クウガアルティメットの性能と描写について
今回は上記の議題で進めていこうと思う。
クウガアルティメットはクウガの最強形態で、唯一平成ライダーの中でパンチ力とキック力が高いと言われている最強候補に入るライダーである。スペックを載せていこう。
身長:202cm
体重:150kg
パンチ力:約80t
キック力:約100t
跳躍力:一跳び90m
見た目はほぼ黒色で、とても平和を守るライダーとは思えない色をしている。では何故こんな色なのか?
実はクウガのアルティメットは本来あってはならないものとされているからだ。古代文字には「聖なる泉渇れ果てし時凄まじき戦士雷の如く出で太陽は闇に葬られん」と記載されていることが明らかになっている。この意味は「清らかな心を捨て去った時、アルティメットフォームが雷のように突如現れ、太陽のように晴れやかな人だった戦士クウガは究極の闇と同じ悪の存在へと堕ちてしまう」ということで全文から察するに闇のフォームであることがわかる。同じ悪というのは恐らくダグバだと思われるのでクウガも最悪の場合、街を破壊する怪物となっていただろう……それ程危険なフォームなのである。特筆すべき性能は余り無いが、あるとすれば超自然発火能力だろう。
この能力は強く念じるだけでその対象物を発火させることが可能な必中技でありさらにガード不可という有り得ない能力を誇っている。恐らくダグバ以外ならあっという間に戦闘が終わっただろう……
性能面はこれぐらいにして、次に描写について語っていくとしよう。
クウガアルティメットが出たのは実質48話のみだが、実は35話のゴ・ジャラジ・ダ戦でこっそりと出ている。余りにも容赦ない殺し方に初めて五代が切れて本気の戦いをした時、幻影として五代の頭の中で警告してきたのである。そしてそれから13話が経ちようやくアルティメットが登場した。
本来アルティメットは五代にとっては出さないつもりでいたがダグバの絶対的な力に為すすべもなくやむなく使うことになるのである。決戦は長野県・九郎ヶ岳遺跡……この場所が選ばれたのはダグバがクウガに封印された地であり同時に復活した場所であるからだ。
五代は一緒に来てくれた一条に自分が暴走したらアークルを潰してくれと指示をする。そして最後の究極の変身をする。黒い身体に四本角……禁断の力、アルティメットがついに姿を現す。
そしてダグバの下へ向かい、吹雪の中殴り合いが始まるのである。最初は超自然発火能力をダグバに向けて使ったが決着が付かず、殴り合いに移行……パンチを2~3発、キックを1発入れ込みその後ダグバにアークルを壊されたため登場シーンを含めて二分経たずで終了してしまう。
あまりにも呆気なくアルティメットの出番がフルに活躍されないまま終わってしまったが、三万人を殺した最強の怪物、ン・ダグバ・ゼバを倒せているのだから良しとしよう。
余談であるが五代がアルティメットを出した時、赤目になった。この赤目…… 実は本来はアルティメットの目は黒目になのである。この黒目は闇に呑まれた証であるのだが、五代は正義の心を最後まで持ち、赤目となれたのだ。赤目になれたのは強く優しい心をずっと忘れないで戦ってきた五代雄介だからこそ、出来たのであろう……
では、そろそろ結論に移ろう。
結論
・超自然発火能力を持ち絶対必中の究極技を持つ。
・出番は二分とかなり短いがそれを補う迫力ある戦いを披露している。
・アルティメットは本来の究極の闇として危険な力であった。
では、これにて閉講する。




