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異世界はスマートフォンとともに。  作者: 冬原パトラ
第32章 めぐり逢えたら。
626/637

#626 牧場満喫、そしてジンギスカン。





 ふれあい牧場に併設するそのロッジ風のレストランは、いかにも牧場をイメージしたかのような凝った内装になっていた。

 天井が高く、椅子もテーブルも木製の雰囲気あるものだった。

 奥の方がそのままバルコニーのようになっていて、遠目に先ほど僕たちが戯れた放牧場が見える。まさに牧歌的な雰囲気漂うレストランだな。

 バルコニー席に大きなテーブルが二つあったので、僕らはそっちの方に着席した。さっそくテーブルにあったメニューを手に取る。

 ほうほう、和牛のビーフシチューにビーフカレー、牛丼、豚丼、ラムステーキに鹿のロースト重定食……。やはり肉が多いな。

 まあ、普通のラーメンやおにぎりなんてものもあるけど、ここにきてそれを頼むのはちょっともったいない。

 ラムステーキにするかな……。ラムって仔羊だよね? 

 さっきまで愛でていた羊を食べるのはちょっとだけ抵抗感があるが、感謝して食べるから許してくれ。

 みんなもそれぞれ注文をし、待っている間、牧場入口でもらったパンフレットを見ながら、次はどこに行こうかと話し合う。


「ここのアスレチック広場ってのに行ってみたい!」

「こっちではチーズとバターが作れるみたいね」

「忘れずに売店でお土産は買わないと」


 ここでもお土産を大量に買うことになりそうだなあ。あ、バター飴は個人的に食べたい。

 そうこうしているうちに頼んだ料理が届き始めた。

 僕のところにもラムステーキがやってくる。おお、ちょいレアな赤身肉といった感じで美味そうだ。

 さっそくナイフで切り分けて、ソースとともにパクリと一口。


「うん、美味い」


 もっとクセがあるのかと思ったが、さほどでもない。確かに独特の風味はあるけれど、マイルドな甘味とジューシーな味わいがして、これは食べやすいぞ。ライスが進む。なかなかやるな、羊。

 みんなもそれぞれ御満悦のようだ。冬花もお子様プレートを頼んでご機嫌である。ひよこのオムライスとか芸が細かい。

 父さんのローストビーフ丼も美味しそうだな。……さすがにここの肉にここの動物たちは使ってないよな……? 廃牛肉とかあるけど、それを使うくらいなら普通に仕入れをしてるだろうし。

 複雑な思いを抱きながらラムステーキを食べ終えると、今度はデザートが運ばれてきた。


「え、まだ食べるの?」

「新鮮な牛乳を使ったソフトクリームとか、見逃せないでしょう?」

 

 確かに。リーンの言うことに納得してしまった僕も、追加でソフトクリームを注文してしまった。

 みんなから遅れることしばし、コーンスタンドに立てられたソフトクリームがやってくる。

 みんなはチョコとか抹茶とか、変わったのだとラムネなんてのを選んだりもしているようだが、僕が選んだのはシンプルなミルクソフトだ。この方が牛乳の味がよくわかるんじゃないかと思ってさ。


「美味っ……! 濃いなあ……」


 先端を食べただけで、ミルク感が口いっぱいに広がる。濃厚でクリーミーなのに、後味がさっぱりとしていて、牛乳本来の甘さがわかるというか。

 新鮮な生乳を使うとここまで違うものなのか。コンビニとかで買うソフトクリームとはまるで別物だな……。

 リーンの言う通り、確かにこれは見逃せないな。危うく食べ損なうところだった。

 子供たちも美味しい美味しいとソフトクリームを口にしている。


「これはブリュンヒルドにも牧場が欲しくなりますね……」

「いい考えですわ、ユミナさん! 新鮮な牛乳からいろんな料理の可能性が生まれます!」


 ユミナとルーがなにやら盛り上がっている。

 できなくはないと思うけど、異世界あっちだといろいろと大変だぞ。食料になる動物を群れで飼っていると、間違いなく魔獣や魔物の標的にされるからな。

 ブリュンヒルドの周囲にはそこまで強い魔獣はいないが、それでも狼やゴブリンなんかが出るし。

 四六時中、牛を守る護衛の冒険者なんかを張り付かせるわけにもいかないしさ。

 まあ、冒険者ギルドの横に併設するって裏技がなくもないけど……町中に牧場は臭いとかいろいろ問題があるよな……。

 お金もかかるし。新鮮な牛乳のためだけに大切な税金は使えんだろ。個人でならまあ、ありかもしれないが。

 ブリュンヒルド王家直属管理の牧場か……。要るかなあ……でもこの味には逆らい難い……。ダンジョン島の方ならできるかなあ。

 結局答えは出ないままソフトクリームを食べ終えてしまった。美味しかったけど、後半味に集中出来なかったや……。

 満腹になった僕らはレストランを出て、腹ごなしというわけでもないが、先ほど子供たちが言っていたアスレチック広場とやらに行くことにした。

 公園とかにあるようなちょっとしたアスレチック施設があるだけの広場かと思っていたが、思ったよりガッツリとした場所だった。

 縄の橋に丸太くぐり、滑り台にターザンロープ、雲梯うんていにブランコと、遊具がたくさんある。

 広場の横にはドッグランとゴーカート乗り場まであるのか。まるでちょっとした遊園地だな……。


「じゃあ一時間後にはここに必ず戻ってくること。スマホを落とさないようにちゃんと気をつけること。周りの子供たちの迷惑にならないようにすること。いいね?」

『はーい』


 母さんの言葉に子供たちが揃った声を上げる。返事だけはいいんだよな……。


「大丈夫。私たちもついていくから」

「しっかりと見ておくでござるよ」

「皆さんは休んでいて下さい」


 と、エルゼ、八重、ヒルダの体育会系三人が子供たちとともにアスレチック広場へと向かっていった。大丈夫かね? 一緒になって遊んでしまわないかちょっと心配だ……。

 アスレチック広場というだけあって、広場の方も丸太で作られたようなベンチやテーブルがあり、くつろぐことができるスペースがあった。

 子供たちは腹ごなしに運動だろうが、僕らは食休みといくか。

 お隣のドッグランでは何匹かの犬が走り回っている。あれはここの犬じゃないのかな? 自分ちの犬を連れてきてもいいのか。ならこっそりと【ゲート】でブランカを連れてくればよかったか。

 いや、仮にも神様だからな……。他の犬たちがビビって萎縮してしまう可能性がある。やめとこう。

 冬花もアスレチックの方に行ってしまった。簡単な滑り台とか、ベンチのようなブランコに乗ってご機嫌だ。すっかり子供たちに懐いてしまったな。


「……みんなが帰ったら冬花も寂しくなるねえ」


 子供たちとはしゃぐ冬花を見ながら、ぼそっと父さんが呟く。


「うーん、こればっかりはね……。いや、未来の僕がたぶん今の子供たちを連れてくるだろうから、会えなくなるわけじゃないんだろうけど……」


 すでに子供たちが父さん母さんに初めて会うのはこの時間軸に決定した。

 つまりこのあと八雲やフレイが生まれても、地球に連れて行くのは歴史が変わってしまうからダメってことになる。

 時江おばあちゃんの力を借りればどうにでもなるんだけど、世界の危機でもないのにそんなことをすれば、依怙贔屓だと他の神々に叩かれてしまうだろう。

 僕だけならまだしも、時江おばあちゃんや世界神様にまで迷惑をかけるわけにはいかない。父さんや母さんに子供たちが赤ん坊の時に会わせてあげられないのは残念だけれども……。

 一年に一度の里帰りも子供たち抜きで(同じ時間に戻れば時は過ぎない)行かなきゃならないからな。なんか後ろめたいよ。

 せめて成長の記録を動画で撮って、見せてあげるくらいのことはしないといけないよなあ。


「あと何日こっちにいるんだい?」

「えーっと、四日かな」


 楽しい時はあっという間に過ぎてしまうな。もっといろいろ回ってみたかったけれど。


「日本は満喫したから次は海外に行こうかと」

「羨ましいねえ。仕事がなけりゃ僕もついていきたいところだけども。さすがにそろそろネームを切らないと、みんなとお別れの最後の日まで仕事をする羽目になるからね……」


 父さんが少し遠い目をしてため息をついた。父さん曰く、作画作業よりも話を作るネーム作業の方が精神的にキツいんだそうだ。

 作画作業は手を動かしていればいつかは終わる。だけどもネーム作業はアイディアなどが出ない時は全く出てこなくて、終わりが見えないんだとか。


「作画作業なら手伝えるけど、ネーム作業は手伝えないからなあ……」

「いや、冬夜君には作画作業も……おっと」


 父さんが慌てて口を塞ぐ。悪かったな、『画伯』で。


「ああっと、海外ってどこに行くつもりなんだい?」


 父さんを睨んでいると、誤魔化すようにこれからのスケジュールを聞いてくる。……まあ、いいけど。

 

「新婚旅行で行ったところは避けようかなと思ってる。お嫁さんたちにも初めての場所で楽しんでもらいたいし」


 新婚旅行で訪れたのは、イタリア、スイス、タイ、フランス、イースター島とかその他いろんな国へと行った。

 なんだかんだでヨーロッパが多かったかな。今度はアメリカとか行ってみるか? ニューヨークの摩天楼とか自由の女神とか見せるのもいいかもな。

 そういえばリーンがチチェン・イッツァに興味があるようなことを言ってたな。北アメリカと南アメリカあたりを中心に考えてみるか。

 ただグランドキャニオンとかナイアガラの滝みたいな自然の観光地はあまり受けがよくないんだよな……。異世界むこうでも似たようなところはあるからさ……。

 どっちかというと、大都市なんかの建造物のような人の手によって作られたものの方が受けがいい気がする。ピサの斜塔とか面白がってたしな。

 四人の大統領の顔が彫られたラシュモア山とか見せたら驚くかもしれない。

 そんなことを考えていたらあっという間に一時間が過ぎ、満足した様子の子供たちが戻ってきた。取り立ててトラブルもなかったようだ。……なかったよな? エルゼたちがちょっとお疲れの色が見えるが……。

 その後ドッグランで遊ぶ犬たちを見ながら、ゴーカートで遊んだ。これはちょっと僕も興味を持ったので乗ってみたけど、なかなか楽しかった。速度がなくても楽しめるもんだな。

 クーンがゴーカートの構造を調べようと地べたに這いつくばろうとしてたのには難儀したが。もう少しでリーンの拳骨が落ちるところだった。

 それから野外ステージで動物ショーを見たり、フクロウやミミズクといった、猛禽類がいる小屋で鳥類ともふれあい、遊びに遊び終えて最後に売店でお土産を買うことにした。

 売店とはいうが、ここの売店は広く、まるでちょっとしたスーパーマーケットのようだ。


「おお、当たり前だけど動物グッズが多いな……」


 牛、馬、豚、犬、猫などの動物のぬいぐるみはもとより、動物マグカップ、乳牛柄のタオル、豚型の座布団……あ、ザブトン? シャレのきいたものもいっぱい置いてある。

 もちろん動物グッズだけじゃなく、お菓子なども置いてあった。バター飴、牧場プリン、牛乳ラスク、牛乳サブレ、変わったのだとジンギスカンカレーなんてのもあるな。


「というか、普通に生肉が売ってる……」


 これってここの動物の肉じゃないよな? 牛や豚、鶏に、羊まで売ってるけど……。

 その他にもいろんなものが売ってるが、やはり乳製品が多いな。チーズやバター、ヨーグルトなんかが売っている。

 もはや恒例のごとく、子供たちはぬいぐるみ売り場へと一目散に駆けていった。久遠を除いて。水族館の時とまったく同じだな……。

 そしてこっちも当然のごとく、ルーとアーシアが生肉売り場へ。今日の晩御飯はジンギスカンかな……。うちにジンギスカン鍋ってあったっけ……? あ、かっぱ橋道具街でルーたちが買ってたな……。

 おっと、僕も城のみんなにいくらか買っていかないとな。バター飴とか生キャラメルは定番だよな。大人数にあげられるし。スモークウィンナー・ベーコンセットなんてのは武田四天王のおっさんたちにいいかもしれない。

 メイドさんたちにはチーズケーキとかか? お? 牛乳配合のハンドクリーム……こんなのもあるのか。これも買っておこう。


「かーさま、ロールケーキがあるよ!」

「なぬ!? それは見逃せぬ!」


 ステフとスゥがロールケーキを見つけてはしゃいでいた。こういうところのロールケーキはまた違うのだろうか。やはりクリームが濃厚とか……ちょっと僕も食べてみたくなった。


「ぶらんか!」

「ありゃ、本当に似てるねえ」


 冬花が真っ白な犬のぬいぐるみを見て喜んでいる。確かにブランカによく似たぬいぐるみだ。並べたら親子に見えるかもしれない。

 どうやらブランカ似のぬいぐるみを母さんが買うようだ。……さすがにあいつも自分に似たぬいぐるみに嫉妬はしないよね?

 お嫁さんたちがその他にもマグカップやお茶碗、お箸といった動物グッズ系の食器を買っていた。かっぱ橋でそれ系は買いまくっていたはずなんだが……。

 どうにも地球こっちに来てから財布の紐が緩みまくっているような気がする。まあ、多少なら緩んでも大丈夫だけれども、すでに資金は半分以下だ。なにをするにも二十人以上の金額がかかるからな……。

 まあ、あと四日。最後の一日は家で過ごそうかと思っているので、実質三日。そう大金を使うこともないだろう。最悪、世界神様に借金を頼もう……。

 おっと、世界神様にもお土産を買わねば……。このビーフジャーキーなんか酒のつまみにいいんじゃないか? ポークジャーキーもチキンジャーキーもあるな。

 あ、酒といえば酔花のことを忘れていた。どこかの酒屋でお酒を何本か買っておかないとな……。

 いや、明日海外に行くんだから珍しい洋酒とかの方がいいかな? ま、あいつの場合飲めれば何でもいいような気がするが。

 とにかくいろいろ見繕っていこう。

 それからお土産をどっさりと買った僕らは満足して牧場を後にした。



          ◇ ◇ ◇



『いただきまーす!』


 やはりというか予想通りというか、夕食はジンギスカン鍋だった。

 リビングに置かれたテーブルに二つ、キッチンの方のテーブルに二つのコンロが置かれ、特徴的なジンギスカン鍋が載っている。

 じゅうじゅうと焼かれるラム肉に、その周りで焼かれるキャベツやもやし、ニンジンやピーマンなどが彩りを添える。

 鍋の盛り上がった中央で焼かれた羊肉から、肉汁が染み出し、溝に沿って下の野菜にさらに旨みを付ける……この鍋を考えた人は天才じゃないだろうか。

 しかし昼間に可愛がっていた羊を夜には食べるってのもアレだな……。人間とはなんと罪深い生き物なのか……。まあ、同じ羊じゃないけども。ん、美味い。

 昼間のラムステーキも美味かったが、こういう形で食べるのも美味いな。……そういや僕だけ昼にも羊を食べたのか。知っていれば別なの食べたのにな。

 野菜も美味い。まだ完全に焼かれる前のシャキシャキした野菜も、肉汁に煮込まれてクタクタに柔らかくなったのも、どっちもいける。

 ふと横を見ると、スゥが苦い顔をしてピーマンを口に入れ、それを見たステフもニンジンを決死の覚悟で口に入れて、二人とももぐもぐと食べていた。

 お互い嫌いな野菜でもちゃんと食べられるようになったようだ。スゥは子供の手前という理由もあるのだろうが。


『ごちそうさまでした!』


 満腹満腹。ちょっと食べ過ぎた……。毎回この身体で食べられる量を誤るなあ。

 ……今気がついたけど、この数日で太ってるんではなかろうか、僕……。子供の姿だと目立たないけど、元の姿に戻ったらお腹がぽっこり、とか。帰ったら運動しよう……。

 食事の後は銘々、本を読んだり、テレビを見たり、その間に交代でお風呂に入ったりする。なにしろ人数が人数なので、【ゲート】で実家とも繋げて、そっちのお風呂も貸してもらって、なんとかしている感じだ。

 転移魔法で銭湯に行ってもいいんだけど、今日みたいに出かけた日は、部屋着から着替えていろいろ用意して、また出かけるってのは億劫なのよ……。

 家族だけのプライベートな空間でだらだらと過ごす時間も大切だと思うんだ。うん。

 とはいえ、そんなにダラダラしているわけにもいかない。明日のスケジュールを決めないとな。


「ニューヨーク、ロサンゼルス、ラスベガス、ウィーン、パリ、オーランド、マチュピチュ……」


 行きたいところがみんなバラバラだなあ。ウィーンはたぶん桜とヨシノだろ? パリはルーとアーシアかな? 本場のフランス料理を食べたいと見た。パリは新婚旅行でも行ったんだけどな……。

 あと教育的にラスベガスはマズいだろ……。


「……オーランドってどこにあるんだっけ?」

「アメリカのフロリダ州。なんでも世界最大級のテーマパークがあるそうよ」


 リーンの説明を聞いて、すぐにわかった。なるほど、蒸気船を操縦してたネズミがいる夢の国か。


「このマチュピチュってリーンだろ?」

「ええ、あの絶景をこの目で見てみたくて」


 確かにあの光景は一度見てみたいかもな。ガイドブックに書いてあるけど、日本から飛行機でクスコ、そこから鉄道でアグアスカリエンテス(マチュピチュ村)に、そこからさらにバスで行くらしい。日本から三十時間以上かかるっぽいが、転移魔法なら一瞬だ。ちょっと見て帰るだけなら二時間もあれば充分だろう。

 本当に観光して終わりって感じになりそうだな。

 あまり一箇所を重点的に観光してると時間切れになってしまうし、主要なところを回るだけでいいかなあ……。新婚旅行の時も後半そんな感じになったな。

 もともとは子供たちに生まれ故郷(にほん)を見せてやりたいという気持ちから旅行に来ているんだし。

 外国だと勝手がわからんから、いろいろと面倒なんだよね……。

 その国、その土地独自のルールがあったりするからさ。ほら、シンガポールのポイ捨て罰金とか。

 それもこのガイドブックに書いてあるけど、ゴミをポイ捨てしたら最大一千ドルの罰金だってさ。

 十万以上取られるなんて恐ろしい……。まあ、そこらにゴミ箱があるらしいからそこまで怖がらないでもいいんだろうけども。

 その国の法に触れないように……って、不法入国している奴が言えた言葉じゃないか。

 明日はいろんな国の名所を転移魔法で渡り歩く感じになるかな。今日のうちにマップサイトで向かう先をよく確認しておかないとな。








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■スラムで暮らす私、サクラリエルには前世の記憶があった。その私の前に突然、公爵家の使いが現れる。えっ、私が拐われた公爵令嬢?
あれよあれよと言う間に本当の父母と再会、温かく公爵家に迎えられることになったのだが、同時にこの世界が前世でプレイしたことのある乙女ゲームの世界だと気付いた。しかも破滅しまくる悪役令嬢じゃん!
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新作「桜色ストレンジガール 〜転生してスラム街の孤児かと思ったら、公爵令嬢で悪役令嬢でした。店舗召喚で生き延びます〜」をよろしくお願い致します。
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