ファイズブラスターの性能と描写について
今回は上記の議題で進めていこうと思う。
ファイズブラスターとは仮面ライダーファイズの最強フォームであり、灰化を更に促進させるという極めて危ないデメリットが付いた最強フォームである。
ではまずは、スペックを見ていこう。
身長:186cm
体重:94kg
パンチ力:約4t
キック力:約8t
跳躍力:一跳び55m
見た目は基本形態とあまり変わらず、銀のボディに赤のフォトンストリームが行き渡る身体になる。変身方法はトランクボックス型ジェネレーター・ファイズブラスターを使い、ファイズフォンをセットしてコンソールボタンの所にファイズの変身番号の555を入れ、エンターを押すことによって衛星に情報が受信され最強形態に変貌するという形式である。またファイズブラスターにあらかじめ555を押しファイズフォンを挿入することにより直接変身も可能である。
性能はこれまでの基本形態よりも大きく跳ね上がり、殆どのオルフェノクを無傷で倒すことが可能である。劇中ではオルフェノクの王であるアークオルフェノクを倒した。
そしてトランクボックス型ファイズブラスターは最強形態の変身道具だけでは無く、コードを入力することによって武器としても扱うことが出来る。以下は劇中でブラスターが実際に使ったコードである。説明とも添えて紹介していこう。
・5246:「ファイズブラスターテイクオフ」の音声とともに飛行することが可能になる。劇中では40話と45話のみ……
・5214:「ファイズブラスターディスチャージ」の音声が鳴りPFFを展開しエネルギー砲であるブラッディキャノンを放つ。劇中では40話と映画のみ……
・103:「ブラスターモード」の音声が鳴り、ファイズブラスターをフォトンバスターモードに変形させる。その後放つことで並のオルフェノクなら一発で粉砕することが出来る。なお弾丸は最大300発溜めることが出来るがエクシードチャージでしか放ったことが無いため未使用である。劇中では45話(ただし木場のせいで中止)と最終話と映画で使用した。
・143:「ブレイドモード」の音声が発せられた後、ファイズブラスターをフォトンブレイカーモードに変形させ先端から刃が伸びる。威力はかなり強大で、そこら辺に何故か置いてある電車を切断するほど……ただしCGがイマイチな為あまり強大さが伝わりづらかった。劇中では40話と最終話で使用した。
・5532:「ファイズポインターエクシードチャージ」の音声がなりクリムゾンスマッシュよりも倍の威力を誇った超強化クリムゾンスマッシュを放つことが出来る。事前にポインターを付ける必要がある。劇中では映画のオーガ戦で使用した。
以上が実際使ったコマンドとなる。上記のことから分かることはとにかく活躍が少ないことである。それもごもっともで映画を合わせても5回しか出ていないのである。活躍なんて出来る筈も無いのである。では性能面はこれくらいにして、最後に描写について語っていこう……
ファイズブラスターの初出は39話で啓太郎が宅配便から送られたダンボール箱を開けたことから始まる。物語は中盤に差し掛かり澤田の発言で流星塾の同窓会の日に襲った真犯人はドラゴンオルフェノクである北崎と判明した途端草加はBARに行き、北崎に仇討ちを開始するも仲間であるオクラオルフェノクとドラゴンオルフェノクのに苦戦することとなる。ちなみにこの時点で戦いの場は貨物車置き場に移行する……俗に言う井上ワa
草加が苦戦している中、真里や里奈が現場に到着し変身道具を手にしそれぞれのコードを押す。無論真里はエラーで弾き飛ばされる。
一方の里奈はデルタに変身するもオクラオルフェノクとドラゴンオルフェノクに一発ずつやられあえなく変身を解除させられる。この時主人公である乾巧は貨物車に隠れ様子を伺っていた(何、こそこそしているだよ!とか言ってはいけない)。
そして状況は最悪の方向に向かい真里や里奈が大ピンチとなる。覚悟を決めファイズギアを装着しファイズに変身する乾巧。ドラゴンオルフェノクに立ち向かうも苦戦するファイズ。そんな中真里がある物を渡す……そうそれこそ最強アイテムであるトランスボックス型であるファイズブラスターである。
真里に言われた通りファイズブラスターにファイズフォンを差し込み555を入力しエンターを押す乾巧。すると衛生上から新たな力が送られスーツが別の物に変貌する。
その後40話にてテイクオフとブラッディキャノンとブレイドモードを使い軽々とオルフェノクを撃破することになったのである。ただし乾巧はまだこの時、色々迷いがあるのでファイズギアを真里に渡し逃走した……ということもあったが必死の説得により現場に復帰し、今度こそ人間としてファイズとしてオルフェノクに立ち向かうのであった。
その後のファイズブラスターの活躍はかなり地味である。というのもこれ以降全く出番が無いからだ。そんな中ようやく待ちに待った45話のブラスターは相手を倒せず引き分けになりあまつさえアクセルで倒してしまうという前代未聞の事態を生み出す。
そしてそのまま出番は来ず最終話となり木場に一回、オルフェノクの王に一回と使いブラスターをぶん投げて活躍を終えてしまった。
TVで四回しか扱わずファイズブラスターの機能をフルに使わないという総合的に見ても未だかつて無い最強フォームであった。もはや玩具を売る気が無いに等しい。一応灰化が更に進み、死ぬスピードが早くなるというデメリットがあるが恐らく私の考えでは巧自身がブラスターを持ってくるのが苦痛というのが答えだろう(劇中から乾巧は面倒臭がりなタイプであると断定したため )。
なお、設定上ではアクセルブラスターもあるが……どう考えても死亡コースまっしぐらなので乾巧は当然使わなかった。では、そろそろ結論に移ろう。
結論
・ファイズブラスターの実力は相当な物でほぼ負け描写が無いが劇中で出たのは映画含めて五回のみである。
以上である。なおTV版のブラスターの描写に満足出来なかった方は是非とも映画版をオススメする。ストーリーは勿論のこと最強フォームのブラスターの見せ場は僅かではあるがど派手過ぎる超強化クリムゾンスマッシュやブラスターモードによる巨大化け物瞬殺処刑など見所がたくさんあるので興味のある方はどうぞ。
では今回はこれにて閉講する。