によぎるがやむなく使用する。ブレイラウザーやラウズアブゾーバーから13枚のカードが解き放たれ、ブレイドは最強フォームであるキングフォームに変貌する。
その力はかなり強大でスペード3のビートの力を解き放つだけで壁の向こう側までめり込む。トドメにスペード10・J・Q・K・Aから形成されるロイヤルストレートフラッシュを使い、トライアルDを完膚なきまでに粉砕した。とこんな感じで初登場に関してはパーフェクトと言いたいくらいの完璧なお話になった。その後も色々あってキングフォームを使わない時期があったものの、殆ど使用した為最強フォームの名に相応しい活躍ぶりだと言える。反面このような最強フォームであるからこそ、デメリットが凄すぎたのだ……そのおかげもあってか最終回が泣ける話となっている。では結論に移ろう。
結論
・キングフォームはブレイドの所有する13枚からなるイレギュラーな形態であり、使用し過ぎるとジョーカーになってしまう恐れがあったが同時に最強のスペックを誇る為、ほぼ負け無し状態であった。
それとキングフォームは武器にカードを直接ラウズしなくても効果を発揮することが出来る為、タイムなどを使えばどんなライダーにも勝てると言われている(勿論カブトにも)今でもライダーの中で最強と唱われているキングフォーム……その最強過ぎる力があるが故にデメリットも最悪にするという設定の巧さに心からの讃辞を送りたい。では今回はこれにて閉講する。