4 入学式を終えて
レゴリス学園の試験が終わり次の日には入学式が行われた。
「私たちもいよいよ入学だねー」
カペラがいつもの調子で言う。
「そうだなー」
「そうですねー」
いつもどうりの会話。
緊張はしていないようだ。
そうして三人は入学式が行われるホールに足を踏み入れた。
「……入学式つまらなかったな」
入学式は校長が少し話した後、国の上層部の人が話しただけだった。
「……だね」
「でもまあこの後クラス分けですよ!三人同じクラスになるといいですね!」
そう言って三人はクラス分け表を見に行った。
すると……
sクラス
リウス・コスモ
ギウス・ベテル
カペラ・ダイヤモンド
「「「え?」」」
三人は困惑した。
abcしかないと聞いていたのにsクラスというものが存在している。
しかも自分たちがそのクラスなのだ。
「sクラスなんてありましたっけ?」
「聞いたことないぞ、そんなクラス」
「いや……王都の貴族たちが集まる初等学園の中の特別優秀な人が入れるクラスって
聞いたことがあるけど……なにかの間違いだよね?」
すると……
「ほっほっほ さすがダイヤモンドさん よくご存じじゃのう」
タイミングを見計らったように現れたのは校長だった。
「え?それって俺たちが特別優秀ってことなのか?」
ギウスが少し嬉しそうに聞いた。
「なんじゃ、自覚しておらんのか。
そうじゃお前さんたちはこの学園史上一番優秀なのじゃぞ。
王都に申請したらすぐにsクラスを作れとの指示が出たのでこうさせてもらったのじゃ」
少し間をおいてリウスが聞いた。
「ちなみに誰がどのように優秀だったのでしょうか?」
校長は少し驚いた後、
「お前さんたち本当に自覚してないのか。コスモさんは全科目トップじゃ。 筆記は全問正解 運動神経は現役の王国騎士団並み、
魔力制御も現役の魔法師団と同等位じゃぞ」
リウスが驚いている中、校長は続けた。
「ダイヤモンドさんは筆記はコスモさんに次いで二位 運動能力の方は平均位だったが、
魔力制御のほうもコスモさんと同じくらいじゃよ」
「そうなの!?やったぁ!」
カペラが喜んでいる横で校長は続けた。
「ベテルさんは筆記こそ酷かったんじゃが運動能力は王国騎士団に劣らんよ。
魔力制御は……まぁこれから何とかなるじゃろ」
「本当に……俺が……王国騎士団並みの体力を……あれ……なんか涙が……」
ギウスは泣き出してしまった。
「後、sクラスの担任はわしになるので明日からよろしくな」
三人が帰ろうとしたとき校長が言った。
「ようこそ、レゴリス学園へ」
三人はその言葉を聞き終えてからきれいなお辞儀をして帰路に就いた。




