「自由な世界」への旅たちー1
二話目トーコー!!作者が調子に乗っているときは連日投稿します!!たぶん。
ーーー『 FREE LIFE STYLE ON−LINE』
通称FLOは世界で圧倒的なシェアを誇るゲームを数々と発売してきたラルドゲームズが新たに発売した新作のVRMMOである。「自由な世界」というのをコンセプトにβテストから注目を集めているらしい。
AIはラルドゲームズの研究機関が研究に研究を重ねて、現実の人間と変わらないようなレベルまで今では進化したらしい。
世界は大体中世風のファンタジー世界らしいのだが、「自由な世界」というコンセプトを掲げるだけあって魔法とかファンタジー系の物以外にもロボットや銃なども開発ができたりするらしい。魔法を極めるのもよし、科学を極めるのもよし、政治をするのもよし、ゲームのプレイの仕方は人それぞれ。
まあ、あまりゲームに興味がない俺はこの程度のことも知らず、友人の俊に教えてもらったのだが。何故ゲームに興味がない癖にFLOのことを俊に聞いたかというと、クジで当ててしまったのだ。FLOのソフトとハードであるラルドギアを。ゲームに興味がないから売ろうと思っていたんだが、俺の部屋に置いといたダンボールを俺の妹の葵が勝手に開けてしまって「なんでゲームに興味がない兄さんがFLOを持っているの!?」と問い詰められ説明したら「売るの!?兄さんバカなの!?」と説得されてしまってFLOをやることになった。だから友人でFLOをβテストからやっているゲーマーの俊に聞くことにしたのだ。
「ーーというわけだ。わかったか?祐介?」
「ん?ああごめん。聞いてなかった」
「はあ・・・・。全く、お前から聞いてきたんだからちゃんと聞けよ!」
こめかみにピクピクさせながら俺に怒鳴っているのは親友の永野俊。親友というより悪友かもしれない。
「いや、スマンスマン。まさか俺がVRMMOやることになるなんて思ってなくてな」
「ああ、お前はゲームに興味がないもんな。俺がいくら勧めてもゲームをしなかったしな。俺も祐介からVRMMOについての質問を受けるなんて考えもしなかったぜ」
「葵に押し切られてな・・・・。ん?そういや葵かなりFLOに詳しかったけど。なんでだ?」
「は?葵ちゃんはβテスターだぞ?もしかして教えられてないのか?」
「・・・・・・へ?」
「その様子だと知らないんだな・・・」
呆れたようにつぶやく俊を前にして俺は決意した。うん、帰ったら問い詰めよう、と。
改稿◇2015年7月23日11時20分頃
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通称FLOは
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