平成仮面ライダーの主人公は何故ことごとくニート・フリーターなのか?
今回の講座は上記について。ただこんな話題どう考えても数百文字で終わりそうだが、あえて書くことにしよう。
では、まず平成仮面ライダー職歴一覧表をずらっと書こう。
五代雄介:冒険家
津上翔一:家事手伝い
木戸真司:OREジャーナルの記者
乾巧:クリーニング屋でアルバイト
剣崎一真:BOARDの一員→ただし一話で崩壊するため無職
響鬼:猛士関東支部所属(お金は偉いさんから頂いている可能性あり)
天道総司:ニート。お金は恐らく祖母の資産を使っている可能性有り
野上良太郎:カフェでバイト
紅渡:バイオリン調整屋(ただし劇中では殆ど仕事をしている描写が無いため儲かっているのか不明)
門矢士:写真館でバイト
左翔太郎:探偵屋。話の中で沢山の依頼主と出会っているためかなり儲かっている可能性有り
火野映司:旅人
如月玄太郎:学生
操真晴人:ニート
葛葉紘太:パフェ屋でバイト→色々あってバイトを超える神になる
泊進ノ助:警察で階級は巡査(警察階級では一番下)後にワンランク上の巡査部長になる。恐らく平成仮面ライダーの中では唯一の正社員
天空寺タケル:住職?
以上長く書いたがこれが平成仮面ライダーの職歴だ。やはりニート・フリーターは八割占める結果となった。何故こうなったのか?では皆さん、どこかの正社員となって想像して頂きたい。例えばの話、ここが…謎の怪物が居る世界だとしよう。あなたは有名企業の工場でフルタイム(朝八時から夕方五時)で働いているとする。お気づきだろうか?そう、こんな所で閉じこもっている時点で出会えないのである。外回りの仕事なら運良く出会える可能性があるかもしれないが……それでもやはり出会うのはかなり難しいのである。さらに正社員の立場はアルバイトと違って責任も多いことから安易に仕事を早退するのは必然的に無理である。そうなると番組としても盛り上がらないのである。そこで登場するのが上記の職歴が八割並ぶニート・フリーターである。
ニートだと24時間ずっと社会的な支配を受けてない為、自分から物語を動かしていくことが出来る。つまる所悲しいことに自由があるほど自身の身を縛られずに動かすことが出来るのである。
一方のアルバイトではどうか?実は主人公が働いている所はほぼ友人や良き理解者の下で働いているのである。例で言うと津上、乾、野上、門矢、火野、葛葉がこの例に当てはまるだろう。つまり赤の他人の下で働いている主人公はほぼ居ないのである。その証拠に怪物に襲われている。 敬太郎が良い例だろう。その他沢山居るが……そろそろ書くことが無くなってきたので結論に入ろう。
結論
・正社員の場合、フルタイムで拘束されるので途中で敵が出た場合対処するのが極めて厳しい。そうなると制作サイドも物語が作りにくい。 ・フリーター・ニートだと何にも縛られないので物語が作りやすい。結果的に制作サイドもこちらを採用する他無い。
以上が結論となる。但し去年にやっていたドライブは警察をやりながら怪物と戦っていたので、もしかしたら組織系の主人公だとフリーター・ニートは防げるかもしれない……悪魔でも可能性の話だが……では今回はこれにて閉講する。