10 町 ~終わり~
「お、おわったの?」
「そ、そうみたいだな」
二人は当然、驚いている。
「嬢ちゃん、坊主、あんな火は龍種でも無理だぞ?
一体どうなっているんだ?」
「いや……あんなの見るのはじめてだから……」
「俺もだ」
「そ、そうか……」
武器屋の店主は納得して無いようだった。
「ギウス、そんなことよりリウスのところに行かなくちゃ」
「あ、そうだったな」
二人は急いでリウスのところに向かった。
向かっている間に二人は同じことを考えていた。
(リウスのことだから大丈夫か)
そうして現場に着いた。
「「リウスー!」」
二人は大声で叫んだが返事は無かった。
「ど、どうすればいいんだ?」
「落ち着いて、私はリウスの魔力を探知するから、ギウスは辺りを目視で探して!」
落ち着いてと言っているカペラもだいぶ動揺しているようだ。
「わ、わかった」
二人は探索を開始した。
それから3~4分後、
「おかしい、探知魔法にリウスの魔力が全然引っかからない。いつもならすぐに見つかるのに……」
「カペラ!見つけたぞ!」
遠くで大声がした。
「まって、今行く!」
カペラは走って声があった方向に向かった。
そこには……
「え……」
倒れているリウスの姿があった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
リウスは凄い息切れをしていた。
「ど、どうするんだ!?」
カペラは動揺していたが必死に考え、
「避難させた人の中から急いで、医療に詳しい人、回復魔法か治療魔法が使える人
後、護衛できる人の半数を連れてきて!」
「お、おう!」
そう言ってギウスは走り去っていった。
その間、カペラはリウスに回復魔法をかけはじめた。
「お願い……なおって」
息切れは多少収まったが、いまだに苦しそうだ。
そこに……
「おーい!」
「ギウス!」
「医療に詳しい人を聞いたら、ここの町の人全員診療院に働いていたらしい、
だから全員連れてきたぞ」
「ありがとう、とりあえず……この中に治療魔法師、または回復魔法師の方はいる?」
少しの間、静寂に包まれた後、
「自分、治療魔法師です」
名乗り出たのは30代後半位の男だった。
「わかった、リウスの診察をおねがい」
「わかりました」
そう言って男はいろいろな魔法を使って診察を始めた、
数分後、
「これは……だいぶやばい状況です。
魔力切れという症状で、一気に極度の量の魔力を放出することで、
体内の魔力が枯渇してしまうと起きてしまう症状です。
この病気を治療するには診療院にある施設を使うしかないのですが……
だいぶお金がかかりますよ?」
「大丈夫、sクラスだから治療費は学園が負担してくれるの
そんなことより、ギウス、急いでリウスを診療院まで運ぶよ。
武器屋さん道案内お願い」
「おう!」
「わかった、道案内は任せとけ!」
そんなこんなでカペラとギウスはリウスを抱えながら王都の治療院へと向かった。




