16 実習
皆さん共有してくださああああい!
……以上です。
今日は実技実習日。
この日は、魔法学以外の実技をする日である。
「三人とも集まったな、それではこれから対人及び対魔物用剣術の授業をやるぞ」
校長がいつもの調子で言った。
が、三人が疑うように校長を見ていた。
「な、なんじゃ?」
「先生って剣使えるのか?」
ギウスが三人の中で一番に聞いた。
「し、失礼な、これでも現役の時は『魔剣士』と呼ばれていたんじゃぞ」
「「「え?」」」
「それって……魔法も使えて剣も使えたって事?」
今度はカペラが聞いた。
「ああ、戦術は剣主体じゃった。
魔法は相手をひるませるためと大軍を一掃するためじゃったな。
後、ときどき相手の腕を捥いだりするのに使ったな」
最後の発言に三人はドン引きだった。
「ええ……ならなんで王国騎士団に入らなかったですか?」
「確かにそうだな」
もっともな疑問だった。
「それはじゃな……本当はわしも王国騎士団を目指していたんじゃが……
面接のときに魔法が使えると言ったら煙たがられてな……
じゃから王国騎士団の奴を見返したくて魔法師団に入ったんじゃ」
「へー、ところでどんな魔法使ってるの?」
「基本的には空間魔法じゃ。
あとサブで雷魔法も使っていたな」
「「「え!?」」」
「空間魔法って超高度魔法じゃないですか!
空間魔法が使えるってことは瞬間移動とかもできるんですか!?」
「できるぞ。ほれ」
そう言うと目の前から校長の気配が消えて、後ろから声がした。
「この程度余裕じゃ。とまあ話が脱線したが、
要するにわしも剣技が王国騎士団並みじゃ、心配はいらん
それでは授業を始めるぞ」
「「「はーい」」」
そう言ってカペラとリウスは短剣を、
ギウスは愛刀を取り出した。
「ほお……結構いい剣を買ったな
とりあえず一人ずつわしに切りかかってこい!」
「じゃあ……私からいくねー」
最初はカペラだ。
「くらえ~!」
カペラは剣技の経験がなかったので、ただただ突っ込んでいくだけだった。
「甘い!」
校長は剣を一振りした。
その瞬間、
『カキン ドス』
「え……」
カペラの短剣は宙に浮きその後地面に突き刺さった。
「終わりじゃ。次!」
カペラは少し動揺した後、すぐに後ろに下がった。
「それじゃあ次、私いきます!」
二人目はリウスだ。
「かかってこい!」
リウスは風魔法で、すぐに間合いを詰めた。
「まだまだじゃの」
校長がそう言ったとき、
『ギギギギ』
周りの木が一斉に倒れてきた。
「え、な、なにこれ?」
周りから倒れてきた木を、必死に避けるリウス。
「よし!全部避け切った!あとは先生を……」
倒せば勝ちだ。
そう言おうとした時、
「ふ、チェックメイトじゃ」
そして確認してみると、自分の首元に剣があった。
「うう……参りました……」
そうして残りはギウス一人となった。




