何故最近のライダーは鬱展開が無いのか?
私が一番応えたのが鏡の中に閉じ込められた佐野だったりする……
今回は上記の議題で進めていこうと思う。最近は鬱展開が見事なまでに無い。鬱展開は平成ではクウガから始まったがディケイド以降その描写は一切無くなった。ここではまず私が見た作品で思う鬱展開を書いていく……クウガでは48話の殴り合いが中々に酷かった。ラスボスと必死に殴り合い殺し合う姿は燃え上がるというより恐怖が湧いた。とはいえ最終回の49話は清々しく終わったのだが……他にも槍に刺されてそれを苦しみながら抜き取るシーンなど数え切れないくらいの鬱シーンがあった。
龍騎ではボルキャンサーが須藤を喰うシーンがかなりおぞましかった。他にも最初の文章に書いた通り佐野が鏡に閉じ込められて消滅するシーンがあった。あれは自業自得とはいえかなり悲惨な終わり方であった。
ファイズでは映画の方になるが、海堂がエラスモテリウムオルフェノクに喰われるシーンが衝撃だった。ドラマ版はあまり無かったが流星塾のあのシーンは少々酷いと感じた。
ブレイドは鬱展開があまり見られなかったが最後の剣崎と始のあのシーンは後味が悪かった。ああいう終わり方をされると泣いてしまうではないか……
カブトはあるライダーの死亡シーンが目に焼き付いた。本当に悲し過ぎる。一方のライダーの殺し方は雑すぎたが……以上が鬱シーンの一部の内容となる。特にクウガはかなり鬱シーンが多かった。リアルを追求した結果かもしれないが……
そろそろ、これらを踏まえた点で議題を追求していくとしよう。
では鬱展開が何故無くなっていったのか?それは子供に受けないからである。結局子供に受けなければ玩具も売れず視聴率も取れないので、鬱展開をするより楽しいコメディ展開にした方が玩具も売れ視聴率が取れるからである。現に二期ライダーの方が売上が良いのである。それともう一つ事情がある。それはBPOの苦情、実体は青少年委員会を統括する組織で某アニメに出てくる黒の組織並みに厄介な存在であるが……その為近年のライダーの脚本に鬱展開が盛り込みにくい所がある……
以上が考えられる点である。それとここからは私の個人的な意見であるがあの特色的なライダーにシリアスな話が合うのか?と思っている。仮にウィザードとかでシリアスな人殺しシーンを実装されてもベルトのあの騒々しい音で興醒めするだけである。そして次回作のエグゼイドもシリアスな作風は絶対合わないだろう……あの姿と音声でされても我々視聴者は戸惑うだけである。では結論に移ろう…… 結論
・子供に受けないと玩具が売れないから ・視聴層を子供や親に変えたため
・デザインがデザインなだけにシリアスな展開が盛り込みにくい。 以上が結論となる。我々の求めるリアルなドラマは朝では恐らく一生見られないだろう……だが解決策がある。それは深夜に放送しているアマゾンズである。 今後も朝・深夜と別々のライダーを放送することで子供や大人の人気コンテンツとなるだろう……しかしながら、アマゾンズが終わると次の深夜ライダーの予定は無いらしいので上記の解決策は破綻するだろう……となるとリアルなドラマが見たいと思う我々は一体どうすれば良いのか?簡単である……我々が良かったと思う一期ライダーをもう一度視聴すれば良いのである。
この頃のライダーはまだ格好良かったな……と
現実逃避っぽいがこれが一番の解決策である。それもこれも全て最近の二期ライダーデザインが予想の斜め上を行き過ぎているからである。いや、もはや理解不能の領域に達しているのかもしれない……
不満を散々漏らした所で今回は閉講する。