45 鑑定ギルド
「三人とも、ここが鑑定ギルドじゃ」
「ここが鑑定ギルドですか」
「見た目は冒険者ギルドと大して変わらないな」
「肝心なのは中身だよ、とりあえず入らなきゃ」
そうして中に入ったら……
「いらっしゃいませ。こちらの待合室で少々お待ちください。バーナード・ループ様」
スーツを着た30代くらいの男が出迎えてくれた。しかし校長の着眼点は……
「お前、なぜわしの名を知っておる。魔法師団は昔に引退しているし、名乗ってすらいないんじゃが……」
「確かにそうだよね」
「まさかお前ずっと盗聴していたんじゃないのか!」
ギウスがおかしな方向に走っていく。
「そういうわけではありませんよ。
私はこれでも鑑定ギルドの者ですよ。その程度鑑定魔法でわかりますよ」
「なるほど……流石ですね。
15年間鑑定ギルドで働いてるだけはありますね。ギルドマスターさん」
リウスが急にそんなことを言い出した。
「リウスそれ本当?」
「はい!」
そこで……
「……そこの赤毛のお嬢さん、鑑定魔法が使えるのですか……、
まあいいでしょう、私がギルドマスターです。ギルドの説明は私が担当します
ループ様はごゆっくりどうぞ」
「そりゃどうも」
そうしてリウス達三人は別室に移動した。
「皆さんは先程冒険者ギルドの方に行ったと聞きましたが、どこまで解説をしてもらったのでしょうか」
「確かギルドは一応国営って所までだったよね」
「かしこまりました。それではその続きから話させていただきます」
「「「はい!」」」
そうして解説が始まった。
「ギルドは一応国営というところですが、基本的には国は関与しません。ギルドマスターが運営します」
「え?それなら国営とは言わないんじゃないですか?」
「それだけだとそうですがギルドには国の補助金があります。
なので運営が上手くいかなくてお金が無くても最低限そのお金で運営していくことができるのです」
「なるほど納得です」
(これって公共放送と似てるのかな)
「続いては他のギルドとの提携について話していきたいと思います。
まず国営のギルドは全て提携しています。
例としては冒険者ギルドが仕入れた物を鑑定ギルドで鑑定して商人ギルドに売る、などが出来ます」
「それって鑑定ギルド得してなくない?」
「ちゃんと鑑定料をもらっているので大丈夫です。ここでできる解説については以上ですね。
鑑定の現場は見てもらっても構わないのですが鑑定魔法を使うだけなので何も面白くないですよ」
「ならもう商人ギルドに向かおうぜ!」
「ですね!」
「あ、言い忘れていたのですが商人ギルドは少し、というかとても評判が悪いのですよ。
聞いたところによると補助金分の仕事をしないだとか。一応ご注意ください。」
「忠告ありがとう」 「気を付けますね」 「わかったぜ!」
最後の忠告の事を考えながら三人は商人ギルドに向かった。




