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カイル登場。

やっと、ここまで来ました……

『…ついたぞ。起きなさい!』

 私が気持ち良く寝ていたら誰かに強く揺り起こされた。


「ふにやぁ?もうちょっと寝かせて…朝練は休むぅ……zzz」

 私は今眠いのだ。朝練なら休むから…だから今は寝かせて欲しい。


『朝練……?ほら!もう目の前だそ!』


(うるさいなぁ〜休むって言ってるじゃん!!)


 もう少し寝かせてよ

 ゴトゴト揺られる部屋がとても眠気をさs…


(あれ?ゴトゴト揺られる部屋?)

 徐々に頭が、冷めてきて今の現状を理解してくる。


 どうやら私がいるのは自分の部屋ではなく馬車の様だ。

 でも、いつの間に私は馬車に乗ったのだろか?

 馬車に乗った記憶が何もないのに私はちゃんと着替えてお父様と一緒に、馬車に乗っていたのだ。


 これはアレか?アルプスにあるアルムの山に帰りたい少女がかかった

 例の病気なのか?


 私が内心冷や汗をかいていると、お父様が私に対して


『ティナが中々起きないから使用人達が苦労していたぞ!着替えをさせるのが大変だったらしくてね…後でお礼をいうんだよ?』


 と、大変私にとって恥ずかしいような嬉しいような発言をしてくれた。


 でも、ここは素直に喜んでおこう。

 寝起きが悪いのはいつもだがら特に問題はなかったのだろう。

 そう信じたい…

 ただお父様に言われた通り後で使用人にはお礼を言っておこうとは思う。寝ている私に服を着せるのは簡単な事ではないだろうし。


 目の前にメイビィス家の家が見えてきた。


 *****


(きれい…)

 メイビィス家を見て私が最初に感じたことだった。


 手入れの行き届いた広大な庭。

 バラのアーチ

 小さな噴水

 可愛らしい木で出来たブランコとベンチ

 極め付きは庭の中心にある女神をモチーフにしているのだろうか?2人の女神が向き合っている白い彫刻。


 私の家もそこら辺の貴族には負けないと思っているが、メイビィス家は私の家を楽々上回る程だった。


 長い間見とれていた私はお父様に声をかけられて我に返った。

 とりあえず、挨拶をしなければならないのでメイビィス家の中に入った。


 *****


(……うぅ気まずい。)

 し〜んと沈黙が部屋を支配している。


 まず、メイビィス家に入った私達は使用人に部屋に案内された。


 部屋の中にいたのはお父様と同じ位の年齢に見える白髪混じりの目元か優しそうな

 お父様に負けない程のダンディーな男性(おじさま)

 そして、12歳位だろうか?黒に近い深い蒼色の髪が特徴的な大人っぽい容姿の少年だった。


 優しそうなはおじさまは多分メイビィス様だろう。

 だが肝心のカイルの姿がどこにもないのはどういうことだろう?

 居るのはゲームに出てきたカイルに似ている少年。多分…カイルの兄だろうか?


 でも、不思議な事に僕剣に出てきたカイルは一人っ子だったはずだ。

 まさかとは思うがこの少年は……


『今日は来てくれてありがとう。私はメイビィス・ドミニクだ。よろしくな』

 とても、親しみやすい感じで私とお父様に話しかけてくれる。


『おう!久しぶりだな!!直接会うのは8年ぶりか?呼んでくれてありがとな。で、紹介するよこの娘が私の愛する娘。ティナだ。ほらティナも挨拶を。』


「ふひぁい!私はティナ・バレンシアといいます。以後お見知りおきを。」


 考え事をしていたので反応が遅れていしまった。

 おじさm…じゃなくてドミニク様がニコニコと笑っている

 メチャクチャ恥ずかしい…穴があったら入りたいというのはこの様な状態のことをいうのだろう。

 誰か?スコップ持ってません?持っていたら貸してくださる?穴を掘るので…


『そこのムスッとしている愛想のない奴が俺の息子のカイルだよ!ティナちゃんと同い年だから仲良くしてやってな。』


『父から紹介されたカイルです。よろしく。』

 ニコリとも笑わずにペコリと頭を下げられたので私も釣られて頭を下げ返す。


(本当愛想がないし捻くれてる感があるんだけど…。乙女ゲームでもクールなキャラっていう設定だったからしょうがないか…)

(ん?えええええ!?コイツが!カイル!?)


 驚きすぎて喉が塞がってしまい口をパクパクさせることしかできない。

『なにコイツ…頭おかしいの?まぁ見かけからして馬鹿っぽいし…』

 しょうがないか…見たいなテンションでとんでもない事をぼそっと言われた気がする。

『コラ!そんな事言ってはダメだろ?』

 慌ててドミニク様がカイルに対して注意をする。

(そうだ!そうだ!もっと言ってしまえ!)

 心中でドミニク様に加勢する。

 まぁ、いくら外見が大人っぽくても精神年齢は私より下である。

 流石に自分の親からの注意には弱いだろう。

 果たして、次の発言はなんというのか楽しみにしていると


『はい。すいません。つい本音が出てしまいました。僕も次からは注意します。』


 そんな誰も予想をしていなかったような発言をしてくれやがった!!


 これにはドミニク様も苦笑いで『ごめんね、コイツは後で叱っておくから』と言って下さった。


 *****


 しばらくドミニク様とお父様と私の3人で話して(カイルはいるだけで一言も話さなかった。)

 ドミニク様とお父様は長年積もる話もあり、当初の目的の私とカイルを仲良くさせなければいう事で私とカイルは庭に2人放り出された。


 これから私の長き戦いが始まる(予定




















一気にぶわぁ〜と書いているので誤字脱字多いかもです…

ご指摘して下さると嬉しいです(๑•̀ㅁ•́๑)✧

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