1/1
魂が入れ替わる薬
.
「優等生って、肩書きだけだったんだな。」
「っ、」
「妄想女。」
あれは夏の日だった。
今でもあの苦い記憶が鬱陶しいくらいにフラバでくる。
逃げだしてるのも分かってる、でももう、
肩書き、という言葉は聞きたくない。
もう、現実世界には懲り懲りだ。
あたしの理想、それは___________
「二次元」である。
_______________________
これは、僕等が夢をみていた、
そして傷つきながらも青春を駆け抜けていた
『フカシギ』なメモリーの集まりである。
.