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異世界はスマートフォンとともに。  作者: 冬原パトラ
第32章 めぐり逢えたら。
529/637

#529 次元震の影響、そして英雄の鎧。





『間違いなく「次元震」の影響ね。過去の魔獣が時を渡ってしまったのよ』


 電話で時江おばあちゃんに絶滅種の魔獣のことを聞くと、やはり時を超えてこの時代に現れたようだった。やっぱりか。


「それって時空神の力でどうにかできないんですか? 元の時代に戻すとか……」

『できなくはないのだけれど……。冬夜君も知っての通り、神々が神の力を地上で使うことは本来なら禁じられているの。地上に大きな影響を与えてしまう可能性があるからね。まあ、抜け道はいくつかあるんだけれど、できればそれは使いたくないのよ』


 できるけどしたくない? なんでだろう? 時江おばあちゃんは上級神だ。力の影響が大きすぎるとか?


『その力はあなたの子供たちを元の時代へ帰すために残しておきたいのよ。魔獣を過去に戻して、子供たちを戻せないなんてことになったら、向こうの冬夜君に怒られてしまうわ』


 む、ぐ……。そういうことか。確かにそれは困る。


『それに「次元震」自体は地上で普通に起こり得る現象だからあまり干渉するのもね。あなたがいた『地球』でも似たような話があるんじゃない?』

「確かにそんな話はいくつか聞いたことがありますけど……」


 タイムスリップした話なんて世界中にけっこう存在する。

 『トリアノンの幽霊』だったか? ベルサイユ宮殿の離宮、プチ・トリアノンを訪問した二人の教師がタイムスリップを体験し、百年以上前の光景を目にしたとか。

 ニューヨークで車に轢かれて死んだ三十代くらいの男を調べたら、なんと七十年以上も前に突然行方不明になった男だとわかったなんて話もある。

 自分は未来から来た、過去から来たタイムトラベラーだ、という者もけっこういるしな。ネットの中とかには特に。

 魔法のない地球でのことだから、どこまで本当かはわからないが。

 『次元震』はどんな世界にも起こり得ることで、それにより、過去、あるいは未来の物や生物が飛ばされてくることは可能性としてはあることなのだろう。

 しかし、こう頻繁に起きたんじゃな……。


『「次元震」の波はだんだんと落ち着いていくから問題はないわ。特異点同士が固定するようなことはないと思うし』

「特異点? それが固定されるとなにが?」

『過去と未来が繋がりっぱなしになってしまうわ。地球での感覚で言えばタイムトンネルね。誰でも自由に行き来できるようになってしまうの。こうなってしまうともう、過去も未来も現在もごちゃごちゃになって同時に存在することになる。それら全てを元に戻すには時空神わたしの力でその世界の時を全て戻すしかないんだけれど、それは神の決まりに反するから大抵は破壊神が出てきて終わりね』


 つまり、その世界は消えるってことか? え、マジで?

 タイムスリップ物なんかで一歩間違うと世界が消えるなんて話をよく聞くが、どうやら本当だったらしい。


『まあ、そんなことにはならないから安心しなさい。時空神の名は伊達ではないから。ちょっと不安な要素もあるけど……』

「それって『邪神の使徒』?」

『ええ。あんなのでも神の力に変わりはないから。余計なことをしてないといいけど……。もう冬夜君も神族として認められたから、万が一邪神が復活なんかしたら手を出せないし……』


 ……え? あ! そうか! もしも邪神が復活なんかしたら、完全に神の仲間入りした僕は地上では戦えないのか!

 いや、正確には神力無しでなら戦えるけど、邪神を直接倒すことはできない。神が直に手を下したことなるから。

 あれ? でも他の世界でも邪神とかって生まれることがあるよな? 確かその時は……。


『神の力が宿る武器を勇者なんかに与える、ってのが定番ね。それでもダメなら破壊神の出番』


 そうだ、そうだった。てことはだ。神の力が宿る武器を僕が作ってこの世界の勇者に使ってもらい、邪神を討伐してもらえばいいってことか。


「その勇者ってのはユミナとか僕の眷属はダメ?」

『ダメね。神の眷属は天使と同じく神々の枠に入るから』


 マジか。うちのお嫁さんたちいつの間にか天使になってた。僕にとっては天使ですけど。

 ってことは地上の人で誰かを勇者に仕立て上げないといけないわけか……。

 諸刃姉さんとかはダメなんだろうなあ。元々神だしな。

 あとは邪神相手に戦えそうなレベルなのは……ああ、エンデがいたか。あいつに神剣使ってもらって倒してもらおう。もちろん僕も協力はするし。


『まあ、しばらく「次元震」の余波があるかもしれないから気をつけた方がいいわ。こっちでもできるだけ被害が及ばないように時の精霊に命じておくから』

「わかりました。お願いします」


 ま、今の時点ではどうしようもないか。時江おばあちゃんに礼を言って電話を切る。

 読んでいた本から顔を上げてファムが話しかけてくる。


「オ電話は終わりましたか?」

「ん? ああ。やっぱり時をこえて現れたやつらしいな。そういやファムの作られた時代は今と比べて魔獣とかはどうだったんだ?」

「ソウですね……。数は現在の方が多いと思います。古代王国時代は結界技術が優れていたので、完全に魔獣たちは辺境へと追いやられていました。それだけに弱肉強食の方向性が強く、今と比べると強力な魔獣が多かったように思えます」

 

 うーむ。久遠らが倒したマルコシアスや今回のイポスは赤ランクの強さを持っているらしいけど、たまたま強い魔獣が流されてきたんじゃなくて、過去の世界ではその強さの魔獣が一般的だった……ってことなのかな。

 どっちみち、ギルドでも手に余るような魔獣が出たら僕に連絡が来るようになってはいるけど、ギルドに加盟していない国もあるしなあ。

 キュリエラ王国の港町がやられたのも世界同盟に加入してなかったから、情報が遅れたわけだし。

 もっと世界の国々のネットワークを広げていかないといけないか。


「ソノ通りです。世界全ての国々と情報を交換し、もっと親密に交流していくべきです。それがマスターの使命ですよ」

「……なんかやけに煽るけど、どうした?」

「別になにも? 世界中の本という本を我が『図書館』に! などという考えはこれっぽっちも」


 それかよ……。確かに最近新刊の購入を控えていたけどさ。ファムは新しい本が手に入ると片っ端から読んでいってしまう。

 自分の仕事はこの『図書館』の管理であるから、中身がどんな本であるかということもきちんと把握しておかないといけない、というのが彼女の主張だが、単に活字中毒者なだけだと僕は睨んでいる。


「まあ、わかった。じゃあそのうち新しい本を何冊か買ってくるよ」

「デシたら、今まで購入したことのない国のをお願いします。国が変わると本の方向性も変わってきますので面白いのです」


 買ったことのない国ねえ。まあ、ラーゼ武王国とか鉄鋼国ガンディリスなんかではまだ買ったことは無いけども。

 あとは付き合いが全くない国から購入ってのもアリかな。キュリエラ王国もそうだけど、レファン王国とか、ランジェ王国とかまだ交流を持っていない国々があるからな。

 大抵は付き合いがある国に紹介してもらって、となるんだけど。

 西方大陸はまだ付き合いが薄いからな……。それにアイゼンガルドを潰したのは僕だっていう変な噂も流れてたりするし。

 まあ、少しずつやっていくしかないか。



          ◇ ◇ ◇



「お父様、お父様、お父様、おとーさま────っ!」

「ぐふうっ!?」


 バビロンから城へと戻ってきた途端に、全力ダッシュで突っ込んできたフレイから横腹にタックルをぶちかまされた。なんかゴキッっていった! ゴキッって!


「くおぉぉぉぉ……!」

「お父様お父様、鎧のオークションがフェルゼンの出品の王様で、英雄ダームエルが急がないとお金がないんだよ!」

「落ち着きなさい。わけがわからんから……」


 廊下にぶっ倒された僕に馬乗りになって早口でまくし立てるフレイに、怒ったらいいやら呆れたらいいやら。

 さっきからズギズキと痛い腰に回復魔法を施しながら、乗っかっているフレイを退かせる。

 未だ興奮しているフレイを落ち着かせて、聞き出した話によると、近々、フェルゼンの王都でオークションが行われるらしい。

 そこで出品される物の中に、八百年前の英雄ダームエルが使った鎧が出品されるんだと。

 フェルゼン国王から同好の士であるフレイのところへメールで報せがあったらしい。

 黙っていればいいものを、律儀な人だからなあ……。


「で……その、英雄の鎧とやらが欲しいのか?」

「そうなんだよ! 未来の世界ではダームエルの鎧は行方不明になっていて、私は見たこともないんだよ!」


 未来の世界では行方不明になっている? このオークションで競り落とした人が盗まれたり、失くしたりしたのか?

 もしもフェルゼン国王が競り落としたなら王宮の宝物庫に入れるはずだ。そう簡単に盗めるところじゃない。てことは、フェルゼン国王は競り落とせなかったのかな?


「フェルゼンの王様は自分自身のあんまり自由になるお金はないって言ってたんだよ。お小遣い制だからって」


 いや、国王がお小遣い制って……。フェルゼン国王も苦労してるんだなぁ……。

 まあ、自国の税金をポンポン武器防具のコレクションに使われちゃ堪らないか。あくまで王家が稼いだお金で、趣味の範囲でなら問題ないのだろうが。


「ダームエルの鎧は未来に遺すべき宝なんだよ! だから絶対に私が手に入れないと!」


 それが自分の使命と言わんばかりにフレイが無駄に燃えている。単に自分の欲望を満たしたいだけなんじゃないかと思えるんだが。


「それはいいけど……。競り落とすお金はどうするんだ?」

「そこなんだよ! お父様、お願いだからもう一回魔竜討伐に連れてって! お金を稼ぐんだよ!」

「え? また魔竜を狩りにいくのか?」


 まあ、フレイが大金を稼ぐとしたらそれ以外ないか。確かに魔竜ならそれなりのお金になるだろうけど、使い道がオークションってのがなあ……。

 僕がポンと貸すわけにもいかないし。そんなことをしたらヒルダに怒られる。


「ねぇ、いいでしょ、お父様〜! なんなら魔竜の場所さえ教えてくれたら、あとはヨシノか八雲お姉様に連れてってもらうから!」

「うう〜ん……」


 そりゃ魔竜がいる場所さえ掴めれば、ヨシノの【テレポート】か八雲の【ゲート】を使えばすぐに行けるんだろうけどさ……。


「じゃあヒルダの許可をもらったら……」

「すぐにもらってくるんだよ!」

 

 満面の笑みを浮かべてフレイが走り去っていく。うちの子はもうちょっと落ち着きというものを学んだ方がいいと思う。

 数分後、ヒルダからの許可をもらったフレイがごきげんで戻ってきた。一緒に八雲とリンネもついてきたが、君らも行くの?


「私は久しぶりに魔竜相手に剣を振るってみたいので」

「今度はバラバラにしないよ! ちゃんと倒すから!」

「二人ともあくまで私のお手伝いなんだからね! 少しは譲るけど素材のお金はもらうんだよ!」


 どうやらフレイはすでに素材の取り分を決めてきたようだ。しっかりしてると言ったらいいのか、がめついと言ったらいいのか。結局オークションに使うお金目当てだからなあ。

 複雑な気持ちを飲み込みながら、僕は魔竜がいる場所を検索し始めた。



          ◇ ◇ ◇



 フレイたちは結局魔竜を二匹仕留め、素材を全てギルドに売ってそれなりの大金を手に入れた。

 しかしここでまた問題が発生した。英雄の鎧が出品されるフェルゼンのオークションだが、未成年は参加できないのだ。当たり前と言えば当たり前なのだけれど。


『いやあ、すまん。うっかり忘れていた』


 電話で謝罪してきたフェルゼン魔法王。なんというか抜けているなあ。趣味のことになると暴走するから、そこまで気が回らなかったのかもしれない。

 まあ、このこと自体はそれほど問題じゃない。代わりに大人の代理人を立てればいいだけの話だからね。

 立てればいいだけの話なんだけど、なんで僕?


「お父様ならきっと競り落としてくれると私は信じてるからだよ!」


 フレイがそんなかわいいことを言ってくるのでちょっと頬が緩む。そっかー、そりゃ頑張らないとなー。


「騙されてはなりませんよ、冬夜様。もしもお金が足らなかったとき、冬夜様なら不足分を出してくれるかも、とか考えているでしょう? 違いますか、フレイ?」

「そ、そ、そ、そんなことはないんだよ!」


 母であるヒルダにジト目を向けられ、あからさまに目を逸らすフレイ。まあね。うん、わかってた……。


「いいですか。貴女の稼いだお金です。なにに使おうと口出しはしませんが、周りの人たちに迷惑をかけてはいけませんからね? 約束ですよ?」

「わかってるんだよ……」

「破ったら冬夜様の作った武器を取り上げますからね?」

「了解なんだよ!」


 ビシッ! とヒルダに対して敬礼を返すフレイ。いつの間にかヒルダもフレイをコントロールする方法を身につけてしまったなあ。

 ヒルダに念を押されつつ、僕とフレイは魔法王国フェルゼンの王都、ファルマへと【ゲート】で転移した。

 確かオークション会場は王都ファルマの博物館って言ってたな。

 スマホで検索すると現在地から近かったので、フレイと歩いて目的地へ向かうことにした。

 フレイは終始ごきげんでスキップなんかしている。


「あのさ、なんかもう手に入れた気でいるっぽいけど、オークションだから競り負けるかもしれないよ?」


 ここまで楽しみにされると、手に入らなかった場合、めちゃくちゃ落ち込むんではなかろうか。

 保険をかけるわけではないが、手に入らなかった時のこともよく話しておかないと。フェルゼン国王だって参加するわけだし、競り負ける可能性は充分にあると思う。


「大丈夫なんだよ。たぶんダームエルの鎧はそこまで競り合いにはならないんだよ。欲しい人なんてフェルゼンの王様くらいだし。つまりフェルゼンの王様よりお金を持っていれば勝てるんだよ」

「競り合いにならない? なんで?」

「ダームエルの鎧は呪詛を受けていて、装備すると呪われるんだよ」

「そんなものを欲しがるんじゃありません!」


 なに欲しがってんの!? 呪われる鎧なんてそんなおっかないもの、いらないでしょ!

 僕が拒絶反応を示すとフレイは慌てて説明を付け足した。


「呪いっていっても【犠牲倍回復】とか【生命力転換】とからしいからそこまで酷くはないんだよ!」


 【犠牲倍回復】? ああ、回復魔法を受けると激痛を伴うが、普通より傷の回復力は増すって呪いか。

 【生命力転換】ってのは確か生命力を魔力とか攻撃力に変換する呪いだったかな。自分の命を削って力を生み出すっていう。

 いやいやいや、充分に酷い呪いだと思うぞ。なんだ、ウチの子は暗黒騎士でも目指してんのか。


「ダームエルってやつはよくそんな自分を痛めつけるような鎧を着る気になれたな……」

「【自己犠牲の英雄】って呼ばれてたんだよ」


 【自己犠牲の英雄】? 単に被虐趣味でもあったんじゃないかと邪推してしまう。本当に英雄なの? 変態とかじゃなくて?


「……フレイがそれを装備する気ならオークションには参加しないぞ?」

「装備する気はないんだよ。コレクションとして欲しいだけだし。それにダームエルは身長二メートル越えの長身だったらしいから、フェルゼンの王様は着られるかもしれないけど、私は着られないんだよ」


 その話を聞いてホッとした。それならまあいいか。……いや、いいのか? 呪いの鎧が欲しいって、けっこうアウトじゃない?

 僕が苦い顔をして悩んでいるうちに、オークション会場であるフェルゼン中央博物館に着いてしまった。

 荘厳な装飾で彩られた白亜の建物。この博物館には魔法王国と呼ばれるフェルゼンの貴重な魔道具や古代王国時代のアーティファクトが保管されている。

 『博物館』とはいうが、地球のそれとはちょっと違っていて、一般市民に公開されているわけではない。

 基本的には貴族たちに向けての展示場だ。どちらかというと国が管理する宝物殿に近い。

 今回開かれるオークションは国が主催しているわけではなく、フェルゼンの商業ギルド『魔工商会』が開催しているとか。

 なのでたとえ国王であっても横槍を入れることはできない。『それ欲しいから先に売って!』とはできないのである。

 博物館の入口にいた警備の騎士にフェルゼン国王から送ってもらった招待状を渡し、中へと入る。

 すでに会場には多くの人たちが集まっていた。オークション参加者なだけあって、おそらくほとんどが貴族か大商人なんだろう。着ているものがキラキラしてらあ。


「お父様も王冠とか被ってきたらよかったんだよ」

「なにかね、それはなんかの罰ゲームかね?」


 そんな派手なもん被ってこられるか。だいたいうちに王冠なんてないし。ベルファストやレグルスみたいな大国ならまだしも、うちみたいな小国には必要ないわい。

 会場受付を済ませて指定席の番号と場所を教えてもらう。けっこういい席らしい。奮発したな、フェルゼン国王陛下。

 番号札と一緒にオークションの目録も渡された。今回なにが出品されるか載っているカタログみたいなやつだな。写真ではなくて、精密なイラストが載っている。

 ぱらりと開いて、フレイが欲しがっている英雄ダームエルの鎧とやらに視線を止めた。

 ひょっとしてこの全身トゲドゲしい、肩に髑髏、胸にギョロリとした目玉が意匠されている、いかにも『あくまのよろい』といった感じのヤツがそれか?


「初めて見たけどなかなかカッコイイんだよ!」

「いいのか、それで……」


 屈託なく笑う娘のセンスのなさにどうしたもんかと僕は頭を抱えた。



 





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■スラムで暮らす私、サクラリエルには前世の記憶があった。その私の前に突然、公爵家の使いが現れる。えっ、私が拐われた公爵令嬢?
あれよあれよと言う間に本当の父母と再会、温かく公爵家に迎えられることになったのだが、同時にこの世界が前世でプレイしたことのある乙女ゲームの世界だと気付いた。しかも破滅しまくる悪役令嬢じゃん!
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