男の娘な執事と始まりの街ー10
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最後に格闘術。一つ目は≪刺突≫で≪刺突・弱≫の強化版。二つ目は≪突砲・弱≫。これは≪刺突≫とは違い鋭い突きではなく掌低だな。簡単に言うと。で、三つ目は≪突砲・弱≫の上位互換である≪突砲≫。四つ目は≪二連突・刺≫で、≪刺突≫を同時に二つ片手で放つアーツだ。で、ハイテンションで行ったスライムand狼狩りの経験値で上がったLevelとかを確認し終わったしそろそろログアウトするか。結構長い時間ログインしていたしな。俺はすぐに宿屋に向かって個室のなかでログアウトした。
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「うーん。ログアウトとログインは何回しても慣れないな」
ログアウトとログインの感覚は結構独特でなかなか慣れない。まあ、そんなことはどうでもいいや。そういや葵に質問したいことがあったな。俊でも良いんだけどもう外も暗いしな。さてさて、聞きに行くか。と、いうわけで、俺はドアに手をかけて自分自身の部屋から出ようとしたんだが。
ーーーダダダダダダダダッ!バタン!
「ぐへぇ!!」
「ねえねえ!兄さん、兄さん!兄さんが雑談掲示板で話題になってるよ!見た!?」
「あ、葵・・・・・。ドアはゆっくり開けような・・・・・・・・」
「あ、兄さん。ごめん。で、そんなことは置いといて。兄さんが雑談掲示板に載ってるんだよ!知ってる?」
「む?掲示板?なんだそれは?」
「え!?兄さん掲示板も知らないの!?ゲームとかやらなくても掲示板ぐらい知ってるんじゃないの?普通?」
「そうなのか?まあ、そんなことはどうでも良いから掲示板について教えてくれないか?」
「んーとね、掲示板っていうのはBBSっても言うんだけど、記事を書き込んだり、閲覧したり、コメントを書き込んだりするやつだね。ちなみにコメントはレスっても言うらしいよ。で、FREE LIFE STYLE ON-LINEの中で掲示板を見るためにはメニューを開いて掲示板の項目をタップすればいいんだよ。メニューを開いたときに見つけなかった?掲示板の項目」
「あー。確かにあったかもしれない。で、掲示板で俺が載ってるっていうのはどういうことだ?」
「なんかね、銀髪美少女執事が居た!って誰かが書き込んでた。それでかなり盛り上がってたよ」
「ふーん。見てみたいが、俺は今日はログインしないからな。後で見てみるか。でも、普通に狩ってただけなんだけどな。そんなんで話題になるのか?」
「なるんだよ。だって兄さん美少女に見えるし。男だけど。このゲームはあまりアバターが弄れないからゲーム内で美人な人は現実でも美人って思われるからね。だからちょっとした行動でもかなり目立つよ」




