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17 剣技

 そうして、ギウスと校長の勝負が始まった。

「いくぜ!」

「全力で行ってやるわい!」

校長が構えをかえた。


「うおおおおぉぉぉぉぉ!」


ギウスはカペラと同じでただ突っ込んでいった。

しかしそれは常人の目から見たらだった。

「カペラさん!ギウスさん、高速で剣を振り回して膜のようにしていますよ!」

転生の影響で目も良いリウスが言った。

「え?そんなの見えないけど……」

当然、カペラには見えなかった。


「いい剣技じゃな、じゃが遅い!」

そう言って校長は剣でギウスの剣技を軽く受け流した後、鍔で止めた。

「引っかかったな!」

そう言うと、ギウスは鍔で止められた剣を軸にして、体を捻り、校長に蹴りを入れようとした。

しかし……


「甘い!」


校長は剣を少し自分の方に引いてギウスの体勢を崩した。

「なに!?」

ギウスは一瞬動揺したが、すぐに体を捻り、校長の攻撃を、紙一重で避けた。

「ほお……」

ギウスはすぐに距離を取り体勢を立て直した。

「ふう……危なかったぜ……」


「そっちから来ないならこっちから行くしか無いようじゃの」

そう言って校長は少し助走をつけて跳んだ。

「っ……!」

ギウスは声が出ない程驚いた。

校長が遥か上空にいたのだ。

「これを耐えられるかね?」

校長ははるか上空から目にも留まらぬ速さの斬撃を繰り出してきた。


「……負けるかよ!」

ギウスは身体強化魔法を自分にかけた。


『キンキンキンキンキンキン!』


ギウスは斬撃をぎりぎり受け止めた。

そうして距離を話そうと後ろへ跳んだ時、

「はい、チェックメイトじゃ」

前を見てみると校長の姿は無く、

その代わりに首のところに剣があった。

「くっそ~!」



「というわけで、これから三人の成績を言い渡す!

まずはダイアモンド殿、32点!

理由はただ突進しかしてこなかったからじゃ。

ただ突進の速度が速かったので、この得点じゃ」

「うぅ……」

カペラは少し残念そうにしていた。

「次にコスモ殿、68点!

理由は自分が剣を持っていることを忘れていたからじゃ。

最初の風魔法と木を避ける速度のおかげじゃな」

「わかりました……」

カペラと同じ反応だ。

「最後、ベテル殿、97点!

3点マイナスされた理由は最後の背後への不注意じゃな」

「わかったぜ!」

ギウスは嬉しそうだ。

「というわけで解散!」

三人は、いつも通り帰路に就いた。

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