「自由な世界」への旅立ちー5
6話目とーこーです。投稿するの忘れてていつもより遅い時間になってしまいました。すみません。
ステータスの確認も終わったし、あとはやることがないな。よし、ログアウトしよう。ログアウトするためにメニューを開き、ログアウトボタンを押す。すると俺の体は光に包まれた。
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夕飯の時。やけにそわそわしながら弁当を食べる葵。明日サービス開始だからかなりたのしみなんだろう。なんて考えていると葵が話しかけてきた。
「兄さん。種族とかジョブとか何にしたの?」
「俺?種族は半神≪ハーフゴッド≫とかって奴でランダム押したらなった。で、ジョブは戦執事。これもランダムでなった」
ん?聞かれたから説明したんだけど、葵が反応しない。どうしたんだろう?
「おい、どうしたんだ?なんでフリーズしてるんだ?」
「おい、どうしたんだ?じゃないよ!知ってる?半神≪ハーフゴッド≫っていうのはね、超激レア種族の一つ、神族≪ゴッド≫の初期種族なんだよ!」
「お、おう。超激レア種族っていうのはわかったから取り敢えず落ち着け」
ランダムで当ててしまった半神≪ハーフゴッド≫ってのは超激レア種族なのか。あまりゲーム情報とか知らないからピンとこないが、取り敢えず凄いってことだな。
「 落ち着けないよ!超激レア種族だよ!超激レア!!これでスキルがユニークだったりしたら発狂するよ!っていうことで、スキルは何が出たの!?まさか、ユニークだったりしないよね?」
「多分ユニーク?とやらじゃないぞ。なんかフツーの名前だったしな」
「取り敢えず、スキルを言って。兄さんに拒否権はないよ」
「拒否権はないって・・・・・。まあ、いいや。説明するぞ。≪基本刀術≫、≪初級風魔法≫、≪魔力操作≫、≪基本格闘術≫。あと、≪弱毒耐性≫、≪弱身体強化魔法≫。あ、それと≪魔力固定≫だ」
「ふぅ、スキルにユニークはないよ、兄さん。兄さんの運はかなりいいからまさかスキルまでもユニークかと思って」
葵とか、俊とか、両親とかは俺の運がかなりいいって言ってるんだがそうなんだろうか?少し、クジとかに当たりやすいだけなんだがな。
「そうそう簡単にユニークスキルなんて当たるもんでもないさ。まあ、超激レア種族は当たったが。所で葵の種族は何になったんだ?」
「私?私は天使族≪エンジェル≫だよ」
「天使族≪エンジェル≫?それは基本種族の中になかったよな?確か」
「うん、レア種族だし」
・・・・・・・。葵も人のこと言えないよね。




