事実発覚……
ようやく話が進みます。
次話からお楽しみに(*´ڡ`●)
『旦那様…そろそろお仕事を……』
私がグッタリしていたのを見て、ようやく執事さんが助け船を出してくれた。
(執事さん……助けてよくれたのは嬉しいけど……遅いよ…)
でも、助けてくれたのは事実なので祟るのは2代までにしてやろう。
「では私もお父様のお仕事の邪魔にならないように、退室させていただきます」
私は、これ以上面倒ごと巻き込まれないように部屋から出ようとする。
『おっ!ティナちょっと待って!』
後ろで私を引き止める声が聞こえた気がするが気のせいだろう。
『いや…真面目に!大事なこと思い出したから!』
(はぁ…まだ何かあるの??しょうがないなぁ~)
振り返って話を聞く体勢を作る。
「お父様。大事なお話とは?」
『話したと思うけど、俺の親友にティナと同じ年齢の男の子がいてな、ティナもソイツも『もう7歳だし会ってみないか?』って事になってなそれがな、明日になった』
確かに大事な話だ。
だが私はその話を一度も聞いた覚えはない。
「あの……?お父様。それはいつお話されたのですか?」
『ん?話していなかったか?ハッハッハッ!つい話したと思ってたよ』
そう言って屈託のない笑みを浮かべた。
『あぁ…それとな、ソイツの子供の名前は メイビィス・カイルって言うんだけど知ってるか?』
(!?【メイビィス・カイル】!?知ってるも何も……)
ようやく、私が自分に感じていたモヤモヤの正体がわかった。
悪役令嬢顔?
意地悪そうな笑顔??
当たり前だ!
だって…私【ティナ・バレンシア】は
【僕は君を守る剣】に出てくる悪役令嬢なのだから。
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