戦いの始まり 4話
「イテテ、まだ全身が痛むよう。」
「自分のせいだろ?」
「まあね。」
「んじゃ、学校に戻るか。」
そして、その日試合を放棄して、学校を無断で抜け出したので、3日間の停学処分を受けた。
〜3日後〜
「おお〜なんか久々に学校に来た気がする。」
「土日も挟んでたからな〜」
「後でノート見してね。」
「了解了解。」
雑談をかわしながら教室に入ると、自分の机に会長が座ってた。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「よし、帰るか。」
「その反応はわかるが帰るな。」
「そうだよ。榊原くんの言う通り学校に来たのだから授業を受けてからかえるのが普通だよ。」
「じゃあ何のようですか?早く席で寝たいので要点だけ説明してとっとと自分のクラスに戻ってください。」
「仮にも会長だぞ貝田⁈扱いが相当ぞんざいな気がするが?」
「俺の大切な睡眠時間を奪う奴は大抵うざったい奴と相場が決まってるからいいんだ!」
「「オイッ!」」
「君も仮にもとは酷いんじゃないですか?実力は一応この学校で1位のはずなのよ?」
「一応って言ってるってことは、貝田に負けるかもとは思ったのですな。」
「んで、再戦をしたいと?」
「はい。そう『やだ。めんどい。断る。』」
「セリフを被らせないで!しかも、そんなに嫌なの⁈」
「疲れてるから却下で。」
「そいつは無理な話だな。」
そう言うと誰かが入ってきた。
「風紀委員長?」
「出たな!会長連れて自分のクラスに戻って二度と俺に厄介事を持ってくるな!塩まくぞ!塩を。」
「あの私何か悪いことした?一回でも戦ったことのある人にその態度はひどくない?」
「全くだ。とっとと謝れ貝田。そして謝った後死ぬが良い。」
「謝る気も死ぬ気も今は無い!」
「とりあえず、話を進めたいんですけど。」
ようはあのトーナメント決勝をもう一度やりたいと抜かしやがった。
絶対ヤダ。と答えたところ、会長権限と風紀委員の権限を行使され、強制てきにせざるを得なくなった。
具体的な日にちは明後日水曜日に行うという。しかし、全校生徒は集めず本人と先生を数名しか入れないという内容だった。
例え明後日学校を休むもといサボったとしても、また来たその日に試合が行われるという。
正直な感想としては、学校明日のうちに全部の施設が壊れろと念じるしか無い。
自分が力をだしたら確実に壊せる自信はあるが、魔力がまず勿体無いのと、そんなことのために使ったとバレたらクリが怖い。
渋々本当に渋々承諾した。
「ようやく、朝寝ができるぜ!」
キンコーン カンコーン
「チクショーーーーーーー!!!!!!!!」
学校に俺の絶叫が響き渡った。