結局、門矢士は何者なのか?(ディケイド編)
一応門矢士は自らを破壊者と名乗ってはいるが……実際はどうなのだろうか?ということで今回は上記の議題について書いていこうと思う。ではまず士の紹介を載せていくとしよう……
・門矢士・
年齢二十歳。自分の名前以外は一切覚えていない記憶喪失の青年である。これまでの経緯は全く謎であるがふらりと光夏海の住む町に来て、そのまま夏海の家にある光写真館に居座っている。性格はかなり自信家な俺様系で、誰と接しても尊大な態度で話す。天道総司によく似ているような気がするが気にしてはいけない……ちなみにクレジットカードは一切作らない主義である。
上記のプロフィールはTV仕様となっている。このプロフィールを見てもイマイチ彼が何者か分からないだろう。では映画で公開していた「劇場版仮面ライダーディケイドオールライダー対大ショッカー」の士では正体がかなり明らかになり大ショッカーの首領であることが判明する。さらに世界がライダーの力で引き寄せあい、消滅の危機に瀕死と知ったためライダー討伐の旅へ出たが途中で記憶とベルトを失ったということも明らかになった。家族は両親共に亡くなっている為、妹の門矢小夜しか居ないが住んでいる家が広い屋敷なのでかなり裕福だったのではないだろうか?
以上のように「劇場版仮面ライダーディケイドオールライダー対大ショッカー」の門矢士の細かな人物像詳しく描かれている。但しこの映画の時系列としてはディケイドの29話と30話の中間に当たるものの色々と矛盾が発生している為、パラレル的な扱いとなっている。
では最後に小説ディケイドの士の人物像を見ていこう。ここでの士は目的も無く、ただフラフラと雑誌広告用の写真を撮っては小銭を稼ぐという単調な日々を過ごす普通の青年門矢士は、ある日光写真館という場所に寄り今いる世界とは似て非なる並行世界へ行く手段を知る。ここからはTV版の仮面ライダーディケイドと同じような感じで進んでいくが、この門矢士は両親が健在であり(但し妹が居るのかは不明)仕事の都合上で海外に住んでおり、高校2年の頃から一人暮らしをしているというかなり一般人の描写で表されている。
さらに性格はかなり自信家な俺様系というのは変わらないものの所々でネガティブな言葉が出るためある意味人間らしいと言えるだろう。
ということで上記の文章をまとめるとTV版では世界の破壊者、劇場版ではショッカーの大首領、小説版ではただの一般人であるということがわかったが結局の所、門矢士という人物は他の仮面ライダーの主人公とは違い人物像がハッキリと定まらないということがわかった。彼の人物像を解明できる日は一体いつの日になるのやら……今後(もしかしたら出るかもしれない)20周年のディケイドに期待しておこう。ではそろそろ結論に移ろう。
結論
・門矢士の人物像は作品によってバラバラであり不明である 余談だが私として小説版の方がしっくりときたのでリメイクとかあれば(無いと思うが)こちらを映像媒体として放送して欲しいものだ。では今回はこれにて閉講する。