41 学級対抗戦闘能力向上大会19
校長視点
「校長!sクラスの奴から手紙が!」
「なんじゃと!今は非常事態じゃ。一刻も早くこの山から退避してくれ」
「は、はい!」
手紙を届けた学園生が遠くに離れた場所に避難したのを確認してから手紙を開いた。
『校長先生へ
一刻を争うので手短に書きます。
まず王都最上位牢獄の脱獄犯をリウスが討伐。
しかし何らかの影響でリウスが暴走し、いま私たちが応戦しています。
すぐに地図に記されている場所に来てください。
カペラ・ダイヤモンド 』
「な、なんじゃと!?お前たち、すぐに行くぞ!」
「校長、生徒が一人暴走したところで大したことは無いかと……」
治療魔法師の一人が言った。
「お前は暴走した生徒の強さを知らんからそんなことが言えるんじゃ。
あの子の強さは魔法師団の幹部クラスに匹敵する。わしでも勝てんよ」
「そ、そんなに……」
「じゃからすぐに行くぞ!」
「「「は、はい!」」」
ギウス・カペラ視点
「……」
リウスはギウスには土魔法で砂嵐を、カペラには金属弾を放った。
リウスは二人の弱点を知っているのだ。
「くそっ!お前にはまだ見せて無い技もあるんだよ!暴風旋風剣!」
『ビュヴォオ』
ギウスは剣を高速に回して風を起こし砂嵐を吹き飛ばした。
「ギウスもやるね。こっちも!ウォーターフォール!」
『ザザザザ』
カペラは巨大な滝を作り金属弾の速度を落とすとともに軌道を変えた。
「おいリウス!そろそろやめろよ!」
「そうだよ!リウス!帰ってきてよ!」
「……?」
リウスの攻撃の手が止まった。
「カペラどうするんだ?」
「……拘束しかないよ」
そうして二人はリウスの方に近づいた。
しかし……
「……」
リウスはすぐに戦闘態勢に戻り、巨大な岩を数発撃ちこんできた。
「砂粉斬り!」
「ウォーターフォール!」
そうして突破し、何とか拘束できる距離まで近づいた。
「……?……!?」
リウスの動きが止まった。
「よし!今のうちに拘束するよ。アイスプリズン!」
そうしてリウスの拘束に成功した。
「リウス、私だよ!覚えてるでしょ?」
「……?」
「頼むから思い出してくれ!」
「……カペラさん……ギウスさん」
リウスが二人の名前を呼んだ。
「リウス!思い出したのか!?」
「……ごめんなさい……ごめんなさい……」
リウスは泣きながら何度も謝っていた。
「リウス、大丈夫だよ……」
「……私……パイオニアさんを……」
「大丈夫だよ、とりあえずこのことを先生に伝えよう」
「……はい……」
そうしてリウス達は山を下りた




