23 学級対抗戦闘能力向上大会1
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今日は学級対抗戦闘力向上大会の当日。
「あ~!緊張するな!」
「そうですね!」
「別にー」
緊張しているリウスとギウスに対し、
カペラは余裕そうだ。
「ところで今日ってどんな種目だあるんだ?」
「ええと……
第一種目が学級対抗の全武器解除決闘。
第二種目が同じく学級対抗要塞突破。
そしてラストが全員が敵のバトルロワイアルですね。」
リウスがプログラムを見ながら答えた。
「というか自分で把握しといてよー」
「すまんすまん」
そんな感じで三人が話していると、
「三人とも、そろそろ始まるぞ」
「「「はーい!」」」
開会式は校長が短い挨拶をして終わり、
早速競技が始まった。
sクラスは第一種目は最後にAクラスの人を数人相手をするらしい。
要するにエキシビションマッチのようなものだ。
「そろそろ出番だな」
「なんか校長先生から
『出来る限り時間をかけてくれ』って言われてますけど……」
「えーめんどい。
まあ適当にやってくるよー。」
トップバッターはカペラだ。
競技場に入ると相手と思われる三人が立っていた。
(あの手下みたいなのが吹き矢、あの女が魔法、そしてリーダー格がハンマーね)
カペラは入ってすぐ相手を分析していた
「へっ、こんな奴が本当にsクラスなのかぁ?」
「絶対弱いじゃないっすか」
「まあまあ、速攻で片づけてsクラスなんて名前だけって証明しちゃおうよ」
この三人が相手のようだ。
この試合の周りには映像転送魔法……
カメラが設置されているのでこの会話は思いっきり観客に聞かれている。
そしてその会話をカペラは呆れながら聞いていた。
「それでは!試合開始!」
審判の合図で試合が始まった。
「くらえ!」
相手の初手は魔法使い女の植物魔法だった。
その植物には棘が生えており、毒も入っていた。
(ふむふむ、最初は毒入り植物魔法で視界を遮りつつ囲って行動を制限するのね)
カペラは鑑定魔法で毒があることには気づいていた。
『シュン』
背後から音がした。
カペラは咄嗟に氷でガードし、飛んできたものを受け止めた。
(これは……毒矢?
吹き矢使いの攻撃かな?)
そんな中でも冷静に分析。
(なら……)
カペラは氷の針を作って女の方に飛ばした。
「甘い!」
そうするとすぐにリーダー格の男がハンマーで氷の針を粉々にした。
(オッケー、全員の行動が見えた。
ならこれに耐えられるかな?)
カペラはある魔法を唱えた。
あのオーク戦で自分が役に立たなかったことから一生懸命考えて作った魔法だった。
唱え終わったと同時に空に巨大な雲を作った。
「なんだ!?」
相手は一瞬動揺したが、また相手を見下す姿勢に戻った。
「なんだよただ雲を作っただけじゃねぇか」
「兄貴、もうやっちゃいますか?」
「いいやもうちょいさらし者にするぞ」
「「了解」」
そうして雲から雨が降り出した。
その時、
『ズゴッ』
ハンマー使いの横で鈍い音が鳴った。
「なんだ!?」
ハンマー使いが慌てて横を見ると吹き矢使いが倒れていた。
雨が雹に変わったのだ。
「クソッ!」
しかしさすがはAクラス、
すぐに魔法使い女を守り始めた。
が、やはり無数の氷の塊は防ぎきれず、
結局成すすべなくやられてしまった。
「勝者!sクラス!カペラ・ダイアモンド!」
『うおぉぉぉぉぉ!』
こうしてsクラスの初戦は白星になった。




