表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/49

6話 それぞれの来国者

俺と江川は、雪国ホワイトの女王の使いの者に誘われて、ホワイト国とスフェル国の間に位置する遺跡へとワープした。


その遺跡の周りは雪山で、この遺跡はちょうど二つの国の国境にあった。


さらに驚いたことに、この遺跡はかつて天真と戦い合ったあの遺跡なのだ。


あの時、天真の言っていたとおりなら、この遺跡は天使と悪魔と深い関係を持った遺跡ということだ。


俺は天真との戦いを思い出しつつ、俺たちは遺跡の中のトンネルを歩き出した。



歩きながら、江川が使いの者に聞く。

「この遺跡しか、この国は黒い箱(ブラックボックス)はないのか?」

「はい、一般の国民が悪魔とあまり関係を持たぬように、先代女王が遺跡に一つ配置しました。それ以外の箱はすべて処分したと思います」


そう使いの者は答えると、遺跡の出口が見えてきた。


出口を抜けると、目の前にはとても上まで続く丘があった。


俺と江川はその天まで続きそうな丘を見上げていると、使いの者は俺たちに言う。


「この遺跡は雪山に囲まれているのです。この雪山を越えれば、ホワイト国ですよ」


「よし、行くぞ」


と俺は言い、俺たちは雪山を登り始めた。





一方、人間界の日本。


俺の住む街、平滝区の建物の屋上に二人の男がいた。


「この辺りか?悪魔武器の反応は」


とゼルは聞くと、黄色い短髪の男はレーダーのような機械を持って答える。

「悪魔武器の反応は近づいています。しかし、反応が二つある……」

「仲間を連れているのか」

とゼルは言うと、ゼルは屋上から地上にいる二人の少年を見下した。


「あいつらか?」


そうゼルは言うと、黄色い短髪の男は答える。


「いえ、違います。ですが悪魔の関係者です」

「なら、直接聞くとするか」


そうゼルは言うと、二人は建物の屋上から住宅街に飛び降り、二人の少年の目の前に飛び降りた。


「な……なんだ⁉」

「飛び降り自殺⁉」


二人の少年は飛び降りて来たゼルを見て混乱していた。

その少年は真司と朱希羅だった。


帰宅途中でたまたま会ったのだろう。

二人とも制服姿だった。


黄色い短髪の男も飛び降りてくると、ゼルは朱希羅と真司に聞いた。


「松田隼人を知っているか?知っているなら洗いざらい吐いてもらおう」


(隼人だと……⁉)


と真司は心の中で思うと、黄色い短髪の男はゼルに言う。

「ゼル様。こいつらが松田隼人の仲間だとしても、吐くことはないでしょう。ここでこいつらを殺してしまえば、松田隼人を誘き寄せるエサになるかもしれません」

「そうだな」

そうゼルは答えると、朱希羅と真司はそれぞれの悪魔武器を構えた。

「闘る気か⁉」

と真司は邪神の弓矢(デイモンアーチェリー)を構え、言うと、ゼルは黄色い短髪の男に言う。


「このガキども二人を相手にするには、一人で充分だ。下がっていろ、ガライ」

「その名前で呼ばれるのは、久々ですね」


と黄色の短髪の男、ガライは言うと、ゼルは朱希羅と真司に言う。


「さぁ、来い。すぐに消してやる」




朱希羅&真司VSゼル・フォナード!




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ