正義と悪と法
何が正義を作るのか。
何が悪を作るのか。
何が法をつくるのか。
それは、最初の一人では何も分からない。何もできない。何も作れない。
この世界に初めて生まれた一人がいたとして。
その人だけで、正義を作れるだろうか。
一人だけで。
悪を作れるのか。
正義を作れるのか。
きっとそれは無理な話なのだろう。
その世界の人間が二人になって。
ようやく、やっと。
始めて。
正義らしきものと、悪らしきものと、法らしきものができる。
ケンカをしないように、互いに楽しく過ごせるように。
そのために、一つ一つ定めていく事になるのだ。
その世界の人間が多くなると。
最初に定めた正義と悪と、法がくつがえっていく事がある。
たくさんの人がいると、たくさんの人が動かす社会にとっての正義と、悪と、法に姿を変えていく。
最初の頃のままではいられないから。
たくさんの人が幸せになれないといけないから。
それはきっと「すべて」の人を幸せにはしない。
たくさんの人を喜ばせるけれど、必ず誰かを悲しませてしまう。
何が正義と悪と法をつくるのか。
それは一人以上の人間である、と考えた。
しかし何のために、誰のためになのかは、その時々・人々で変わってくるのだろう。




