前日の出来事
投稿久しぶりです…
最後まで読んでいただけると嬉しいです(*´∀`*)
「これよりKKK作戦~カイルに嫌われれることで婚約なんてしない~を開始する!」
部屋で私は1人高らかに叫んだ。
本当はお父様に直談判して会いに行くのを中止して欲しかったんだが、
お父様の親友といえど階級は伯爵より上の公爵である。
断るのは失礼にあたるだろう。
それにだ…
もし、明日会いに行くのを中止出来たとしても後日改めて…という事になれば意味がない。
そこで…この作戦の出番というわけだ!
私の考えた作戦の内容とは
①絶対にこちらから話しかけない。
②話しかけられた場合も無視する。
③それでもなお、話しかけられた場合は出来る限り馬鹿にした態度で対応する。
この①〜③だ。
これぐらいやればプライドの高い公爵子息ならOKなハズだ。
普通の一般人でも、これをやったら……嫌われるだろう。
前世の私の友達の話なんだが、これをクラスでやってクラスの女子を敵に回した娘がいた。その娘はクラス替えがあるまでずっと孤独だったそうな……………………………アレは辛かったなぁ…
(クソ。カイルのせいで思い出したくない記憶が蘇ってきた…まぁ…私の友達の話だけど??でも、覚えてろ!目に物を見せてやる!)
まだ実際にあったことも無いカイルに対して怨みをつのらせた所で
お腹がくぅ~と情けない音を立てた。
作戦を考え疲れた頭と比例してお昼に起きて今日まだご飯を食べていない、私のお腹はもう限界を迎えている……
このままだと倒れてしまうので急いで食堂に向かった。
*****
(!?)
食堂で目にしたメニューは自分の目を疑うものだった。
いつも、食べる物といえば学食と母の愛情料理の私からすると
この様な反応になってもおかしくないであろう。
その肝心のメニューといえば、おフランスの料理だろうか?
デザートは美味しそうな果物で見ているだけでテンションが上がってくる
料理もとても美味しく食べられた。
私はこの料理を記憶を思い出すまでは普通だと思って食べていたのだから自分がとても怖い…
(伯爵令嬢ってすごいんだな…)
しみじみとそう感じた。
お父様も食事を一緒とったのだが、食堂にはお兄様の姿が無かった。
体調が悪いらしく部屋で休んでいるようだ。
(心配だな…後で様子を見にいってあげようっと♪)
我ながら良い妹だと思う。
次の話でカイルと出会うと思います!
話の中で誤字脱字がありましたらご指摘お願いしますm(__)m