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異世界はスマートフォンとともに。  作者: 冬原パトラ
第32章 めぐり逢えたら。
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#634 もう一人の、そして輝く未来。

■おそらく次か、その次で完結するんじゃないかと思います。新作のタイトルも未だ決まらず、できればいい感じで終わりたいし、いい感じでスタートを切りたいので、ちょっとお時間いただくかもしれません。




「これでよし……っと」


 僕は執務室の壁にかけた額縁を調整し、一人満足して頷いた。

 中には昨日撮ったみんなでの家族写真。……まあ、年齢がそこまで離れていないため、親子の家族写真というよりは、分校かなんかの全員写真のような感じがしないでもない。

 執務机の上にも写真立てに入れて飾っておこう。仕事に疲れた時の癒しだ。八雲とフレイが生まれたら、それぞれの写真も飾らないとな。机の上に全部置けるかな? こう……半分くらいスペースを開ければいけるか……?

 ああ、アルバムも作っといた方がいいか。写真はスマホで管理はできるけど、それとは別にプリントしたのも残しておいた方がいいだろ。九人分用意しないとな。

 今日の分の仕事を片付けて、子供たちに会いに行く。

 子供たちと触れ合えるのも今日で最後だ。明日には未来へと帰さなければならない。

 そう思うと足取りもなんとなく重い気持ちがしてくる。こんなんじゃいかんなあ……。

 リビングに行くとさすがに明日でお別れだからか、みんな一緒に揃っていた。

 八雲とフレイはテラスの先の庭で相変わらず剣を交えているし、八重とヒルダはそれをテラスから見守っている。二人も参加したそうにしていたが、今はホント勘弁してくれ。まだお腹は目立ってないけど、妊婦さんなんだからさ……。

 クーンはテラスの隅のテーブルでラジコンを分解していて、その隣の席にはリーンが座り、地球で買った本を読んでいた。

 ヨシノはこれまた地球のワイキキで買ったウクレレを弾き、桜はそれに合わせて小さく歌っている。

 アーシアはルーとお互いに作ったクッキーを評価しあっているし、エルナとエルゼ、リンネとリンゼはそのクッキーに舌鼓を打っていた。

 久遠はステフと父さんに買ってもらった携帯ゲームをしていて、ユミナとスゥがそれを微笑ましそうに眺めている。


「とーさま! お仕事終わったの?」

「終わったよ。今日はもうなにもない」

「やったー! じゃあいっしょにあそぼ!」


 ステフが元気いっぱいに両手を上げるが、コントローラーが落ちたぞ。対戦ゲーム中にそれはダメだろ。

 その隙に久遠のキャラが必殺技を決めて勝ちを収めた。


「にーさま、ずるい!」

「勝負とは非情なものなのです」


 ステフがぷんすかと怒っているが、久遠はどこ吹く風だった。

 ちなみに久遠の携帯ゲーム機は真っ先に博士に【アナライズ】されて、ワイヤレスの専用コントローラーや空中投影装置などのオプションを付けられ、まるきり別物のようになっている。

 久遠が一人で遊ぶ時はそれらを外して、ノーマルの状態で遊んでいるが、家族や複数人と遊ぶ時はオプション類を付けて遊んでいるようだ。

 まあ、そのままだと画面が小さいし、コントローラーも小さいからな。


「とーさまもやろ!」

「ほほう。テレビゲームの本場で生まれたこの僕に挑戦するとは。よかろう、相手になってやる」


 ちょっと悪役ボスっぽいセリフを吐きながら、久遠と交代してコントローラーを握る。

 この対戦ゲームはやったことないけど、元はじいちゃんとやっていた過去のシリーズの最新作だ。その頃からいるキャラも多い。そこまで操作方法は当時と変わらないだろ。

 僕は定番とも言える主役キャラを選び、ステフと対戦した。


「ぬっ、ぐっ、がっ!?」

「えっ、なにそれ!? ……嘘ん」


 あっという間に立て続けに二連敗して負けてしまった。というか、なにをされたかよくわからん……。一回殴られたかと思ったら、次々と蹴られて殴られて、浮かされたと思ったらなんか必殺技っぽいのが飛んできた。

 いや、君らゲーム触ってまだひと月も経ってないよね……? 子供の成長恐るべし……。


「冬夜、手を抜いてあげるのもよいが、ちゃんと相手をしてやってくれ。ステフも面白くないじゃろ」

「は、はは……。ちょ、ちょっと書類仕事で目がチカチカしているから今日は実力を出せない、かな?」


 何もわからないスゥが知らずに僕を追い込んでくる。その横のユミナは察しているのか苦笑いしていた。

 その後、みんなとボードゲームなどをしたり、桜の歌やヨシノの演奏を聴いたり、アーシアやルーのお茶菓子を味わったりと、一家団欒という感じで一日を過ごした。

 お嫁さんたちとは最後の日でも普通通りに過ごそうと決めていた。永遠の別れじゃない。いつかみんなとまた会える。八雲とフレイは一年後には一緒にいるのだ。

 またこうしてみんなで暮らす日が来るのはわかっているのだ。だから普通通りでいい。

 子供たちはそれぞれの母親と別室で寝ることになった。結果、僕は一人で寝る。寂しい……。

 まあ、仕方ない。子供たちも最後の夜を惜しんでいるのだろう。父親ってのはこういう時に耐えるものなのだ、たぶん。

 ベッドに入り、横になる。



 ……………………………………寝られん。

 もぞもぞと無意味に寝返りを打ちながら、今までのことを考えていた。

 子供たちが来て賑やかになった。いつの間にかそれが当たり前の日常になっていて、失うことが怖くなった。

 できることなら手元に置いておきたいと思う。

 だけどそれは未来の僕への裏切りだ。未来の僕も過去に子供たちと別れ、この寂しさを味わったのだろう。

 さっきは永遠の別れじゃない、とは強がりに思ったが、それでも寂しいものは寂しいねえ……。なんともセンチメンタルになったもんだ。


「未来までが遠いなぁ……」

「そうでもないよ。気がついたらあっという間だった」


 突然かけられた声に跳ね起きる。

 薄暗い部屋の中、ランプに照らされた部屋の隅にある机の横の椅子に、一人の青年が腰掛けていた。


「未来の僕……か?」

「ご名答。そんなに変わってないだろ?」


 そこに座っている人物は僕だった。いや、結構変わってるぞ? 少し背が僕より高いような気がするし、顔つきもちょっと大人びている。気になるところといえば、声かな……。自分の声って自分で聴くとなんとも馴染まないよね……。

 ……うん、まあ、なかなかかっこいいんじゃないか? おっと自画自賛してしまった。恥ずい。

 というか、未来から来たのか? 世界を渡る時以外の時間移動はしちゃいけないはずだけど……。


「ああ、世界神様と時江おばあちゃんには許可はもらってるよ。というか、僕も十二年前に未来からの僕と会ったから、これは予定通りなんだよ」

「そうなのか……」


 ってことは、僕も十二年後に彼と同じく過去の僕に会いに行くのか? 覚えておけるかな……?

 しかし十二年後? 三十歳くらいか? どう見ても二十歳ちょい過ぎだけども。やっぱり神族になったことで成長が止まったのか?


「そうだね。成長……というか、老化が止まった。困ったことに髭とかも生えなくなってさ。貫禄が全く出ないんだよ。一時期、付け髭とかつけてたけど、奥さんたちには大不評でさ。結局やめちゃった」


 おおう、そんな弊害が……。毎朝髭剃りしなくていいのはいいことのようにも思えるけども。


「まずはありがとう、と。子供たちの面倒を見てくれて。大変だったろう?」

「そりゃまあ……って、僕なんだから知ってるだろ?」

「いや、十二年前のことだから、どうだったかなあって。あんまり大変だった記憶はないんだけど」


 大丈夫か僕……? ボケが始まったりとかしてないよな? いくらなんでもそれは早すぎるぞ。


「わかってたことなんだけどさ、やっぱり子供たちの魔力を感じられなくなって、本当に不安になったよ。時江おばあちゃんが現れるまで、気が気じゃなかった」

「あれ? 子供たちって消えた瞬間の時間に戻るんじゃないのか?」


 確か時江おばあちゃんにそんな説明を聞いた気がするけど。


「消えた瞬間に現れるわけじゃないんだよ。数十秒のラグがある。まるで一時間にも感じたよ。だから無事に帰ってきた時は本当に嬉しかった」


 ……んん? 話からすると目の前の僕はこれから子供たちを送ろうとしている未来の僕じゃないのか? その後の僕? いや、それも僕だからおかしくはない、のか?


「子供たちを送り返した未来の僕ではないね。僕はそれから何週間後から来た。子供たちを連れて、父さんたちに会いに地球に行ってたからね」

「え、帰ってすぐにまた地球に!?」


 いや、未来の僕らは違うんだろうけど、子供たちは一週間前に地球から戻ってきたばかりなんだが。

 なのにまた行ったの? どっかのタイムスリップ映画の続編みたいに、未来へと送り返したのに、その直後に戻ってきたみたいな……。


「父さんたち驚いてたろ……。いや、僕らが行った時代とは違う時代の父さんたちのところに行ってきたのか?」

「うん。この世界と地球じゃ時の流れが違うけど、君たちの行った時代から十二年後の地球に。冬花ももう中学生だよ」


 冬花が中学生……! 想像できんな……。

 でも実際には子供たちより歳上なのだし、それが彼の時代での当たり前の年齢差なのか。


「次に子供たちを連れて地球に行く時は、過去に行く予定だよ。じゃないと父さんたちは十二年後まで子供たちに全く会えないことになるからね」

「ああ、なるほど……。ややこしいなあ……」


 僕らが毎年里帰りしても、子供たちを連れて行くわけにはいかないからな……。たぶん、来年の里帰りは八雲とヒルダは生まれたばかりの子供たちとお留守番になりそうだ。

 写真とかを向こうに送るのは問題ないっぽいから、送るつもりでいるけどさ。


「そういえば、結局父さんたちって、異世界に来るのかい?」

「うん、まさに今回地球に行ったのはそのためでね。数年前から父さんたちと計画していて、今回は三人を連れて戻ったんだ。もう子供たちに会わせても問題ないからね」


 え!? じゃあもう異世界に来ちゃったのか!? いや、今から十二年後の話だけど……。

 まさか移住するのか?


「いや、あくまで今回は一年間のホームステイみたいな感じ? ちゃんと冬花も海外留学ってことにしてる。一年間暮らしてみて、どうするか判断するっぽいけど。僕も一年ごとに行ったり来たりするのも有りかなって思ってる」 


 うん、完全に移住ってのはいろいろと問題が出てくるかもしれないからなあ……。

 でも、冬花は大丈夫かね? 学校での付き合いもあるだろうに。


「いや、なんというか……。わずか数日でもうこの世界に慣れたって感じで……。魔法とか習ってはしゃぎまくってるし、冒険者登録もしたっぽい……」

「僕らの妹、アグレッシブぅ……」


 大丈夫なの? お兄ちゃん心配……。僕と違って神様からの底上げ能力なんてないんだからさ。

 一応、従属神である犬のブランカが常に一緒らしいので、そうそう危険に陥ることはないと思うが……。

 

「母さんも魔法に夢中になってるし、父さんもフレームギアを見てテンションが上がっててね……」

「あー……。なんとなく想像できる……」


 そもそも僕に子供の頃、ロボットアニメを観せてきたのは父さんだからな。確か母さんも子供の頃に魔女っ子アニメを見ていたと言っていた。

 なるべくしてなった結果というわけだ。


「まあ、楽しんでくれているならいいんじゃないか? 今までできなかった親孝行だと思ってさ」

他人ひと事みたいに言ってるけど、君も将来同じ目に遭うんだからね? 今のうちに覚悟だけはしときなよ」


 うっ。ものすごいド正論の矢が飛んできた。当たり前のことなんだが。


「母さんも冒険者登録をしようとしたけど、さすがにそれは止めた。『年齢を考えなよ』って言ったら、思い切り拳骨を食らったけども。十二年後まで覚えていたら、言わない方がいい」

「はは……」


 笑えねえ。

 まあ、母さんは十代で僕を産んでるから若いけど、それでも未来じゃ五十手前だろ……? さすがにそれで冒険者登録は無理があるだろ……。

 どうやら僕の両親は異世界に来てかなりはっちゃけてしまっているらしい。こりゃ、確実に移住するな……。冬花だけはどうするかわからないけども。

 高校生で親元から離れて一人暮らし、という人もそれなりにいるだろうし、してもおかしくはないよな。家族が異世界ってのは滅多にないだろうけどさ……。

 僕も変則的だけど、高校一年生で親元から離れたわけだし。


「まあ、冬花だけ地球で暮らすってのも一つの選択肢ではある。ただねぇ……」


 未来の僕がものすごいしかめっ面で腕組みをして天を仰いでいる。


「父さんも母さんもいなくなったら、あの子ブレーキ無くなるんじゃないかと……」

「そんな暴走娘なの? うちの妹……?」


 おかしい。冬花は可愛らしい天使の様な子のはずだ。この十二年でなにがあった!?


「時々、じいちゃんの生まれ変わりなんじゃないかって思う時がある」

「おっそろしいことを言うな……!」


 あんな可愛い天使が、じいちゃんの生まれ変わりのわけないだろ……! もし本当なら秒で世界神様に文句を言いに行くぞ、僕は。


「話を聞いてると、冬花の方が異世界に合ってる気がするんだけどなあ……」


 もう父さんともどもずっと異世界こっちに住みゃいいのに。中卒でもなんとかなるよ?


「あの子、ゲームクリエイターになりたいんだってさ。だから向こうの専門学校に行きたいんだって。異世界こっちの活動はリアルさを出すための取材だって言ってた」

「もう人生設計までしていらっしゃる……?」

「最高の乙女ゲームを作るってさ」

「なぜにそっちの方向に……?」


 元凶となりそうなお義姉ちゃん(リンゼ)の顔が浮かんだが、まさかな……?

 というか、冬花がそうなってしまったのって、九人のお義姉ねえさんの影響じゃないの……? 

 えっと、乙女ゲームってアレだよな、女性向けの恋愛ゲーム。異世界こっちの取材をするってことは、ファンタジー世界での恋愛ゲームってこと?

 数週間前までよちよち歩きの子が、急にそんな趣味に目覚めたと聞くと微妙な気分になる……。いや、本人にしたら急ではないんだろうけども。

 まあ、早くに人生の目標を見つけられたのはいいこと……だよね? だよな?


「なんかものすごく大変な未来が待っているような気がしてきた……」

「悩め悩め、若人よ。僕も通った道だ。君だけが通らないというのはあり得ない」


 いろんな不安に頭を痛めている僕を見て、未来の僕がニヤニヤと人の悪い笑みを浮かべている。ぐぬぬ、こいつ性格悪いな! くそう、僕だった!

 

「まあ、子供たちにしろ、冬花にしろ、いずれそれぞれの道を歩き始めるってことさ」

「ちょっと寂しいな……」


 わかっちゃいるんだ。いつまでも一緒にはいられないって。子は親から離れ、いつか親になる。僕もそうだったように。

 父さんや母さんもそんな気持ちを味わったのだろうか。


「道は離れても、また近づくこともある。それに僕らには頼りになる九人のパートナーがいるじゃないか。彼女たちとはずっと一緒に長い道を歩いていくんだ。これほど心強いことはないだろ?」

「ははっ、確かに」


 そうだな。これからどんな苦難が待ち受けているとしても、彼女たちとなら乗り越えられる。

 離れてしまうことは寂しいけど、その先に素晴らしい未来があると思えば、なんてことはないのかもしれない。


「ありがとう。少し気が楽になったよ」

「自分で自分を励ましているだけだから、大したことはないさ」

「んん? さては十二年前に同じことを言われたな?」

「一字一句覚えているわけじゃないけど、たぶん同じことを言われたんだろうなあ」


 おせっかいな自分だな。まあ、ありがたいことはありがたいけどね。

 『情けは人の為ならず』と言うけど、これほどダイレクトに自分に返ってくる例も珍しいと思うわ。


「さて、そろそろお暇するかな。明日は霊子映像エーテルビジョンの開局セレモニーがあるんだ」


 未来の僕が椅子から立ち上がる。


「それって久遠の言ってたテレビのやつ?」

「そう。とりあえず桜が教えている歌の上手い子たちでいくつかユニットを作って、それぞれ違う曲を歌わせるつもりなんだけど」

「アイドルユニットをプロデュースかよ……」


 まさか人気投票とかするんじゃあるまいな。人気投票って毎回思うけど、最下位になる子が必ず出るんだから、やめてあげてほしいよ……。芸能界は食うか食われるか、生き馬の目を抜く弱肉強食の世界とはいうけれども。

 まあ、そういう中からトップスターってのは生まれるんだろうけどな……。


「歌だけじゃなく演劇なんかもやるつもりだけどね」

「本当にテレビ番組なんだなあ……」


 未来のブリュンヒルドは世界への情報発信地となるようだ。

 しっかりと未来を見据えて頑張らないといけないな。


「じゃあ、またいつか。あまり会わない方がいいんだとは思うけど」

「うーん、その時ってなにか大きな問題が起こった時だろうからなあ……」

「だね。じゃあね、僕」

「じゃあな、僕」


 フッ、と音もなく未来の僕が消えた。一瞬、夢だったんじゃないかとも思ったが、つねったほっぺが痛い。夢じゃなかったか。

 ベッドに入り、横になる。不思議と先程まであった、変な不安や寂しさは綺麗さっぱり消えていた。

 未来の僕もこんな落ち着いた気持ちになったのだろうか。

 大丈夫。僕らの未来は明るい。子供たちが笑いあう、あたたかな未来がこの先に必ずあるのだ。なら、それを信じて僕はできることをしていこう。

 いつか来るその未来を思いながら、僕はいつしか夢の中へと落ちていった。

 


 そして別れの朝が来た。

 






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■スラムで暮らす私、サクラリエルには前世の記憶があった。その私の前に突然、公爵家の使いが現れる。えっ、私が拐われた公爵令嬢?
あれよあれよと言う間に本当の父母と再会、温かく公爵家に迎えられることになったのだが、同時にこの世界が前世でプレイしたことのある乙女ゲームの世界だと気付いた。しかも破滅しまくる悪役令嬢じゃん!
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