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そうそう、上手い話はないよね〜

久しぶりの投稿です!


なかなか投稿できず、すいませんm(_ _)m

テストで死にそうです。゜(゜´Д`゜)゜。

 

「あ〜もうっ!! ど う し た ら いいんだよ!!」



 冬眠前の熊のように部屋ををウロウロと歩く私。


 あれから話はとんとん拍子に進んでいき

 私は正式にカイルの婚約者となることが決定したのだった。


 家に着くと屋敷の中でその話を知らない人はおらず、皆生暖かい目を向けてきて大変恥ずかしい思いをした。

 

(どうやらお父様は知らない奴に娘を嫁がせるのなら…という事で顔を涙でぐしゃぐしゃにしながらOKしたらしい。(後日カイル談))


「(このままでは私の死亡フラグが確定してしまう…)」

 それだけは嫌だ。何があっても避けなければならない。

 

 でも、それを避けるための具体的な解決案が何も浮かんでこない。

(ヤバイ…ヤバイ…)

 気ばかりが焦ってしまう。


 このまま考えていても天才と名高い(自称)私を持ってしても無理な気がしたのでスーパーハイスペック人に意見を聞いてみることにした。


 *****


「お兄様います?」


 ドアをノックするとお兄様が部屋から出来て来てくれた。


「ん?なんだ、とりあえず廊下は寒いから部屋に入れ。」

 やはり性格も含め相変わらずのイケメンっぷりである。


 最近なぜかお兄様は私に対して異常に優しくなった…気がする。


 そして、私が話しかけると良く「大丈夫か?」と聞いてくるようにもなった。

 きっと、私がまた倒れるのではないかと心配なのだろう!

 なんて優しいお兄様を持ったのか。

 私は幸せものだ。


 そう…カイルとの婚約がなければね!(ここ重要。)


「あの、聞いて欲しい事があって…」

 部屋に入れてもらった私は早速話を切り出した。


「なんだ?俺に出来る事なら協力するぞ?」


「実は、私が…じゃなくて!私の友達が…命の危機なんです!!」

「?」


 私は自分の名前を伏せ大雑把に事情を説明した。

 流石に死亡フラグが立つからと言っても伝わらないのでそこら辺は適当に説明した。


 …結果。

「えっと、話をまとめると、お前の友達は婚約者と結婚すると何らかの事情で死んでしまう。…っていう夢を見たと。

 で、その夢の通りに物事が進んでいて今困っている。

 しかも、婚約者と別れても死んでしまう可能性がある…と言うことで合っているか?」


 うん…改めてお兄様の口から聞くとかなり無理やりな説明だよな…。


「はい。大体合っています!」

 私がそう頷くとお兄様は真剣に考え始めた。

 

「その婚約者との婚約を破棄するのは?」


「それは少し難しいかもしれないです…(ホントは私もそうしたいんだけど…簡単には破棄できないよなぁ)」


「じゃぁ、護衛を雇うというのは?」

「それも…」


 あーでもないこーでもない…と話し合っていると…


「ん〜…だったら魔術師にでもなったらいいんじゃないか?」

 と、お兄様は何気なく提案してきた。

 そう。この何気ない発言が今後の私の人生を大きく左右する事になったのだ。


「…?魔術師とは何ですか?」


「ん?知らないのか。魔術師とはー」


 魔術師。私に馴染みのある言葉で訳すと魔法使いみたいなもの…らしい。

 呪文を唱えたり、魔法陣を描くなどをして自分の魔力を使い力を生み出す。


 また、人により属性と言うものがあり大きく分けると3つに分類される。


 火などを扱う火属性

 水などを扱う水属性

 植物などを扱う木属性


 他にもレアな闇、光、etc…


 ようはポケ○ンの属性と一緒だど考えてもらえると分かりやすいと思う。


 この属性に関係なく使える技も沢山あり、上級者になると精霊を召喚できたり自分の体にバリアのようなものを張り巡らす事も可能なようである。


 でも、それでは世の中に大量に魔術師が溢れ悪用されてしまうかもしれないので 魔術を使えるようになるためにはルーティーン魔術学園に通わなければならないらしい。


 ここまで聞くとまさに私の為にある様にしか思えない。ビバ魔術!!


 だが、物事は早々上手くは進まない。


 何故かルーティー魔術学園は女子禁制。男子校だったのだ!!

 男子しか入れない理由…それは、私はあまり感じていないが男尊女卑で女性が下に見られやすい事が影響しているのだと思う。



 一通りの説明を受けた私は…



「「魔術師に俺はなる!!」」

 バーンと効果音が付きそうな位迫力で高らかに宣言したのだった。

 そう…さながら気分は海賊王になる事を宣言したゴム人間だ。


「お兄様!niceな意見ありがとうございます!!では、私は魔術師になるので、私はここで。」

 早速魔術師になるために私は颯爽とお兄様に声を掛けて部屋を出て行ったのだった。


 そして、はたと気付いた私。


(…あれ?魔術師になるためにはどーすればいいんだろ…?考えてみたら私は女子だから無理?)



 また、無限ループに迷い込みそうになったが、そこは日々成長していく私。

 さっきと違い私はある1つの案を思いついた。


 それは…


(男装すれば行けるんじゃ!?)

 





































 

誤字、脱字などがありましたら報告して頂けると嬉しく思います。

また、感想などもお待ちしています!

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