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異世界はスマートフォンとともに。  作者: 冬原パトラ
第32章 めぐり逢えたら。
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#497 神々のアドバイス、そして家族サービス。





 ガンディリス国王との会談は和やかに進み、次の二世界会議に出席してもらえることになった。

 フレイズや変異種がいなくなった今でも、こういった首脳会議は必要である。特に今は、西方大陸と東方大陸との文化交流が必要な時期だと思う。

 東方諸国ではゴレムを国民に認知させ、西方諸国では魔法を身近なものと認識させる。それにはまず、国のトップがわかり合わなければ。

 例としてガンディリス国王とコーデリア王女に魔法の適性があるか調べてみると、どちらとも土属性の適性があった。鉱山国だからかね?

 リーンが少し指導すると、二人ともすぐに初歩の魔法である【ストーンバレット】を使えるようになった。土魔法は地味だけど、壁を作ったり穴を開けたり、鉱山などではかなり役に立つ魔法だと思う。

 魔法の初級教本も渡し、初のガンディリス来訪はかなりうまくいった。いつもこんなだと助かるんだがなあ。

 毎回変な事件に巻き込まれたりするからさ……。いや、今回も巻き込まれたか。

 『邪神の使徒』……。何を企んでいるか知らないが、やっと平和になった世界をどうにかしようってんなら容赦はしない。

 ガンディリスの人々に見送られ、僕らはブリュンヒルドへ帰還しようと、巨大飛行船『バルムンク』へと転移する。

 【ゲート】で帰ってもいいんだけど、アーシアが料理を作ってるらしいからさ。


「さあさあさあ! お父様、召し上がれ!」

「わ、わかったから、食べるから!」


 『バルムンク』のリビングスペースにはこれでもかと料理が並べられていた。いや、多すぎだろ……。満漢全席じゃないんだから。


「あら、美味しい。アーシア、これは?」

「それは林檎とチーズの生ハム巻きですわ、リーンお母様。ハムはブルドボアのを使っていますのよ」


 ブルドボアってあれか? 雪国に住む白い巨大イノシシ。あいつ、こんなに美味かったのか。

 ルーも娘の料理を一口食べる。


「なるほど……。林檎の甘酸っぱさと生ハムの塩気。……美味しいですわ」

「あら、お母様からお褒めの言葉をもらえるとは。驚きですわね」


 アーシアさん、その『勝った!』と言わんばかりのドヤ顔はやめなさい。お父さんちょっと引くよ……。


「ですがわたくしならこの上に黒胡椒やレモン汁などでアクセントをつけますわ。詰めが甘いですわね」

「むぐぐ! そ、それぐらいわたくしも考えてましたわっ!」


 ほら、返された。ルーも『ふふん』ってドヤ顔はやめなさい。君らホントに似た者親子だよ……。

 しかしそれにしても多い。いや、どれも美味しいんだけれども……。さすがに限界を感じてきた僕は疑問に思っていたことをアーシアに尋ねる。


「というか、クーンたちは?」

格納庫ハンガーで拾ってきたあのゴレムをまだバラしてますわ。さっき食事ですって呼んだんですけど、生返事で……」


 またか。あいつらは何かに夢中になると他のものが疎かになる。気持ちの切り替えができないのかね?

 まったく……。僕らだけでこの量を食べられるわけがないだろう。

 呼んでこよう。……食べることから逃げるわけじゃないよ?

 いっぱいになったお腹を抱え、僕が格納庫ハンガーの方へ行くと、様々なパーツにバラされた四腕ゴレムを地べたに座ったバビロン博士、エルカ技師、クーンの三人が取り囲み、なにやら難しい顔をしていた。

 ひょいと彼女たちの頭越しに覗くと、その中心に野球ボール大の赤い正八面体があった。


「なんだそれ?」

「これはこのゴレムにあったGキューブ……というべきものだよ。このゴレムはこいつを動力源として動いているのだろうが、ゴレムのものとは明らかに違う」

「ゴレムじゃないのか?」

「その他のパーツはゴレムのものよ。Qクリスタルも軍機兵ソルダートのものを使っていたわ」


 博士とエルカ技師が説明してくれるがよくわからん。違法改造のゴレムってこと?


「ゴレムであってゴレムではない……。異質な存在ですわ」

「それにこれはなんだ? Gキューブと同じような働きをしているのはわかるが、モノ自体が謎だ。ボクの【アナライズ】でもわからない」


 博士が正八面体を持ち上げて光に翳す。赤い、血のような色をした、透明感のあるモノだ。これってひょっとして……。

 僕はそれを神眼で確認した。ふん、やっぱりか。


「あんまりそいつに触らない方がいい。そいつからはわずかにだが邪神の神気が漂っている。それくらいならどうってことはないが、気分が悪くなるぞ」


 僕の言葉を聞いて、博士がぱっ、と手を離す。ゴトッと赤い正八面体は格納庫ハンガーの床に落ちた。


「邪神? このゴレムに邪神が関わっているのかい? 

でも邪神は君が倒したんじゃ?」

「なんか『おから』みたいなのが残ってたみたいでね」

「「『おから』?」」


 バビロン博士とエルカ技師が眉を寄せて、どういう意味? と言うように尋ねてきた。

 僕もよくわからないので、アーシアの説明そのままを二人に聞かせる。つまり搾りカスってことを。


「なるほど。それで『おから』か。言い得て妙だね」

「搾りカスではあるけれど、ちゃんと豆の成分も持っているってことかしら。油断はできないわね」


 ニート神が残したものだろうと、神の力は神の力。普通の人間には太刀打ちできない。しかもすでにこの世界は神様の手を離れているから僕らがなんとかするしかない。

 あ、いや、神様の手を離れているっていうか、僕の手に渡されたんだけど……。

 今更だけど世界の管理ってどうすればいいんだろう……。

 神様カンパニーに入社したてのルーキーとしては、頼りになる先輩とか欲しいんですけど。

 花恋姉さんとか諸刃姉さんとかでは当てにならんのだろうなあ……。そもそもあのひとたちは世界を管理するのが仕事じゃないからな。

 となると上級神……。世界神様か、時空神である時江おばあちゃんか。時江おばあちゃんはどうも最近忙しいらしく、あまりこっちに来ないからな。

 それに時空震や僕らの娘のことで忙しいのなら、ちょっと聞き出しにくい。

 やはり世界神様トップに聞くのが一番かな。

 あとで久し振りに訪ねてみるか。


「こいつが邪神絡みなものだとしても、このツギハギのゴレムを作り上げた技術者は誰だろうね」

「五大マイスタークラスならできなくはないと思うけど……。『教授プロフェッサー』はパナシェスにいるっていうし、『指揮者マエストロ』は人間嫌いだから誰かに従うなんてしないと思うし……」


 五大マイスターね。残りはエルカ技師とマリオのおっさんら『探索技師団』。あと一人は死んだ魔工王のジジイだしな。


「『邪神の使徒』は集団なのですわ。言い換えれば『邪神教団』とも言えます」


 うわ、やだなぁ、それ。クーンの言葉に思わず顔をしかめる。あんなニート神を崇め奉る奴らって……なにかに乗っ取られてんじゃないの?

 いや、その可能性もあり得るか。邪神の神器……邪神器が複数あるなら、それに操られているってのも……。


「情報が少ない以上、考えても無駄か。なんにしろ良からぬことを企んでいるなら潰すまでだ」

「ふふふ。さすがお父様です」

「はい、この話はここまで。君らも食事して。アーシアが待ってるから」


 三人を立たせて食堂へと追いやる。僕は転がっていた赤い正八面体を取り上げ、【プリズン】で包み封印し、【ストレージ】へとしまった。




          ◇ ◇ ◇



「う〜っ! そんな面白いことになってるなら私も行くべきだったんだよー!」


 だむだむ、と両手でテーブルを叩くフレイ。やめなさい、お行儀の悪い。


「『邪神の使徒』って強いのかな? あたし戦ってみたい!」

「わ、私は戦わなくていいかなぁ……」


 リンネが積極的にはしゃぐ一方で、エルナは大人しく消極的だ。しかしこの場合、エルナの方が正しいと思う。


「あんたたち、勝手なことはしないのよ? こういうことは親に任せておけばいいの」


 エルゼが暴走しがちなリンネとフレイを睨んでいる。フレイはわかってくれたみたいだけど、リンネは明らかに不満顔だ。


「とにかくこのことは一時棚上げにする。エルゼの言う通り、勝手になにかしないようにね」

「はーい……」


 リンネが不承不承といった感じで言葉を返す。クーン、フレイ、アーシア、エルナも小さく頷いた。


「ではみなさん、お風呂に入って寝る支度をしましょう。いきますよー」

「「「「「はーい」」」」」


 ユミナが引率の先生よろしく子供たちをお風呂にぞろぞろと連れて行く。うちの大浴場は大きいので全員で入っても問題ない。リンネが泳いだりするのが困るとリンゼが言っていたけど。

 さて、子供たちがいなくなったので、僕は今のうちに神界に行こうと席を立つ。おっと、手土産を忘れないようにしないとな。

 世界神様は和菓子の方が好みらしいから、どら焼きと羊羹を持っていくことにしよう。

 【ゲート】を開くといつもの雲海が広がる。畳だけの四畳半に世界神様ともう一神ひとり、あろうことか破壊神が卓袱台の前に座っていた。


「おお、久しぶりじゃな」

「よう。元気そうじゃねえか」


 二神ふたりして挨拶をしてくれるが、僕はなんで破壊神がここに? と、疑問でいっぱいだった。いや、神である以上、いてもおかしくはないんだけれど。


「あっと、お久しぶりです。これ、お土産に。どら焼きと羊羹」

「おお、すまんね。さっそくいただくかの」

「なんでえ、酒はねえのかよ」


 ないよ。そういやアンタ、前に地上に降りてきて散々酒をかっくらっていったな。なにかしでかしやしないかとこっちはハラハラしたってのに。


「今日はなにかね?」

「えっと実は……」


 僕は世界神様に現在僕らの世界で起こっていることをかいつまんで説明した。邪神を倒したことによって、あの世界の管理者に僕はなった。まったく自覚はないけど。

 あの世界の人たちにどう思われているかはとりあえず置いといて、曲がりなりにも一つの世界の『神』というものになったのだ。……見習いだけれども。

 で、その『神様』はこの場合、どうすればいいのか?


「別になにもせんでもいい……と言いたいところじゃが、邪神が絡んでいるとそうも言ってられんな。まあ、大雑把には二つの方法がある」

「二つの方法?」

「一つは新たな神器を誰かに与え、邪神を討つ勇者として覚醒させる。おまかせじゃな。君は見てるだけでいい。本来ならばこの方法を取る。しかし君の場合はあの世界の管理者であると同時に、あの世界の生きる者でもあるからの。自分で処理するというもう一つの方法もありじゃ」


 あ、やっぱり? さすがに他人任せにはできないし、結局僕がなんとかしないといけないのか……。


「もう一つあるじゃねえか。全部まとめて世界ごと……」

「却下で」

「まだなにも言ってねえだろ」


 破壊神の言う事なんかわかってらい。世界ごと破壊しろってんだろ。雑巾で汚れを拭く感覚で世界を破壊しないでほしい。


「あの世界はすでに君の管理下にある。好きにやればいいさ。おっと、好きにやればいいとは言ったが、世界征服とかはやめてくれよ? それは公私混同じゃからな? あの世界は君の管理下にあるが、君の物ではない。あの世界の人々のものじゃ。本来なら世界が変な方向にいかないために見守ることが仕事じゃからして」


 しませんよ、世界征服なんか。面倒くさい。

 本来、神様たちは世界を見守る存在で、時折り『あ、これマズくね?』と言う時だけ、地上の人々に奇跡という方法で手を貸すのだ。聖剣や神剣を授けたり、神託を与えたり、時には御使いを派遣したりな。

 僕の場合、自分自身が地上にいるからややこしいことになっているけども。


「まあ、邪神の眷属なぞ、今の君にしたら大したことなかろう。煩わしいかもしれんがの。ただ、根こそぎきちんとやらんと、眷属の眷属なんてもんが出てくるから気をつけてな」

「うへえ」


 なにその雑草みたいなの。抜いても抜いても生えてくるってか?


「そういえば地上に来ている神様たちには、今回のことは伝えなくてもいいんですかね?」


 僕らの世界は僕が管理する世界であると同時に、神々の保養地としての面も持っている。

 花恋姉さんとか、僕のサポート要員以外の神様たち、えーっと、舞踏神、剛力神、工芸神、眼鏡神、演劇神、人形神、放浪神、花神、宝石神の九神に伝えないでいいのかってことだが。


「構わんじゃろ。彼らは現在、中身は神でも人間として暮らしているし、なにより休暇中じゃ。巻き込むことはなかろ」


 まあその方がこっちもややこしいことにならずに済むけどさ。子供たちのことだけでも大変なのに、神様たちまで面倒見切れないから。


「まあそんなに気にすることはねえだろ。邪神絡みって言ってもその残滓にしかすぎねえし、後処理が面倒なのはどこも同じだ。俺様も世界を破壊するより、その後のゴミを片付けるのが面倒でなあ」


 いや、それと一緒にされても。後処理が面倒ってのはわかるけど。


「まあ、これといってやるなという禁止事項はないから、掃除程度に考えて気軽にな。君なら大丈夫だと思うが、面倒になって大雑把な後始末をすると後で困るぞ。こいつのように」

「うっせ」


 掃除ですか……。まあ、なんとなく言わんとしていることはわかる。神様たちにとってこの程度のことは、しつこいカビ落としとか、シンクの水垢落としとかそんな感じなんだろう。ただひたすら面倒だという。

 まあ、お墨付きはもらえたし、好きに対処するか。



          ◇ ◇ ◇



「おとーさん、あたし魔獣討伐に行きたい!」

「おっと、いきなり娘が変なことを言い出しましたよ?」


 次の日みんなで朝食をとっていると、リンネが唐突にそんなことを言い出した。


「魔獣討伐? 狩りをしたいってこと?」

「うん! こっちにきてから冒険者ギルドで依頼を受けられないし、ブリュンヒルドにはそこまで強い魔獣はいないから、つまんないの。だから大樹海かミスミドあたりに行きたい!」


 楽しそうに語るリンネの横で、母親であるリンゼが困ったような顔をしていた。まあ、そんなピクニック気分で言われても困るよな。


「あ、私も行きたいんだよ。久しぶりに魔獣相手に戦ってみたいんだよ。腕が鈍るんだよ」


 フレイがリンネに迎合して手を上げた。ぬう。お姉さんなら止めるべきじゃないのか?

 僕は近くの席に座るクーンに声をかける。


未来むこうではそんなに魔獣を倒してたのか?」

現在こことは違い、未来むこうでは巨獣も多く出ましたし、それにつられるように他国では魔獣による暴走スタンピードもよくありました。リンネやフレイお姉様は、八雲お姉様と一緒によく【ゲート】で国外へ行ってましたので……」


 なるほど。巨獣が現れると魔獣たちが山や森から追いやられ、人の住む場所へ下りてくることがある。それを狩っていたわけか。

 確かにギルドマスターのレリシャさんに聞いた話だと、最近討伐依頼が多くなっていると聞いたな。

 世界融合によってできた魔素溜まりによる、魔獣増加が原因なんだろう。

 そういった意味では魔獣討伐は世のため人のためになることではあるのだが。

 僕はリンネの母親であるリンゼに話を向けてみた。


「どう思う?」

「リンネの実力からすれば、よほどの相手でなければ遅れをとることはないと思います。ですけど、数で押されたり、初めての魔獣相手だと怪我をする恐れも……。さすがに一人では行かせられません」

「なら、あたしもついていこうか?」


 朝食の席に現れたのは狩奈かりな姉さんだった。空いている席に座り、皿に盛られていた果物をひとつ手に取る。


「狩りならあたしに任せときなよ。どんな獲物だってうまく狩るコツを教えてやるさね」


 いや、そりゃあなた狩猟神だし。文字通り狩りの神様だし。

 ちなみに行きたい人は? と聞くと、リンネとフレイが手を上げた。エルナは一緒に行こうというリンネの誘いを躊躇いがちに断り、クーンとアーシアは興味なさそうだった。いや、アーシアは食べられるお肉は持って帰ってきてと言ってはいたが。

 それとリンネがアリスも誘いたいって言ってきた。ああ、誘わなかったらあとで拗ねそうだな……。

 もちろん行くとしたら僕も付いていくつもりだ。向こうの領土でとんでもないことをされても困るしな。これもひとつの家族サービス……なんだろうか。


「で、リンネはなにを狩りたいんさね?」

「ドラゴン!」


 あのな。ドラゴン、竜は一応お父さんの召喚獣、瑠璃の眷属なんだが。ほら、向こうでご飯を食べてた瑠璃が『えっ?』って焦った顔してこっちを見てる。


「でも意思の疎通ができない亜竜や、掟を破ったはぐれ竜とかは狩ってもいいんでしょ?」

「よく知っていらっしゃる……」


 確かにそれなら狩っても問題はない。あと魔獣寄りに進化した魔竜とかならな。

 瑠璃をこちらに呼んで話を聞いてもらう。


『大樹海の聖域近くならば、亜竜は多いと思います。しかし強さで言うなら魔竜の方が期待に添えるかと』

「魔竜か」


 魔竜は竜から枝分かれした種である。亜竜とは違い、竜の流れを組んでいるので戦闘能力は高いが、意思の疎通はできない。身も蓋もない言い方をすれば、戦闘力だけは本物の竜並みの亜竜という感じか。

 特殊な種が多く、僕も毒竜ヒドラと戦ったことがある。

 切っても切っても再生する九つの首をもつ厄介なやつだった。

 確かに強さだけならリンネの要望に応えられるだろうけど、トリッキーな個体が多いからなぁ……。

 スマホを取り出して魔竜を検索してみる。世界中にけっこういるなあ。とりあえず大樹海で絞り込んでみると、十匹ほどいるようだった。


「狩るとしたらこの辺りかな……。何匹か固まっているし、部族の集落が近いから早めに退治しておかないと危険だし」


 大樹海の部族長であるパムに連絡しないとなあ。騒ぎになっても困るし。なにか手土産でも持っていくか。

 ちらりとリンネを見ると、もう行く気満々の顔で僕の返事を待っている。これでダメだと言えたら気が楽なんだけどなあ。

 リンネたちはいつか未来へと帰ってしまう。それまでに僕たちといろんな思い出を作ってほしいと思う。このこともそのうちのひとつになればいいのかな。


「じゃあ……行くか」

「やったあ!」


 リンネが飛び上がって喜ぶ。フレイも諸手を挙げて喜んでいた。こんなに喜んでもらえるなら狩りも悪くはないかなと思う。願わくばもっと女の子らしい趣味にしてほしかったけど。

 今度の休みは子供たちと魔竜退治だー、って、家族サービスになるのか、これ?









■今月22日に『異世界はスマートフォンとともに。』第17巻が発売されます。よろしくお願い致します。


■それとホビージャパンさんの『ノベルアッププラス』の方で新しい作品を書き始めました。

『雪ネズミの魔法使い』という、魔法を使う小さな白ネズミが主人公の物語です。

お気が向きましたら、こちらもよろしくお願い致します。


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■スラムで暮らす私、サクラリエルには前世の記憶があった。その私の前に突然、公爵家の使いが現れる。えっ、私が拐われた公爵令嬢?
あれよあれよと言う間に本当の父母と再会、温かく公爵家に迎えられることになったのだが、同時にこの世界が前世でプレイしたことのある乙女ゲームの世界だと気付いた。しかも破滅しまくる悪役令嬢じゃん!
冗談じゃない、なんとか破滅するのを回避しないと! この世界には神様からひとつだけもらえる『ギフト』という能力がある。こいつを使って破滅回避よ! えっ? 私の『ギフト』は【店舗召喚】? これでいったいどうしろと……。


新作「桜色ストレンジガール 〜転生してスラム街の孤児かと思ったら、公爵令嬢で悪役令嬢でした。店舗召喚で生き延びます〜」をよろしくお願い致します。
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