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2 新たな命

 ここはプトレマイオス村。

今日、この村で新しい命が生まれた。

「おぎゃあ、おぎゃあ」

赤ちゃんはきれいな赤毛でとてもかわいらしい容姿だった。

「お前、この子の名前はもう決めているんだろう?この子も生まれたんだしそろそろ教えてくれよ」

赤ちゃんの父親が母親に聞いた。

「そうね、そろそろ話してもいいかもね。 この子の名前は……」

ごくり。


「リウス、リウス・コスモよ」




その日の夜、村では新しい命が生まれたということで宴が開かれた。

プトレマイオス村は小さな村なので子供が生まれる月ごとに宴が開かれてた。

しかもその月は三人の赤ちゃんが産まれたのだ。

村の一番大きな倉庫まで開けて普段よりも大きな宴が開かれた。

生まれた子供の名前は、


コスモ家    長女 リウス・コスモ


ベテル家    長男 ギウス・ベテル


ダイアモンド家 次女 カペラ・ダイヤモンド


この三人が新しく村を引っ張っていくであろう者である。

村の人はこの記念すべき日を盛大に祝った。





 宙野 光……改めリウス・コスモが目を覚ましたのは木のにおいが香る家の中だった。

(ここは……ああ、私死んだんだった)

一瞬戸惑ったが、すぐに思い出し冷静に今の状況を分析する。

(ここは……ただの家っぽい、なんか田舎の家とかそういう感じだなぁ)

少し周りの情報を把握した時……

「おぎゃあ、おぎゃあ」

リウスは急に泣き出してしまった。

(え?なにこれ?どういうこと?まさか……)

リウスは泣きながら自分の体を確認してみた。

(ああ、なるほど、転生ってことは赤ちゃんからスタートなのか……)

しばらくすると、自分の上に二人の親らしき人が現れた。

会話を聞き取ろうとしたが何を言っているのかわからなかった。

(世界が違うから言語も違うのかぁ)

その後、親らしき人にに運ばれて外に出たと思えばいろいろな家を巡った。

恐らく赤ちゃんが産まれたと他の家の人に報告しているのだろう。

と、そこで同じく他の人に抱えられている赤ちゃんがいた。二人も。

(まさか同じ誕生日だったり…… さすがにそれはないか)

その日の夜は宴的な祭り的なそんな感じのものがあった。

……と言っても

リウスは見ることしかできなかったが。

そして隣には二人の赤ちゃんが。

一人は茶髪、もう一人は黒髪の赤ちゃんだった。

(まさかとは思ったけど同じ誕生日だったかぁ)

その後は料理をおいしそうだなぁとか考えたり、

大人たちの会話を聞き取ろうとしたりしているうちに重大な問題に気付いた。

(あれ?これってまさか私もこの言語を覚えなきゃいけないの?きつくない?)

そのことにようやく気付いたリウスであった。



 六年後、リウス ギウス カペラの三人はすっかり仲良くなり、

ほとんどの時間を一緒に遊ぶことに使った。

王国魔法師団志望のカペラや王国騎士団志望のギウスもいたので、

遊びの中にはオーク(豚が直立して知性を持った感じの魔物)狩りも行われたので、

全員の運動能力や魔力制御能力がとても上がった。


 カペラはマイペースだが常時冷静なので

オークの群れが来ても焦らずリウスやギウスに指示できる。またカペラ自身も回復魔法が使えるのでギウスやリウスの傷の治療をしたりできる。


 ギウスは頭は悪いが剣技が上手く敵陣に突っ込む勇気もある。

更に身体強化魔法が使えるので素早く敵を切りつけることができる。

 

 リウスはというと……

無双。 それ以外の言葉が出てこない。

オークの群れが現れたら瞬殺。

ただちょっと詰めが甘いというかうっかりなので、時々取り逃がしが出てくる。それをギウスが処理したりということがよくある。



そして来週は初等学園の試験がある。

三人はそれに向けて勉強に励むのであった……



どうも、3の倍数です! この作品の2話目でしたが。いかがでしょうか。

ここに書いといてなんですが、書くことが無いのでここで今回の後書きは終わりにします!

これからも 報告・転生したら最強だったので、商人になりました をよろしくお願いします!

それではまた

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