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異世界で恋に落ちました  作者: 藤野
第二話
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第1話

 目が覚めたら、私は天蓋(てんがい)付きベッドで寝てました。


 え、なにこれどゆこと?どこよここ。


 なんでか体が動かないから首だけ動かして周りを見る。首も筋肉痛が辛いけど動くなら問題ない!……多分。


 とりあえず、私のがいるのはなんか無駄に広い部屋。無駄って何、って思うかもしれないけど、本当に無駄に広い。


 まず、私が今いるベッド。天蓋付きってだけでも驚けるのに、しかもでかい。私どころかお相撲さんが2、3人余裕で寝転べるよ。でかすぎ。


 で、部屋。そんな巨大なベッドがあるにもかかわらずフリースペースたっぷりある。

 家具が少ないわけでもなくで、まず社長室とかにありそうな重厚感溢れる執務卓と、それにみあった立派な椅子がある。リクライニングじゃないやつだから疲れやすそう。


 執務卓の後ろは床から天井までガラス張りで、たぶん窓。ガラス越しにガーデンテーブルが見えるから、バルコニーもあるみたい。

 直射日光が当たらないように工夫された配置で、背の高くて幅の広い本棚がずらりと並んでて、棚は全部分厚い本で埋まってる。本の装丁も豪華。遠いし文字が細かくて読めないけど、それが金字っていうのはわかるから。


 それから、執務卓の前には脚とかに彫物がしてある来客用のテーブルと、それを挟んでソファーが2本。その下には深紅の高級そうな絨毯(じゅうたん)が敷かれてる。



 結論、なんか金持ちの部屋っぽい。



 え、ここ本当にどこ。なんで私こんなとこいるの?逃げたい逃げよう動け私の体!


 とりあえず出よう、ここ出よう。

 首の筋肉痛からもしかして、と思って踏ん張ってみたら、痛いけど、めちゃくちゃ痛いけど、なんとか動いた。腕一本浮かせるのがこんなに辛く感じたのは初めてだ。これじゃあ立ってられないだろうな。


 なんでこんなことになってるんだろ?なんて記憶吹っ飛んだフリはしない。

 夢落ち期待してたけどやっぱり現実なんですね、トホホ……。

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