2話 キャラメイキングをしてみれば…
白い空間でキョロキョロしていると目の前が突然光だし人影のようなのが見えるが逆光で良くわからない…
光が収まると目の前に緑色の髪をした神秘的で綺麗な女性が立っていた。
「ようこそ♪『世界の気まぐれと黄昏』へ、私がナビゲート役を務めさせて頂きます。」とお辞儀をされた。
「はじめまして、よろしくおねがいします。」とお辞儀を返す。
「ご丁寧にありがとうございます♪ではキャラメイクをしていただきますのでまず本名とプレイヤー名、年齢、性別を設定してください」と言われたので本名が姓と名と別れていてカナまであったので、『大橋』『雪』、『オオハシ』『ユキ』と入力し、プレイヤー名は思い付かなかったので『ゆき』と入力、年齢15歳、性別女と入力した。
「確認出来ました。続いては種族の設定をして頂きますので説明させて頂きます。」と言われたので
「おねがいします」と答える。
「まず種族は基本選べるのは『人族』『妖精族』『獣人族』『魔族』と選べますが『ランダム』を選ばれますとレア種族になる場合がございます。
『人族』は、バランスタイプとなっております。
『妖精族』は、「エルフ」や「ドワーフ」が選べます。キャラレベルの必要経験値が多くレベルが上がりにくいですが
「エルフ」なら魔法特化型でさらに細工に優れております。
「ドワーフ」なら力特化型で鍛治に優れております。
『獣人族』は「犬種」「猫種」「鳥種」など様々な種族が存在します。
その種族の特徴が顕著に現れます
「犬種」なら索敵に優れたバランスタイプ。
「猫種」なら瞬発力に優れ、ダメージ軽減するなど種によって違います。キャラレベルは必要経験値が少なく上がりやすい種が多いのも特徴です。
「魔族」は、こちらも獣人族系と同じで様々な種族が存在します。
特徴は全種族のなかでステータスが高いことですがデメリットとしてキャラレベルや職業レベル共に必要経験値が多く必要でレベルが上がりにくく、買い物などお金を使うときに1.5倍かかってしまいます。」と言われ何がなにやらわからない私は
「わからないのでランダムにします」と答える。
「かしこまりまし。それではスロットを出現させますので、スタートとストップボタンをおねがいします」と言われ私の目の前にスロットが出現する。
スタートボタンを押し数秒してストップボタンを押すと【異世界人】と書かれていた…。
「あの~これって人族じゃないんですか?」と聞くと
「こちらの『異世界人』は、人族ですがレア種族扱いになります。
特徴はステータスが全体的に高くスキルも覚えやすくて成長も早く加護が付きます。
またどの種族もアイテムBOXはキャラクターのレベル×5の制限がありますが、『異世界人』のみアイテムBOXが無制限になるなどの様々な特典が付く種族になります。
ただ強力な代わりに、容姿などの変更は一切できません…。』
ん?と首を傾けていると
「本来ですと種族を決めていただいた後に、容姿や身長などを決めて頂いております。
種族によって特徴がありますので、顔などのバランスが崩れないように種族決定の後に決めて頂いております…ただ、種族『異世界人』に関しましては変更は一切できません…』と言われた…。
確かにドワーフで樽のような体型で顔だけ細くイケメンだと違和感あるし…
でも私は変更できないから関係ないね…orz…高身長とか憧れてたのにな~ぐすん…
「そして種族『異世界人』ですが、設定された人数は限定50人でゆき様が記念すべき最後の50人目です。
チュートリアル終了後アイテムがアイテムBOXにプレゼントされていますのでお楽しみにしていてください」と…
異世界人設定の人私を含め50人いるんだね…
「それではゆき様、最後に職業を決めて下さい。ちなみに、こちらもランダムですとレアな職業になる場合もございます。」
職業欄が多すぎて良くわからない…身長も弄れないからやけになり、私は「ランダムでおねがいします。」と言うとまたスロットが出現したのでスタートとストップを押す。
そこには【ぬいぐるみ使い】と出た!?!?!?
え?なにこれ…
「なにこれ~」と叫んでしまった…