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戦いの始まり 3話

”世界武器辞典”はまだ編纂途中の魔法書だ。世界のありとあらゆる種類の武器が書かれている。

鈍器から神器まで全てだ。

しかしながら、銃器の類は毎年毎年新しいものが作られたり、神器の場合は神話自体が古すぎて解読しにくかったり、そもそも滅ぼされており、口伝もされてなかったりととにかく探すのにも大変なのに、俺らが戦う相手を確実に殺す威力にするために相当な魔力を使うので、1日に一つの武器が作れたらいいというようなとんでもなくコストがかかる魔法書なのです。

まあ役に立つので構わないんだが。

下手な弱い武器より遥かに殺傷力があるし、複数の武器を召喚できるし、召喚のために使う魔力もあまりかからないし、魔力やテレズマが続けば銃器は弾薬無限だし、リボルバー式の場合コッキングはいるが、リロードいらなくなるので、相当楽、そして、その弾自体もある程度のホーミングがつくので、こういうことになる。








「デザートイーグルとウージーの乱れ打ちだー!」



ご覧のとおりです。




「ヒャッハー!筋力増強魔法で反動もほとんどこないゼー!」


見事なキャラ変わりが見られます。

見たところ相当ストレスが溜まってるのでしょう。


「当たり前だー!この前ローマ法王から書類頼まれるわイギリス王室からは騎士団の書類と訓練頼まれるわ挙句の果てに傭兵団の応援来いと呼ばれるわで、しかもロハで。さらにその書類がとんでもなく多い癖に1週間で提出だと⁈まる3日寝れんかったわ!」


まさに憤怒の形相になってます。ようは何処かのブラック企業の飲食店でもバイト代は出るのにそれすらも無く、1週間働き詰めてか〜ら〜の〜自衛隊の訓練より厳しい

訓練です。教官ではないし隊長達も同じ訓練ですが森に一ヶ月サバイバル生活です。その後魔法訓練です。

はっきり言って、常人ならもう軽く2、3回は死んでるレベルです。

しかも、その2日後にあの生温い学校のトーナメントでした。

人を殺さないようにかなり調節してから挑んでいたので、ストレスがたまらない訳がない。


「貝田〜もっとこっちのも〜」

「ゥオリャー!死ねー!このファ○キン共がー!死に晒しやがれー!今日の唯一の楽しみの昼寝の恨み思いしれー!邪竜ごときがしゃしゃり出てくんじゃねー!」

「貝田〜ついでに邪竜殺しといて〜」

「クマーお前が殺れー!さりげなく押し付けようとすんなー!」

「チッ、気づいたか!」


パラ、ダンッ、パラ、ダンッ、パラ


「こっち打つなー!あたるところだったろーが!」

「当たり前だ!狙ったからな!」

「くだらない事やってないでとっとと2人共行けー!」

「「はい!」」


クリに怒られてとっとと倒しに行く俺とクマ、本気で怒ると本当に怖いので早く倒したい。





「やっぱこいつやだー!」

「ふぇーん!透明化なんて聞いてないよー!」


邪竜はやっぱりウザいことこの上ないでございます。


「ああーもうっ!クマ合わせるぞ!」

「了解。」


クマを中心に莫大な量の水が流れ始める。それを俺が闇でまとめて、中に幾千本の闇と水の槍を作り、そして打ち出す。


「「お願いだからこれで死んでくれないですかねぇ。」」


2人の懇願ののちにそれが邪竜に向かって飛び出すと、まとめている闇を後ろから圧縮させ、前方を脆くさせて、圧力によって、たくさんの数の槍が飛び出した。


そして、邪竜に刺さってもまた破裂して、中から槍が飛び出すということを繰り返すと、ようやく邪竜は倒れた。


「邪竜剥ぐの後かな〜?」

ドキドキ

「後にしなさい。いくらでもその素材あげるから。」

「わ〜い、クマとクリが了承してくれたぞ〜これで研究が進む。」



〜1分後〜



「よし、後は穴だけだー!」

「あっ、クリ!剣の柄の真ん中辺りにボタンがあるイメージしてそれを押してー!」

「ん?まあ、わかったやってみるよ。」



教えた通りにクリがやると、剣も振ってないのに、穴が切り刻まれた。



「どういうこと?貝田。」

「簡単に言うと斬った敵のエネルギーを吸収して、そのエネルギーを剣撃にして放出した。」

「「「「「・・・・・・・」」」」」

「あれ?どうしたの?みんな黙って。」

「お前もっと早くそれを言えよ!!!」

「だって、邪竜に気を取られてて説明できなかったんだもん。ゴメンね。」



30人にボコボコにされました。



事前に報告するって大事なんだと身を以て経験しました。

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