戦いの始まり 10話
「もう一度聞くわ。なんであなたがここにいるの?」
どうしよう?ん〜、そうだね〜、ん〜、爺さんに言うのもありだけどとりあえず、理事長締めたいからとっとと終わらせたいし、戦力にもならない奴に言ったところで何にも変わらないしな〜。ん〜、本当どうしよう?
「・・・・最後にもう一度問うわ。なんであなたがここにいるの?」
「ん〜、説明しろと言われましてもね〜正直クソ雑魚に言えることなんてほとんど無いはずなんですが、お前一応あの人の孫だし、”予言の者”かもしれないから、本当悩むわ。」
「なんであなたがお爺様のことを知っているのかは知らないけど、さっさと言いなさい!」
「ん〜、じゃあ今日の夜7時に爺さんと一緒に居ていれば説明するよ。長い話になるし、今後処理の方に集中したいし、・・・・・・・・・・・理事長締めたいし。」
「・・・・まあ、わかったわ。」
最後の一言はどうやら聞こえなかったらしい。
これで一応今は大丈夫かな?
ちなみに校舎は幻影で作ってあるから、パッと見は本物と相違ないからわかんない。
後は主が今来ないことを祈るしか無いんだけど、無駄だろうな…
そろそろきそうだし…
ああ、もう来るな。
「お〜、これだこれだ〜はよ持って帰って研究研究っと。」
「誰っ?・・・・ってあれっ?えっ?なんで?貝田君はここに?えっ?偽物⁈ならっ!」
会長が驚きつつも主に斬りかかる。
しかし、主が受け止める。
「なんだなんだ?式神説明を求めるぞ〜。あの爺さんの孫娘がなんで斬りかかってくるんだ?」
「主よ。せめて、学校生活に少し興味を持ってください。」
「あの環境知っててそれ言うか?無理だろ。少なくとも常人だったらとうの昔に過労死か精神が壊れるようなことやってんだぞ?学校生活なんてヌルい事わざわざ覚えとれるかよ。」
「いってみただけですよ。主の事だいぶ見てるとどれだけ忙しいかわかりますし。」
仕方ないので主に見つかるまでの経緯を説明する。
「あ〜、久々に学校行ったら面白そうなことやるなと思ったら昔からやってたんだな〜。興味ないってよりか、程度が低すぎて見る気も無かったからお前に任せたんだしな〜。」
「まあ、事情はわかりました。貴方が本物の貝田君なのですね?」
「まあ、そうだね。説明はさっき式神の方がしたはずだから、俺は喋る気今はない。」
まあ、後ででいいだろ!