プロローグ1
長らく更新せずに申し訳ございませんでした。これからは定期的に更新いたしますので何卒よろしくお願いいたします。
「あー、二年かー。」とぼやく落ちこぼれが、新学期早々生徒会に呼ばれる。
「めんどいな〜。なんだろな〜。俺特に何もやってないけどな〜。まず、生徒会どこだっけ?」
と歩き回るとようやく見えてきた。ここまで約3分。
特に服装が乱れてないのを確認して、ノックして中に入る。
「失礼シマース。」
中を見回しても、まだ誰もいない。
「?早く来すぎた?それとも日にち間違えた?まあいいや。待ってよー」
携帯を取り出しお気に入りの書籍サイトを開き読んでると人が入ってきた。
「ん?あぁ、呼んでいた君か。そこらへんに座ってくれ。話がある。」
「分かりました〜。」
「で、話というのはなんですか?」
「ふむ。貝田俊一『不明』の持主でありながら成績は下の下。授業態度は最悪そして、試合ではいつも棄権か一回戦で『わざと』負けてると言われている。」
「あ、はい。間違ってないっすよ。」
「うん。君は何をしたいんだ?他の『不明』の持主は優秀なのに…。至極、残念だが学校をやめたいのか?」
うーん。どうしよう学校辞めたらマズイしなー(あいつに怒られるという意味で)
下手にやると退学喰らうだろうし。2、3割ぐらいなら出してもいいか聞いてみようかな〜。
「んー、どうすれば退学はまぬがれますかねー。」
「君がやれることをクリア出来れば今回は勘弁しよう。」
ようは授業態度とか直せってことだよな。でも、それめんどいんだよな〜。式神使えば別に間に合うんだけど、その代わり睡眠時間がさらに削られるのは勘弁して欲しいし。
よし、こうしよう!
「そしたら、次のトーナメントで優勝リーグ進んだら免除してください。」
みると、生徒会長は驚き呆れていた。
出来るんだけどなー。
「二言はないな?」
「無いです。」
当たり前だとは言わない。
「わかった。後悔しても無駄だからな。」
うん。
後悔するのはどっちかなって言いそうになったけど堪えた俺は偉いと思う。
この物語はフィクションです。登場人物や場所等は作者の想像の産物なので、実在しません。
ただ、会話内容は実際に作者とその友人達と交わした事のあるものが一部存在します。