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バカな王子が嫌すぎる。  作者: 道野草花
5/10

飯がうまい。

「あーー!!!スカッとしたわ!!!もう最高!」

「はしたないです。」


 場所の中で、私は大きく伸びをした。清々しい気分だ。リリアンは呆れ返っている。


「デビルナ様、本当変わりましたよね。」

「目覚めたのよ。あんな人のどこが良かったのか本当謎だわ。」

「殿下は、確かに言葉が…いや、不敬ですよ。」


 リリアン、あなたも王子がバカだと気が付いていたのね。もう!記憶が戻る前の私に早く言ってよ!言ったところで受け入れなかったかもしれないけど…。


「あぁー!お腹すいたわ。今日のディナーも楽しみ。」


 飯がうまいとはこの事。私はディナーのことを考えると涎が止まらなかった。






 屋敷に到着してから夕食までの時間、私は自室で読書をして悠々自適に過ごす…はずだった。


「デビルナ!デビルナ!!出てきなさい!」


 ものすごい勢いでお父様からの呼び出しがかかった。


 私がバカ王子に喧嘩売ったことがバレた?早くない?え?嘘でしょ?早くない?リリアンが告げ口するはずはない…。でも、お父様のこんな呼び出しは初めてだ。絶対バレたやつじゃん!


「お父様、申し訳ないけれど、これには深い訳が…。」


 おそるおそるドアを開け、言い訳を必死に考える。だが、返ってきた言葉は予想を超えた。


「殿下がお見えだぞ!!早くお迎えしなさい!!」



 なんで!!!!!!


「さっきお会いしたばかりなのですけれど…。」

「いいから!早く!応接室へ!!!」


 お父様は私の背中をぐいぐい押しながら応接室へと向かう。


 



 私が帰った後、すぐ追いかけてきたってこと?


 プライドが許さなかったのかしら。


……大迷惑!!


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