5話 レベルが上がりました
お兄ちゃんの後をついていき、ディーネを抱えて街を出る。
しばらく歩いて森に到着した。
「ここは初心者用の森だから、ゆきでも大丈夫だ。
俺が盾になるから、ここに出現するゴブリンとスライムを倒そう。」と言われたので
「うん」と返事する。
森をしばらく歩いているとお兄ちゃんが
「おっ、前方にゴブリンが1匹いるな、ゴブリンの特徴は攻撃は遅いが武器を使ってくるのが特徴だ」と教えてくれる。
「わかった、ディーネに魔法で攻撃してもらって先制をとってみる。ディーネ、ウォーターボールお願い」
「わかったの~ゆき」と言いながらウォーターボールで攻撃してもらうとゴブリンが光の粒子となり消えていった。
機械的な音声で「レベルが上がりました。」と聞こえる。
「お兄ちゃん、レベルとか上がったから確認するね~」
「おめでと、周りは俺が見とくから」
「お願い、ディーネも周りの警戒をお願いね」と言うとディーネが笑顔で
「は~い♪」と答えたのでステータスを確認する
=====ステータス=====
「名前」ゆきLv1→2
「年齢」16
「種族」異世界人
「職業」【ぬいぐるみ使いLv1→2】
HP80→85
MP200→210
STR15→20 (+3)=23
VIT30→35 (+3)=38
INT80→92
AGL8→13(+1)=14
DEX50→58
LUK999
=====スキル=====
【裁縫Lv1】
【光魔法Lv1】
【時空間魔法Lv1】
【指揮Lv2】up
【薙刀Lv1】new
=====称号=====
【最後の異世界人】
【強運】
【幼女な高校生】
【生命の女神の寵愛】
【始まりの神の加護】
=====装備=====
初心者の薙刀(STR+3)
初心者のワンピース(VIT+3)
初心者の靴(AGL+1)
ドロップしたのは2cとゴブリンの魔核だった。
薙刀は護身用にと習ってたしチュートリアルでも選んで使ったので気づかないうちにてに入れたのかな?と思いながら
「お兄ちゃん、ディーネ確認終わったよ」と告げる
「了解、次の魔物倒しに行こうぜ」と言われたが時間がもうすぐお昼になるので
「お兄ちゃん、お昼ご飯作るからログアウトしよ」と告げる
「もうそんな時間か、しかたない街まで戻ってログアウトするか」と少しテンション低めに返ってきた、街まで戻る道中に出てきたスライム1体倒して街のお兄ちゃんのホームに着く。
「ゆき、わるいが先にログアウトして作っててくれ、ギルドメンバーたちに挨拶送ってからログアウトするから」
「わかった~、ディーネ今からログアウトするから送還するね、また召喚するからね」と告げる
「わかったのゆき、またディーネの事呼んでね~」バイバイと手を振り送還しログアウトする。
「ふ~なんか不思議、感触とかもあったし~、ディーネは良い子だし~」と言いながらヘッドギアを外す。
料理をして完成間近で
「ゆき、お昼なに?」とお兄ちゃんに声をかけられた…
「オムライスだよ~」と答えながらお皿に盛り付ける…
「食べたらまたゲームするだろ?」と言いお兄ちゃんが席に座る
「お母さんたちに連絡してあげてからかな~」と言いテーブルに並べていく…
私たちの両親は何の仕事をしているか知らないが仕事で2年前から海外にいるのでめったに帰ってこないのです。
「あー、ゆきから連絡が無いと母さんたち泣くもんなー」
「お兄ちゃんもたまにで良いからしゃべってあげたら」と言いながら私も席につく
「今度連絡するよ、いただきます」私は呆れながらため息をはき、いただきますをする
「ゆき、ギルドメンバーに声かけたら3人動けるって来たから紹介するよ」
「わざわざ声かけなくても…私、ディーネがいるし大丈夫だから、お兄ちゃんギルドの人たちと行動してきても大丈夫だよ?」
「ゆきが慣れるまでは手伝う俺が誘ったわけだし」
「気にしなくていいのに、わかった今回だけ手伝ってもらうね」
「ごちそうさま、先にログインしてるからなー」と言ってお兄ちゃんが去っていく。
私もごちそうさまをして洗い物を済ませてからお母さんにTV電話をする。
「ゆきちゃん♪今日も翔は居ないのね…」
「ごめんお母さん、お兄ちゃんご飯食べたらすぐゲームしにいっちゃった」
「ゆきちゃんが謝らなくて良いのよ、いつもの事だしね…でも今日も元気そうだから安心したわ~」
「うん、お兄ちゃんも私も元気だよ」と他愛のないはなしをする
「そういえばお父さんは?」
「パパはまだお仕事で帰ってきてないのよ…」
「そっかお父さんにお仕事ごくろうさまって伝えておいてね~」
「パパに伝えておくわ、また連絡してね」
「わかった、バイバイ」と伝えるとバイバイと返ってき通信が切れ、そして自分の部屋に戻りログインする。