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異世界はスマートフォンとともに。  作者: 冬原パトラ
第32章 めぐり逢えたら。
563/637

#563 宝石のフレイズ、そして未来の話。





「あ、父上、そっちにも落ちてます」

「はいはい」


 僕は雪原に散らばりまくった色水晶のかけらを片っ端から【ストレージ】に回収していた。

 息子にいいところを見せようと意気込んではみたが、結果は息子無双による蹂躙劇で、僕の出る出番などなかった。

 だって睨みつけるだけで倒せんだよ……? どう対抗しろと。

 それでもなんとか一体くらいは倒したけどさあ……。

 おかげで辺りは散らばった色水晶のかけらでいっぱいだ。回収するのも手間である。いつもなら地面に【ストレージ】を開いて落とすんだが、雪の上に落ちているから雪ごと落とすことになるんだよね。

 というか、このかけら、晶材なのかね? 水晶というより、色がついているから宝石みたいなんだが。

 一つのかけらに魔力を流して試してみたが、晶材と同じような効果はあるようだ。

 ただ、フレイズの晶材と比べると、かなり質が悪いようにも感じる。すぐ魔力飽和量がいっぱいになるし、耐久性もそこまで高くない。まるで偽物の晶材みたいだ。

 

「ニセモノ……? まさかこいつらってユラが研究していたっていう人工フレイズなのか……?」


 宝石フレイズ(と今はしておく)のかけらを回収した僕たちは、雪の積もる森の中、空白地帯の中央部へと歩いていく。

 空を飛んでもいいんだが、この針葉樹の森では視界が遮られて下まで見えにくい。地道に歩いて探した方がいいと思う。


「久遠、大丈夫か? 疲れたら言うんだぞ?」


 雪中行軍をする羽目になった久遠を振り返る。辛そうなら【レビテーション】で浮かばせてあげようと思ったのだ。


「ええ、これくらいなら特には。あ、父上、ちょっと待ってください」

「ん? なにかあったか?」


 ガキャッ! という音がして横を見ると、久遠が見つめる先にいた青い宝石フレイズらしきものがガラガラと崩れていくところだった。久遠の片目がレッドゴールドに輝いている。

 いやホント、こいつらにとって久遠って天敵じゃないの?

 散らばった青いかけらも回収しておく。これはサファイアみたいだ。確かルビーとサファイアって同じ物なんだっけか。

 そんなことを思いながら回収していると、森の奥からガサッ、ガサッと、再び団体さんが現れた。

 おいおい、いったい何体いるんだよ?

 そんな僕の疑問には問答無用で襲いかかってくる宝石フレイズたち。

 しかし僕がブリュンヒルドを抜く前に、襲いかかってきた宝石フレイズたちは、ガキャッ! ガキャッ! っと久遠の魔眼によって次々と破壊されていく。

 こりゃまた久遠無双だなぁ……。

 襲ってきた宝石フレイズたちを倒し(ほとんど久遠がだが)、僕らはさらに森の奥へと進む。

 進むに連れて襲いかかってくる宝石フレイズたちの数が増えていったが、やがてぱたりとその襲撃が途絶えた。

 諦めたか? ……そんなわけないか。


「なんだろう。なんかさっきから耳鳴りがするな……」

「父上も? 僕もです」


 キーンとした高い音がさっきからずっと耳に届いている。どうやら久遠もしているらしい。

 僕らが耳を押さえていると、久遠の腰にあるシルヴァーが話しかけてきた。


『それ、耳鳴りじゃないでやんスよ。あっしらが進む先からいろんな音の波が放たれてるんス。普通の人間なら拾えない音っスけど』


 進む先から? やはりこの先になにかあるのは間違いなさそうだ。

 さらに注意深く進む。やがて森を抜けたかと思ったら、目の前に広がったその光景に僕らは絶句してしまう。

 森の中にポッカリと直径百メートルはあろうかというクレーターが現れたのだ。

 ただのクレーターではない。その内側にはいくつもの大きな結晶柱が、まるで水晶クラスターのようにそそり立っている。

 さまざまな色の水晶の柱があちこちから生えているその光景は、美しくもなにか怖い印象を受けた。

 よく見るとそれぞれの結晶柱には野球ボールのような大きさの、同じ色の核が閉じ込められていた。

 まさかこれって……!


「父上、あれを」


 久遠の指し示す先の黄色い水晶柱が根元からバキリと折れた。

 地面に倒れた水晶柱がパキラパキラと増殖するように形を変えて、あっという間に黄色い水晶の熊の姿となって立ち上がった。

 まあ、立ち上がったと同時に久遠の魔眼で潰されてしまったが。


「この柱一本一本がフレイズなのか?」

「どうやらそのようですね。僕らを襲ってきたやつらもここから生まれたのでしょう」


 本物のフレイズもこんな風に生まれるのだろうか。ふと、クレーターの中心部を見ると、なにかが立っているのが見える。水晶柱か? それにしては他のやつと違い、高くて透明なやつだ。四角柱で先端が尖っているけども。

 さすがにこのクラスターの中を歩いていくのは躊躇われたので、久遠を背負って【フライ】を使い、上空から近づく。

 まるでオベリスクだな。というか、ひょっとしてこれってここに落ちてきたのか?

 あの柱を中心にクレーターが広がり、クラスターができている。そう考えるのが普通だろう。


「あれは……!」

「ん?」


 背中の久遠が息を呑むのがわかった。珍しいな、この子がこんなに驚くなんて。なにがあった?

 水晶のオベリスクには特に変わったところはない。

 …………いや、中になにかあるな。よく見えないが、丸い……もしかしてあれも宝石フレイズの核か?

 オベリスクの前に降り立つと、僕の背から降りた久遠が小走りで近づいていく。


「やっぱりこれはあの時の……」

「どうしたんだ? これに見覚えがあるのか?」


 オベリスクに触れる久遠に尋ねてみる。

 透明なオベリスクの中には宝石フレイズの核らしきものがあったが、普通の核とはちょっと違っている。

 先ほどまでの宝石フレイズの核は野球ボールほどの大きさだったが、これはピンポン玉くらいの大きさで、なんとも不思議な色をしている。赤のようでもあり青のようでもあり、黄色のようにも見える。虹色と言えばいいのだろうか。


「これは僕たちがこの時代に来るきっかけとなった物かもしれません」

「んん……? どういうこと? 久遠たちは次元震でこっちの時代に飛ばされたんじゃないの?」

「未来の世界で僕たちは休日に冒険者ギルドの依頼を受けていました。ベルファストの森に現れたカイザーエイプの群れの討伐です。みんなピクニック気分で森の中を探索していたのですが……」


 カイザーエイプってキングエイプの上位種でピクニック気分で狩る魔獣じゃないんだけど……。

 僕はそんな心の突っ込みをそっとしまい込み、とりあえず久遠の話を聞くことにした。


 

          ◇ ◇ ◇



「【晶輝切断プリズマギロチン】!」

「【グラビティ】!」

『ブゴェェェェッ!?』


 アリスとリンネが放った一撃が同時にカイザーエイプを吹き飛ばす。その身を弾けさせ、バラバラに。


「やった! これで三十匹目!」

「今のは私の方が先だったよー! 私が三十匹目!」


 アリスとリンネがどちらが先に倒したかと言い争いを始める。

 その光景を見ながら、はぁぁぁぁ……と、深いため息をつく八雲とフレイ、そしてクーンの年長組三人。


「だから素材を傷つけない攻撃をしろって言ってるのに……」

「八雲姉様、あの二人にはもうなにを言っても無駄なんだよ」

「まあ、カイザーエイプの素材はそこまで高くはないですし、許容範囲ですわね」


 倒したカイザーエイプのバラバラになった肉体を、とりあえずフレイが【ストレージ】で回収する。価値は下がっても、それなりの金額にはなる。捨てていくなどもったいないことはしない。


「アーシア、次のカイザーエイプは?」

「ええと……ここから北の方に五匹ほど固まっていますわね」


 八雲の質問に【サーチ】を使えるアーシアが答える。


「五匹か……。だいぶ狩ったと思ったけど、まだいるとは……」

「カイザーエイプは数十年に一度、爆発的に増えることがあるそうですわ。それが今年なのかもしれません」


 八雲のボヤきを聞いたクーンが説明する。魔獣のどの種にも繁殖期というものがあり、好条件が揃うと、爆発的に増えることもある。

 それが元で近場のエサがなくなり、遠い地まで餌を求めて大移動を開始、それに追われるように他の魔獣が生息圏を移動、やがて集団暴走スタンピードになってしまう事例もあった。

 故に増えすぎた魔獣は危険であり、討伐対象なのである。

 

「リンネおねーちゃんたちばっかりずるいー! ステフもやるー!」

「えー……ステフがやると木とか薙ぎ倒しちゃうじゃん」


 ステフの主な攻撃は【プリズン】を纏って【アクセル】で高速移動、そのまま体当たり、という、いたってシンプルなものである。

 が、この攻撃方法を木の密集した森の中でやると、周りの木々を片っ端から破壊して進むことになる、とてつもなく迷惑な環境破壊の技になるのだ。


「ステフが薙ぎ倒した木はちゃんと回収して材木問屋に卸す予定ですから、大丈夫ですよ」

「そういうことじゃないと思うけど……」


 どこか的外れなフォローをする久遠にエルナが困ったような笑みを浮かべる。

 たぶん久遠の中では薙ぎ倒しても無駄にしないのならばOKということなのだろうが、だからといってどんどん薙ぎ倒してもいいということにはならない。


「いい? これはちゃんとした依頼なのだから、気を抜かずにやること。ステフも周りに気を配って動くように。わかった?」

「「「はーい……」」」


 八雲に嗜められ、少ししょんぼりした返事を寄越すリンネ、アリス、ステフの三人。


「よし、じゃあ────」

「ちょっと待って。なにか聞こえるよ?」

「え?」


 八雲の言葉を遮って、ヨシノが視線を宙に向け、耳に手を当てる。

 母親である桜ほどではないが、ヨシノも耳はいい。そのヨシノがなにかを聞きとめた。その場にいる全員が息を飲み、黙り込む。

 森の中に生息する鳥の鳴き声、風による木々のざわめき、そういった自然の音がそれぞれの耳に飛び込んでくるが、特になにもおかしな音は聞こえない。


「こっちから変な音がする。なにかが割れるような……。ほら、また」


 ヨシノの言葉にみんな耳を澄ませてみるがやはり聞こえない。


「私には聞こえないけど、ヨシノが言うんだからなにかあるんでしょうね。行ってみましょうか?」

「そうですね。カイザーエイプの方は場所が分かりますし、後でも問題ないでしょう」


 クーンの言葉に久遠が頷く。特に誰も反対はしなかったので、ヨシノが歩く方へとみんな揃って歩いていった。

 やがて森の開けた場所に出たとき、宙に浮かぶ『それ』がみんなの目に飛び込んできた。

 空に亀裂が入っている。

 鏡やガラスにヒビが入ったように、空に亀裂が入り、その亀裂が時間と共に、パキラパキラと音を立てて大きくなっていくのがわかった。


「これは……」


 初めて見る光景に、その場にいた全員がそれに注目していた。

 彼ら彼女らの父母がこれを見ていたら、間違いなくその場から距離を取ったはずである。

 やがてガラスを割ったかのような破壊音と共に空が裂けて、空間にポッカリと裂け目ができた。

 そこから、ずるり、となにかが滴り落ちてくる。

 透明な、液体……にしては粘度のある、スライムのような『それ』は、次元の裂け目のある空からだらだらと地面に落ちていく。

 やがて地面に落ちたその軟体物はゆっくりと波打つように蠕動を始めた。


「スライムかしら……?」

「スライムにしては大きくない?」


 アーシアとヨシノが目の前の蠢く物体を見て、そんな感想を漏らす。

 確かにスライムにしては大きい。普通の標準サイズのスライムならバケツに入るほどの大きさだが、このスライムは風呂桶三、四杯ほどもあると思われる。


「ビッグスライムという種がいるのは聞いたことがあるけど……」


 クーンのいうビッグスライムとは巨獣化していない、大きなスライムのことだ。スライムは長い年月同じ場所に複数の個体がいると、同化して大きなスライムになるという。

 しかしこのビッグスライムは動きが遅く、また発見されやすくもあるため、すぐに討伐されてしまうらしい。


「本当にスライムなのかな……? スライムだとしたらウォータースライム?」

「水に擬態するやつ? 色が透明だし、そうかも」


 エルナの憶測にアリスが首肯する。ウォータースライムは水に擬態し、獲物を捕食するスライムである。臆病な性質で、自分より大きな獲物は襲わない。人間にとっては比較的害のないスライムだ。

 が、ここまで大きいと、人間さえも捕食対象である可能性がある。


「あっ、動くんだよ」


 フレイが声を上げ、皆が注目する中、スライムの一部がぐにょんと大きく伸びた。

 それはまるで弧を描く槍のように、子供たちへと襲いかかった。

 しかし、その透明な槍は久遠の目がイエローゴールドの光を放つや否や、子供たちの元へ届くことなく、空中に固定されてしまう。

 久遠の【固定の魔眼】である。


「はっ!」


 抜き放った八雲の刀がスライムの触腕を一刀両断にする。久遠が目を瞬くと、固定されていた触腕がドサッと地面に落ちる。

 思っていたよりも重い音に、フレイが落ちた触腕を軽く槍の先で突くと、キン、と金属音のような硬い感触と音がした。


「切り離した部分が一瞬にして固体化したんだよ。本体から離れると硬質化する? スライムってこんな性質あったっけ?」

「スライムはいろんな種類がいますから。特殊な種なのでは……まあ、空の切れ目から出てくる時点でまともなスライムではないのでしょうけれども」 


 首を捻るフレイにクーンが自分の見解を述べる。その特殊なスライムは未だにグニグニと蠕動していたが、先ほどのように攻撃はしてこない。こちらを警戒しているのか? と八雲は訝しむ。


「あ! 見て見て! あそこ! なんか丸いのがあるよ!」


 リンネの指差すスライムの中央部あたりに、ピンポン玉ほどの小さな丸い金属のようなものが見える。

 赤や青、黄色や紫と、いろんな色に変化する虹色の小さな球体だ。


「なにかしら……? ゴーレムの『核』みたいなもの……? なら、あれを壊せば倒せるかもしれないわ」


 クーンの言葉に、なるほど、と八雲とフレイがそれぞれ刀と槍を構えて前に出る。

 それに対してスライムが少し後退する。蠕動が緩やかになり、弱っているような印象を皆に与える。


「…………あの子、なんかへん」

「そりゃ……まあ、変でしょう。あんなスライム、見たことがありませんし」


 突然そんなことを言い出した妹に、久遠が少しだけ眉根を寄せる。


「そうじゃなくて……なんとなくあの子の気持ちがわかるの。なにかをまもろうとしてる……?」

「気持ちがわかる……? それはいったいどういう……」


 久遠がステフに問いただそうとしたその時、突然、ドガン! と間近で何かが爆発したような衝撃をその場にいた全員が受けた。

 身体が吹き飛ばされるような衝撃を受けながら、痛みは全く無い。

 平衡感覚が失われ、自分たちがどこに立っているのかもわからない。気がつくとそれぞれが先ほどまでとは違う場所に立っていた。

 と、言ってもまるきり別の場所に立っていたわけではない。元の位置よりわずか数メートル、前にいったり後ろにいったりだ。


「見て! 空が……!」


 リンネの声に全員が空を向く。そこにはとてつもない速さで沈もうとする太陽が見えた。太陽が慌てるように西の空に沈むと、今度は追いかけるように東の空から月が昇る。

 しかし今度は昇っていた月がピタリと止まり、再び東の空へと戻っていく。そして西の空に()()


「これはいったい……!」


 森の一部が消えて、町の景色が見える。突如足下が石畳になり、荒地になり、氷になる。

 木が枯れたかと思うと、若木がにょきにょきと伸びて青々とした葉を茂らせた。


「時間と空間が暴走している……!?」


 クーンが周囲を見ながらそう呟いたとき、空がぐにゃりと歪んだ。

 それにつれて空間の亀裂が大きく音を立てて広がっていく。スライムの虹色の核がチカチカと明滅する光を放ち、やがて目を開けられないほどの光を放ち始めた。


「八雲お姉様! 【ゲート】を!」

「やっている! 開かないんだ!」

「【テレポート】もダメー!」


 八雲とヨシノの声を聞き、クーンは焦った。転移系魔法が使えない? ここの空間が歪められているから座標が定まらないのか?

 などと、予想したその瞬間、クーンたちは先ほどとは比べ物にならない衝撃を受け、一瞬にして気を失った。



          ◇ ◇ ◇



 全員、気がつくと真っ暗な闇の中にいた。闇であるはずなのに、お互いがはっきりと見える。十人全員目を覚まし、怪我もなく無事のようだ。

 まるで無重力空間にいるように、それぞれ上下左右いろんなところに浮いている。いや、天も地もわからないから浮いているかどうかも判断できない状況だ。

 久遠が辺りを見回すが、自分たち以外の姿はなにも見えず、ただ深淵なる闇が見えるだけ。

 一瞬、自分たちはあの衝撃で死んでしまったのではないかと最悪な考えが頭に浮かぶ。

 軽く手を握る。感覚はある。息もできるし、自分の鼓動も感じられる。

 生きてはいる。となると、次にここはどこなのか、という疑問が湧く。


「ここは……」

「ここは次元の狭間。外界と遮断された世界の結界の外よ」


 不意に声がした方に振り向くと、そこには見知った老女の姿があった。


『時江おばあちゃん!』

「はい、時江おばあちゃんですよ」


 時と空間を司る時空神はにっこりと子供たちへ向けて微笑んだ。








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■スラムで暮らす私、サクラリエルには前世の記憶があった。その私の前に突然、公爵家の使いが現れる。えっ、私が拐われた公爵令嬢?
あれよあれよと言う間に本当の父母と再会、温かく公爵家に迎えられることになったのだが、同時にこの世界が前世でプレイしたことのある乙女ゲームの世界だと気付いた。しかも破滅しまくる悪役令嬢じゃん!
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