日常の終わり 8話
うん、弱い‼︎
なんでこんなに弱いの?
2人は予選と同じ方法で勝てたし。
次の相手は、お〜副会長だ。
楽しましてくれるかな?
「それでは、準々決勝始め‼︎」
「ほう、やはり今回は降参しないのだな。この私が直々に潰してあげよう。」
うぜぇ。こいつこんなにうざいキャラなのか?
しかも観客の女子の黄色い声が余計にイラっとくる。
まぁ、まずは今までどうりのセオリーでやってみるか。
身体強化の魔法をかけて、アッパーを決めようと接近する。
その時自分の腹の近くに魔法が来た。
「くっ‼︎」
危ない危ない喰らうところだった。
「ほう、今のを避けるか。」
「今のはおそらく”魔弾の射手”だな。」
「よく、分かったな。そうだ”魔弾の射手”だ。」
昨日あの技でクリにボッコボコにされたな〜
なんかムカついてきたな。
よし、少し力だそう。
「お前にはこの技を見切れまい。」
ブチッ
「お前は今2つ間違いを犯した、1つは、”魔弾の射手”を使ったこと。もう1つは、この俺を侮ったこと。」
「ふん!間違いを犯したからどうだというのだ。」
「”魔弾の射手”」
それを唱えた瞬間フィールド上に数千万の魔弾が作られる。
「さあ、これが当たったら全身穴だらけだな。」
「バカな‼︎お前がこんな技使うなんて聞いてないぞ。」
「言ってもないし見せてもないからね。」
「くっ、こうなったら、この数を相殺して」
「出来ると思う?まだまだこれ少ない方だよ。ほらッ」
さらに魔弾が作られる。
「降参したら?すれば使わずに済むし。」
「わかった。降参だ。」
うんうん、潔いや。
なんか、いいやつかも。
「勝者、貝田‼︎」
終わった終わった。
とっとと帰ろ。
「待て‼︎なぜそんな実力があるのに今まで隠してた?」
「図書委員のままでいたかったからさ。」
「お前はそんなののために実力を隠してたのか。」
「そんなのとは酷いな。これでも副委員長だぞ。」
「そうか。まあいい。」
「んじゃね。」
「ああ。」
さてと明日は風紀委員長か。
あんまり女性傷つけたくないんだよな。どうしようか。