6話 またもや抱きつかれました…
ログインするといきなり…
「ゆきちゃん」と声をかけられると同時に抱き締められた…
「苦しい……」と声を発すると
「スズ、離してやれ…ゆきちゃん苦しがってる」と男の人の声が聞こえるが抱き締められてて見えない…
「スズ、そんなことしてたらゆきちゃんに嫌われるよ」とまた別の女性の声が聞こえた。
「わかったわよ、ゆきちゃんが可愛すぎるのがいけないのに…」と言いながら私は解放される、私はわるくないのに…
周りを見渡すとお兄ちゃんの同級生の水谷鈴さんと高山信二さん、江口恵さんがいた。
水谷鈴さんはモデルみたいにスラッとしていて、キリッとした目が特徴のキレイな人だ。(すぐ抱きついてくるので私は苦手だが…)
江口恵さんはスタイルが抜群でグラビアアイドル系の可愛らしい人(羨ましい…)
高山信二さんは中性的で王子様系のイケメン(いつもスズさんの魔の手から助けてくれる)
「こんにちはシンジさんにメグミさん、スズさんゲームでもそのままの姿なんですね。」と頭を下げて挨拶をする。
「ゆき、こいつらも異世界人だからな」お兄ちゃんがリビングに表れ答える…
「ゆきちゃん、私の事はお姉ちゃんあるいは、おねえたんで良いのよ♪」
「遠慮させていただきます…」と返すと
「今日もつれないわね…」と聞こえた
「カケルにゆきちゃんがゲーム始めたって聞いたから手伝いに来たよ。それに邪な事を考えてる者達は排除したから…」最後の言葉が聞き取れなかった…
「わざわざ来ていただいてすみません…それに今日手伝いに来てくれてみなさんありがとうございます」と頭を下げる。
「良いのよゆきちゃん♪スズは病気みたいなものだからアレだけど……ゆきちゃんのことみんな、妹みたいなものだと思ってるしね。」
みなさんとはお兄ちゃんが小学校の時からの友達で私も遊んでもらっている。
「そう思ってもらえて嬉しいです」とメグミさんに返すとスズさんが
「だからゆきちゃん、お姉ちゃんって呼んでもいいからね♪」
「スズとりあえず落ち着け、それでゆきこのメンバーなら、ある程度強いところでも大丈夫だから、他の街にある強めのダンジョンに行こうぜ。」とお兄ちゃんが言い、そして続けざまに
「ちなみに職業はスズが戦士でシンジが魔法使い、メグミが僧侶だ」
「なんかゲームとかによく出てくる勇者様御一行みたいだね…」思ったことを口にしてしまう…
「まーな、俺らは準備できたから、ゆきが準備出来たら出発するぞ」
「わかった~私の職業レベル上がったし、ディーネともう1人?召喚するね~」
「召喚?ゆきちゃん魔物使いなの?」とシンジさんにきかれたので
「私の職業、ぬいぐるみ使いです」そこにスズさんが凄い勢いで食いついてきた
「なにその可愛い職業、ゆきちゃんの可愛いさが相まって可愛いさ倍増ね♪」と壊れはじめる…
メグミさんがスズさんを手で制しながら
「スズわかったから落ち着きなさい。ゆきちゃんに詳しく聞けないでしょ」と言いスズさんを落ちつかせようとしてくれる…
さらにメグミさんは続けて
「ゆきちゃん、それはどんな職業なの?」と聞いてきたので
「えっとぬいぐるみを使い魔にしたり、倒した魔物の魔核を使って、その魔物のぬいぐるみを創る事ができたりするみたいです…」と答えるとお兄ちゃんが補足で
「ちなみに職業レベルの数だけ、最大値は12匹だが同時召喚できて強さは職業レベルで決まるらしいぞ…」
「え!?それってレベル上がれば部隊作れるよね…」とシンジさんが言うと
メグミさんが「すごいね」と言ってくれ
スズさんは「さすが私のゆきちゃん」と言っている。
「お兄ちゃん質問なんだけど、そのダンジョンってどんなの?」
「今から行く所は和風でモンスターも小鬼とか鎧武者など和系が出るぞ。」
「わかった~、とりあえず白虎を召喚しようと思うけど、どうかな?」と聞くとお兄ちゃんが「いいんじゃね」っと返ってきたので白虎のぬいぐるみをアイテムBOXからだして、命を吹き込む……
次回6月4日に投稿予定です。