マスクドフォームに意味はあるのか?(カブト編)
今回は上記の議題について書いていこうと思う。マスクドフォームとはライダーフォームになる前の防御形態であるということは深く認知されていると思う。
しかしながら敵の性質上クロックアップを持つ為、必然的に……変身→キャストオフ→戦闘開始の流れが常の如く行われてしまった。そして最終的にはカブトの代名詞であるクロックアップも無くなってしまった(理由は次作の電王に使うCGに金を当てていた為)ということで上記に書いた通り、全く良い見せ場が無いマスクドフォームであるが……今回はそんなマスクドフォームに活躍する場面を色々と文章で伝えていこうと思う。
まず最初のマスクドフォームの見せ場は第一話の戦闘シーンである。ここでは主人公である天道が初変身しワームを倒す。但しこの時は唯一マスクドフォームのみで戦っている。やり方は敵の動きを見極め、カブトクナイガンで追い詰めるという手法ではあるが……ここではそのマスクドフォームがかなり活かされているので興味があれば、再度確認してみて欲しい。
次にマスクドフォームが活躍する場面は初めてプットオンを使った橋の上で戦った麗菜vsザビー・ドレイクである。ちなみにプットオンとはライダーフォームからマスクドフォームに戻るに使われる単語である……ここではライダーフォームで戦っても全く歯が立たない為、仕方なく防御形態のマスクドフォームに戻し再び挑んでいる。その時ゼクターから「プットオン!」という音声が鳴り、攻撃をしたがあえなく負けている(ちなみに玩具ではプットオンという音声はカブト・ガタックしか搭載されていない)
そして次は第24話の神代vs天道の決着戦。ここでは神代が色々と対戦を申し込むがあえなく敗退したため、ブチ切れてサソードに変身してトドメを刺そうするがカブトの機転により腕だけのマスクドフォームで防がれた。
この話で、マスクドフォームは全身だけでは無く、部分防御も出来るということがわかった。 そして最後は岬を守る為にサソードがマスクドフォームで守ったシーン。ここでは全力で岬を庇い、敵から背中を受けまくるという痛々しいシーンであるが……マスクドフォームがいかに防御に適しているかわかるという貴重な場面である。
以下のような場面でマスクドフォームは活躍しているがやはり他はライダーフォームで動いているので全くといって良いほど大活躍はしていないだろう。だがしかし各場面からマスクドフォームはかなり防御面に生かしていることが見て取れるだろう。
一応各ライダーのフォームにはマスクドにしがない特徴的な性能があるのだが……こういうのをもっと上手く活用していたら仮面ライダーカブトがもっと面白くなるかもしれない……では結論に移ろう。
結論
・マスクドフォームは各場面で防御面として活躍している。更にプットオンは全身だけで無く、部分変身も可能なためかなり使い勝手が良い優れたフォームである。但し劇中の敵がクロックアップを保持していたり、ライダーフォームの方が動きやすい為次第に使われなくなった。結果的に上手く両方のフォームを活用することにより意味が生まれてくるだろう……
以上で今回の講座を閉講する。