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VRMMOから異世界へ~神からの強制的な贈り物~  作者: yukiウサギ
第1章~VRMMO編
4/13

4話 お兄ちゃんも異世界人でレア職業でした

見ていただきありがとうございます。

あれから戦闘、魔法、スキル、回復アイテムの使い方など色々学びついにこの時がきました。


「それではゆき様以上で終了させて頂きます。街に着きましたら、アイテムBOX内に初心者冒険セットが贈られてます。またゆき様は異世界人50人限定の50人目の方ですので特典でアイテムが贈られてますのでご確認下さい。」

そういえばそうでしたね…アイテム貰えるの忘れてました…

「はい、ありがとうございました。」とお礼を述べる。

「ではゆき様、良い冒険ライフをお過ごしください。」その言葉と同時に始まりの街へと転送された。


始まりの街は昔のヨーロッパの街並みで綺麗に整備されていてノスタルジックで見惚れてしまったり、様々な種族が往来していているのでキョロキョロ見渡してしまう。

「初めましてお嬢ちゃん、辺りを見渡してどうしたの?」と後ろから男の人の声が聞こえた。

ビックリしてしまい、「ひゃ」っと裏返った声がでてしまう。

振りかえって見上げるとそこには猫っぽい雰囲気の人族と思われる女性と優しげの目をしたこちらも人族と思われる男性がいた。

「驚かせてしまったようだな、すまない。」と謝罪する男性に

「気にしないで下さい」と伝える。

すると女性が「この子かわいい♪」と言いながら、いきなり抱きついてきた。

女性の予想外の行動にフリーズしてしまう。

「ローザ、やめろお嬢ちゃんが固まっている。放してやれ。」

「嫌よアイン、だってこの子かわいいのよ。」

「あの…苦しいので放して下さい…」

「ほら、苦しがってるぞ…放してやれ」

「わかったわよ」と言いながら、不服そうに女性が解放してくれる。

「ローザが迷惑をかけた、すまない。」と男性から謝罪をうける…

「ローザ、お前もちゃんと謝罪しろ。」

「ゴメンね、可愛かったから…つい抱き締めちゃった。」と舌出してまったく反省の感じられない謝罪をうける…

「私はローザでこっちがアイン、あなたは?初心者よね?そうだパーティー組みましょう!お姉さんに任せなさい!」とローザさんが畳み掛けるように喋る…

この人、お兄ちゃんの友達の鈴さんに似ていて苦手だな~と考えていると

「落ち着けローザ、重ね重ねローザがすまない。私はアインだ、お嬢ちゃんの名前を聞いても良いか?」と言われて、我に返り自己紹介をする。

「私はゆきです。」

「ゆきちゃんって言うのね♪パーティー組みましょう♪」目をキラキラとさせて、ローザさんがまた抱き締めようとするがアインさんが取り押さえてくれる。

「すみません、待ち合わせをしてますので…」と断る。

「それじゃあ仕方ないわね。じゃあ今度遊ぶためにお姉さんとフレンド登録しましょう♪」

やっぱりこの人強引で、鈴さんに似てるな~ と思いながら後ずさる…

「ローザ、ゆきちゃんが怖がってるぞ…」

「すみません、待たせてるので失礼します。」と言いその場から急いで離れる。

「ゆきちゃん~」と女性の悲しそうな声が聞こえるが気のせいだと言い聞かせる。


それから噴水の場所がわからないので、狼の顔をした獣人さんに噴水の場所を教えてもらい、噴水にたどり着く。


とりあえず、辺りを見たがお兄ちゃんらしき人がいないので噴水前のベンチに座り、待ってる間にアイテムBOXを確認する。


アイテムの確認に集中している見た目幼女のゆきにほっこりとした眼差しで周りから見守られている事など、ゆきは知るよしもなかった。


=====アイテムBOX=====

【初心者冒険セット】

初心者の薙刀(STR+3)

初心者のワンピース(VIT+3)

初心者の靴(AGL+1)

ポーション(初心者)×10※譲渡不可

転移結晶×10(始まりの街まで)

【四聖獣ぬいぐるみセット】

《青龍》

《朱雀》

《白虎》

《玄武》

【精霊ぬいぐるみセット】

《サラマンダー(火)》

《ウンディーネ(水)》

《シルフ(風)》

《ノーム(土)》

が入っていた、とりあえず凄そうとしか思えない…などと考えながらも、初心者用装備をしてみる。

可愛らしい黄色いワンピースと白メインにピンクのラインが入ったスニーカーだった。


それからぼーっと街を眺めていると

「ゴメン、ゆき待ったか?」と声をかけられたのでそちらに顔を向けると見た目がそのままのお兄ちゃんがいた。

「街眺めてたけど面白かったし、それにそんなに待ってないと思うよ…お兄ちゃんも見た目がそのままなんだね~」

「俺は異世界人ってレア種族だからな~。見た目そのままだし、ゆきもか?」

「うん私も異世界人だった~」と答えながら立ち上がる。

「とりあえず俺のホームに行くか。」と言われたので「わかった~」と答え、お兄ちゃんの後をついていく。

「ここが俺のホームだ。」

紹介されたお家を見ると目の前は2階建てのレンガ造りの1軒家だった。

「ここ以外にも他の街にあと3軒のホームとギルドホームがあるんぜ。」とドヤ顔をするお兄ちゃんに対して

「すごいね~」と曖昧に私は答える。


お兄ちゃんがドアを開けて中へと案内される。

「ゆき、これから軽くレベル上げするぞ。これでもトップギルドのリーダーだしゲーム内で1人しかいないレア職業持ちだから任せろ。」

「どんなの?」と聞くとニヤリとしてから

「俺は1番最初の異世界人になった事により、特典で職業が勇者になった。」

「え?!お兄ちゃん勇者なの?」

「すごいだろ。さらに特典で職業レベルによって強くなる聖剣がプレゼントされたんだ!ちなみに今のキャラがLv41で職業Lv36だ!」とどや顔で言われた。

勇者って…と思いながら

「そうなんだ~、すごいね~」と相づちをうつ

「それで、ゆきの職業は?」

「私は、ぬいぐるみ使いって職業だった。」

「なにそれ?どんな職業なんだ?」と不思議そうに目を丸くして言う。

その反応に対して私はですよね…と思いながら

「なんか、ぬいぐるみを使い魔として召喚とか出来て、ぬいぐるみのレベルは職業レベルで決まるみたい…

あとは同時に召喚できる数が職業レベルで決まっていて、最大で12匹まで可能って書いてあった。」

「最大で12匹も同時召喚できるのか…

その職業チートだな…

ぬいぐるみ集めるのはキツそうだけど…」

「なんか異世界人は50人限定らしく、私が50人目だったみたいで記念にぬいぐるみをもらったし、倒した魔物の魔核をぬいぐるみにして、それを使い魔にできるみたい…」

「あれ50人限定だったのか!?どんなのもらった?」後半の話は聞いてない見たいだね…

「四聖獣のぬいぐるみと精霊のぬいぐるみを貰った~。合計で8匹だった~。」

「良かったなゆき、魔物使いは序盤、魔物をテイムする為のスキルレベルが低いから成功率低すぎて捕まらないし、捕まえても魔物のレベルも上げないといけなくてキツいからな。それに同時召喚は職業レベル50になったときに1匹追加され、職業レベル100になったときにもう1匹追加されるだけみたいだからな…」

聞いてる限りでは私の職業、優遇され過ぎだよね…

「優遇されてるって思ってるなら気にしなくて良いと思うぞ…

課金すれば種族、職業の変更が可能だからな。

まあ異世界人は限定50でさっき終了したことは俺の方で掲示板に載せておくから、レア職業は基本同じのは無いって知ってるから諦めるだろ…」と言ってくれた。

「そうなんだ、だったら大丈夫なのかな?」と私はを傾ける。

「大丈夫だ、気にするだけムダだ。悪質なプレイヤーは警告されて警告3回されたら、わかるようにプレイヤーの頭上に表示されるからな、他のプレイヤーから信頼されなくなるからな。」

確かにそれが表示されてたるプレイヤーに関わりたくないよね…お兄ちゃんを信じよう…

「そうなんだ…わかった~」と笑顔で言う。

「とりあえず、初心者用の森に行ってレベルあげるぞ、非パーティーにして俺が前に出て盾になるから、ゆきはその隙に倒せ。」と言ってくれた。

ちなみにパーティーの場合は経験値は均等に分配される。

アイテムはパーティーの中からランダムで振り分けられるから貰えない場合もみたいです…。

お兄ちゃんが言ってました。


「お兄ちゃん、行く前にぬいぐるみ召喚してみる」と伝えると

「わかった」と返事が来たので、悩んだ末にウンディーネのぬいぐるみを出し命を吹き込む。


可愛らしい女の子のぬいぐるみが動きだしフワフワと浮き出した。

「ご主人様♪はじめましてなの~」とペコリと頭をさげられた。

「私はゆきです、よろしくね♪」と言い、ステータスを確認する。


=====ステータス=====

「名前」Lv1

「種族」ぬいぐるみ族精霊種

HP10

MP20

STR5

VIT10

INT15

AGL10

DEX10

LUK20

=====スキル=====

【水魔法Lv10】

【浄化Lv10】

【魔力消費軽減Lv10】

【魔力回復量増加Lv10】


「名前がないみたいだから、私がつけていいかな?」と聞くと

「ご主人様、ありがとなの~」と嬉しそうにクルクル回る。

「私の事はゆきでいいよ♪あなたの名前はディーネ。これからよろしくね♪」と笑顔で私は言う。

「ありがとなの~、ゆきこれからディーネ、がんばるの♪」と喜んでくれてるのを見ていて癒される。クルクル回っているのを眺めていると

「準備できたか?」とお兄ちゃんに声をかけられ、「うん」と返事をしディーネを紹介する。


紹介されたカケルは、またゆきらしい安直な名前だなと、過去に近所にいた野良猫の名前を黒いからクロ君と呼びぶち模様をブッチさんなどと呼んでたなと思い出しながら優しい眼差しになっているとはゆき本人は気づいていなかった…

兄カケルのステータスはまだまだ先になりますが1章が書き終わったときに1章登場人物を作成するときに乗せようと考えていますのでご了承下さい。

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