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異世界はスマートフォンとともに。  作者: 冬原パトラ
第32章 めぐり逢えたら。
479/637

#479 騎士の娘、そして盗賊退治。





 クーンが来てから二週間。

 取り立てて新しい情報もなく、新しい子供が現れる気配もなく、時は過ぎていった。

 この間にエンデ、エルゼ、八重、ヒルダの四人は、冒険者稼業に勤しみ、ランクを上げることに専念していた。

 その甲斐あって、エルゼ、八重、ヒルダの三人は晴れて銀ランクに、エンデのやつはついに金ランクへと上りつめた。三人目の金ランク冒険者である。

 現在、世界に金ランク冒険者はレスティアの先々国王であるギャレン爺さん、そして僕とエンデの三人しかいない。まあ、すぐに三人追加されるかもしれないけど。

 エンデの方は金ランクになったことで、いろんなところから引き抜きの話が来ているようだ。

 騎士団長待遇で迎えるという国もあったらしいが、『ボク、しばらくはこの国から出ないよ。行くならお父さんだけで行ってね』というアリスの言葉により、全て断ったとか。なかなかあいつも親バカになりつつある。

 そのアリスの方はというと、たまに城の方へ来てエルゼと訓練する以外は、ずっとメルたちとべったりしている。メル、ネイ、リセを含めた四人で歩いていると、親子というよりは四姉妹に見えなくもない。

 うちのクーンもリーンと並ぶと姉妹にしか見えないけどな。時を越えて来てるんだから当たり前かもしれないが。

 まあ、それは置いといて。


「で、君らはずっと何を造っているのかね?」


 わけのわからんパーツに魔法を付与したり、組み立ててはバラしてを繰り返す三人に声をかけた。

 バビロン博士と、エルカ技師、そして我が娘クーンの三人である。

 ずっとバビロンに閉じこもって、開発・研究を続けているのだ。正直、何を造っているのか今のうちに聞いておかないと不安でしかたがない。


「ほら、フェルゼンで魔導列車が造られただろ? それをゴレム化できないかってね」

「列車をゴレム化?」

「通常時は客車を牽引する機関車、非常時には変化して巨大なゴレムとなる……」

「待て待て、ちょっと待て」


 機関車がゴレム化まではいい。運転手が必要なくなるし、魔力バッテリーで補っていた魔力をゴレムのGキューブで供給すればかなりコスト的にも安くなるかもしれないし。魔力バッテリーを売ろうとしているうちの国としては商売上がったりだけれども。

 それはいいが、変形して巨大なゴレムってのは必要か?

 疑問を持つ僕にエルカ技師が説明してくれる。


「客車が脱線したり、違う客車を連結するときなんかには便利よ。それに列車を襲おうとする盗賊なんかの対策にもなるわ」

「うーん……」

「それにクーンから聞いたんだが、未来では巨獣が割と頻繁に現れるらしい。世界融合の影響なんだろうが、今から対策は必要だろ?」


 そんなに現れるのか? 二つの世界が融合したせいで、魔素溜まりが増え、そこで生活している魔獣が変異することは予測していたが。


「お父様の……あ、すみません、未来むこうのお父様の話だと、過去に出現していた巨獣と比べると、それほど大きくはなく、強さもさほどではないとのことですわ。赤ランクの冒険者数人で倒せる個体もいますし。稀に、強い個体が現れることもありますけど」


 ふむ。世界融合によってできた魔素溜まりと、昔からあった魔素溜まりで生まれた差かな……。養殖と天然モノみたいな感じか。そうなるとゴレム列車が変形して巨獣を撃退するってのはアリなのかな……。


「すでに未来ではこのゴレム列車が普通に走っていますよ? 自分がその開発に携わることになろうとは思いもよりませんでしたが」


 あー、そうなるのね……。すでに決定された未来か。まさか人間の顔面が取り付けられた機関車とか造らんよな……?

 母さんの話によると、子供の頃あれが怖くて、ギャン泣きしたらしいんだが、僕。頼むからこれ以上余計なギミックはつけないでほしい……。

 考えることを放棄した僕の耳に、着信音が届く。僕のじゃないな。クーンか。

 クーンがポケットからスマホを取り出して電話に出る。……なんかずいぶんとデコったケースに入ってるね……。

 というか、その電話もしかして……。


「はい、もしもし。……今、どこですか? …………はぁ……わかりました。いいですか、そこを動かないで下さいね。では場所を添付してメールで。はい。くれぐれも動かないように」


 ピッ、とクーンが通話を切る。なにやらため息をついてしかめっ面をしているけど……。


「今の……」

「三人目が来ましたわ。フレイお姉様です」

「っ!」


 フレイ。フレイガルド。ヒルダと僕の娘で、次女にあたり、クーンにとって姉に当たる。八雲、クーンに続いて三人目だが、年長組に集中しているな。なにか原因があるのだろうか。


「フレイお姉様は魔人国ヘルガイアに出現したそうです」

「ヘルガイアに?」


 魔人国は西方大陸に位置する魔族や亜人たちの国だ。世界融合後は同じ地形のイグレット王国と鏡合わせのようにお隣に存在している。

 ヴァンパイアロードである『魔人王』が治める島国で、魔人王とは以前、海賊たちが王妃のクローディアさんを攫った時に会ったことがある。

 あれからヘルガイアはお隣のイグレット王国と国交を始め、今では船で貿易も始めていると聞いた。フレイはそのヘルガイアに出現したのか。

 ピロン、とクーンのスマホからメールの着信音がした。クーンはすぐさまそのメールを僕のスマホへと転送してくる。

 文章はなく、地図が添付されているだけだった。これは……どこかの森の中か? その中に大きな建物がひとつと、小さな建物がいくつかあるけど……。


「盗賊団の根城だそうです。今から殲滅に向かうとのことでしたので、とりあえず待ったをかけました」

「はあ!?」


 盗賊団!? ちょっ、なにやってんのぉ!?


「なんと言いますか、フレイお姉様は騎士道精神溢れる方で、こういった悪を見逃さないんですわ」

「いや、言ってることはご立派だけど! まさか一人でやろうっての!?」


 この建物が根城だとしたら、十人、二十人じゃないだろう。百人近くはいるかもしれない。ちょっとした軍隊だ。いくら強いからといって十歳そこらの女の子一人で……!


「と、とにかくヒルダに電話して……!」

「早くした方がいいと思いますよ。盗賊団が手を出していなければいいのですが、フレイお姉様は攻撃されて黙っている方ではないので」

「なんでそう好戦的かなあ!?」

「好戦的……とはちょっと違うのですけれど」


 うーん、とクーンが困ったような顔で首を傾げる。

 ヒルダに連絡すると、ちょうど訓練場にいるというので、通話したままクーンとそこへ転移した。目の前にびっくりした顔のヒルダが現れる。


「きゃっ!? どっ、どうしたのですか!? クーンも一緒で……」

「話は後だ、ヒルダ! フレイを迎えに行くから一緒に行くよ!」

「えっ? フレイって……。あ、わ、わたくしの!?」


 突然現れた僕に驚くヒルダの手を掴み、ヘルガイアへと転移を開始する。魔人王の依頼でテンタクラー退治に一度行っているし、ヘルガイアは割と近いから【テレポート】でも問題ない。


「ちょ、旦那様!? ヒルダ殿とどこに!?」

「悪い、八重! 説明は後でするから!」

 

 消えゆく景色の中、ヒルダと同じく訓練場にいた八重が慌てふためいていたが、すでに転移を終えた僕らはヘルガイアの森の中にいた。


「こ、ここにわたくしの娘が……?」

「ちっ、位置がちょっとズレたか。えっと方角は……こっちか?」


 森の先になにか建物らしきものが見える。あれは……小さいけど砦か? 魔人王が統治するまではこのヘルガイアでも内戦があったとは聞いたが……。その廃砦だろうか。


「急ごう。早くしないとフレイと盗賊団が戦いを始めてしまうかも……」

「と、盗賊団!? ちょ、冬夜様!? ど、どういうことですかっ!?」


 初耳なヒルダが目を見開いて、僕に迫ってくる。どうどう、落ち着いて。まずその胸倉を掴む手を放して下さい。力入れすぎ、かなり苦しい、です……。

 呼吸困難から解放された僕の代わりに、クーンがヒルダに今までのことを説明してくれた。


「盗賊団に一人で乗り込むとか! なにを考えてるんですか!」

「いや、僕に言われても……」


 僕はぷんすかと怒りつつも足早に森を駆けるヒルダを追った。まだ昼を過ぎたばかりだというのに暗い森だな。鬱蒼と茂った木々の葉が日光を遮っている。


「写真の位置はここら辺だけど……」


 キョロキョロと辺りを見回すが、それらしき姿はない。盗賊団のテリトリー内で大声で呼ぶわけにもいかないしなあ……。


「しっ。……お父様、ヒルダお母様、静かに」


 クーンの声に僕らはピタリと動きを止めて耳をすます。え、なに? なんか聞こえる?


「うにゅにゅ……」


 ……なんか聞こえた。なんだ、今の?


「こっちですわ」


 クーンが低木の茂る中をずんずんと進んでいくと、少し開けた木の根元で座り込んでいる少女を見つけた。

 いや、違う。座り込んでいるんじゃない。……寝てる?

 木に背中をもたれて寝息を立てている小さな少女は、肩ほどまで伸びた、ゆるふわの金髪に動きやすい部分鎧を身に付けていた。この子がフレイか。

 鎧はどことなくヒルダのに似ているが、両腕と両足に装備されたガントレットとグリーヴだけが不釣り合いにゴツい。武器はなにひとつ装備していないけど、武闘士なのかな?

 

「お姉様。フレイお姉様。起きて下さい」

「ん〜……? クーンちゃん、来るの早いねぇ……、もうちょっと遅くてもよかったのに……。全然眠れないんだよ……」


 ゆさゆさとクーンに肩を揺さぶられて、フレイが目を覚ます。ゆっくりと開かれた瞳は、母親と同じ澄んだブルーの光をたたえていた。

 寝ている時はそこまで感じなかったけど、目を開くとはっきりとわかる。確かにこの子は僕とヒルダの子だ。隣に立つ姫騎士の少女とよく似ている。


「……? お母様!? お父様もいる! わあ! やっぱり少し若いねぇ! なんか変な感じだよ〜!」


 目を見開いたフレイは飛び起きて、僕らの方へと駆けてきた。そしてそのまま僕ら二人へ向けてダイブしてくる。ちょっ……!

 かなりの勢いがあったが、僕らは娘を真正面から受け止めた。いたたたたた! 鎧が痛い!


「えっと、フレイ……フレイガルド、ですか?」

「そだよ。フレイだよ、お母様。わかんなかった?」

「すみません、初めて会ったもので……」

「あ、そっか。そだった」


 フレイはパッと僕らから離れ、にへー、っと笑う。


「お父様もわかんなかった?」

「え、そりゃ、ね。でもヒルダとよく似てるとは思ったよ」

「そっかー。嬉しいな」


 性格はかなり違うような気がするが。

 ヒルダはキリッとしたイメージだが、フレイはホヘ〜っとしたイメージだ。なんというか、ゆるい。かわいいけど。

 クーンよりも子供っぽく見える。いや、クーンが大人び過ぎているだけなのかもしれないが。


「それよりもフレイお姉様。なぜ盗賊団の根城に乗り込もうなんて話に?」

「そっ、そうです! 危ないじゃないですか!」


 クーンが僕らも聞こうと思いつつも後回しにしていた疑問をぶつけ、ヒルダもそれに反応してフレイにせめよった。


「んーとねえ、ここから南にある小さな村の近くに気付いたら私はいたの。その村では毎月盗賊が襲ってきて村の食料を奪っていくんだって。酷いよねえ。だから私が潰そうと思って」

「だっ、だからって、あなたがそれをすることは……!」

「騎士たるもの、弱き者の盾となり剣となれ、ってお母様はいつも言ってるよ?」

「うっ……! 言った覚えはないですけど、言いそうです……」


 なんで? と首を傾げるフレイにヒルダがたじろぐ。


「で、でもあなたはまだ子供で……」

「盗賊団に殺された村の人もいるの。早くしないともっと被害が出るんだよ。やるときにやらなきゃ。大人とか子供とか関係ない。その力を持っているなら使うべきなんだよ」


 これは……びっくりしたな。ゆるい性格だけど、考え方はしっかりしている。流されたわけじゃなく、自分でちゃんと考えて行動に移したのか。

 その意思の強さは確かにヒルダの娘と思わせるものがある。

 やがてヒルダが諦めたように小さくため息をつく。


「……ふう。あなたの言いたい事はわかりました。確かに盗賊団を放っておくわけにはいきません。私たちも協力するので、さっさと片付けてブリュンヒルドに帰りましょう」

「え、ホント!? やったーあ」


 ばんざーい、と諸手を挙げて喜ぶフレイ。なんというか、のほほんとした反応だな。……和む。

 ま、それはそれとして。


「ところでフレイは武器を持ってないけど、武闘士なのか?」

「え? ううん、違うよ? 武器ならほら、【ストレージ】」


 フレイがそうつぶやくと、空中に魔法陣が現れ、そこから刃渡り一メートル半はありそうな巨大な大剣が落ちてきた。

 ザクッ! と地面に突き刺さったその大剣は、持ち手の部分以外、刀身全てが晶材でできた水晶の大剣だった。


「フレイは【ストレージ】が使えるのか……」

「よいしょ」


 フレイが自分の身長よりも大きな大剣を軽々と持ち上げる。うえっ!? なんつう馬鹿力……! ああ、【グラビティ】で軽量化の魔法が付与されてるのかな?


「それがあなたの武器ですか?」

「フレイお姉様は【ストレージ】の中に様々な武器を持っているんですの。臨機応変に武器を変えて戦うのがフレイお姉様のスタイルなんですわ。騎士としてはちょっと変わってますけれど」

「えー? そんなことないんだよー。騎士道ってのは戦い方じゃなくて、信念のことだってお母様も言ってたもん。ねー?」

「言った覚えはないですけど、言いそうです……」


 ヒルダがなんとも言えない顔で天を仰ぐ。様々な武器をってことは、フレイはヒルダのような剣専門の特化型というよりは、オールマイティな万能型ってことなのかね?

 剣に関してはおそらくヒルダや八重、諸刃姉さん仕込みなんだろうから心配ないのだろうけど。ああ、斧とか弓とかなら狩奈姉さんからも教えてもらえるか。


「ちなみに私の武器はほとんどお父様が造ってくれたものだよー。合計で百個くらいあるの。【パラライズ】とか【モデリング】とか付与してあって、スタンモードにしたり、刃引き状態にもできるんだよー」

「かーっ! まったく娘に甘い!」


 自分のことだけに、怒ったもんか、呆れたもんか、もうわからん! おもちゃを与える感覚で武器を与えてんのか!? 殺伐すぎるだろ!


「なるほど、私の剣と同じですね。その武器なら殺傷力を臨機応変に変えられる。盗賊団相手でも余計な殺生はせずにすみますね」

「うん。きちんと捕まえて、罪を償わせるんだよ。悪党は許さないんだよ。まあ骨の一本や二本は覚悟してもらうけどねー」

「それには同意します」


 なんでしょう。妻と娘が殺伐とした会話をしているんですけれども。もっと和気わき藹々(あいあい)といかんもんかね?

 引きつった笑いを浮かべている僕のところへクーンが近寄ってきて、こっそりと声をかけてきた。


「心配いりませんわ。これがフレイお姉様の通常運転ですので。……ちなみに姉妹弟きょうだいの中で怒らせたら一番怖いので、気をつけて下さいませ」


 ……そうなの? のほほんとしたゆるい雰囲気からは想像もつかないが、普段大人しいタイプの方が怒ると怖いって言うしな。……大人しいタイプとも違う気がするが。


「お父様。盗賊団は何人いるかわかるー?」

「え? あ、ちょい待ち。えーっと……あれ? 検索できない……。阻害結界が張られているのか?」


 ヘルガイアも元・裏世界だから、魔法結界とかは少ないかと思っていたのだが。

 ヘルガイアは魔人……魔族の国だから、魔法が使える種族が多くてもおかしくはない。過去、この砦にそういった魔法使いが阻害結界の魔法を付与した可能性はある。だからこそ、盗賊団もここを根城にしたのかもしれないな。

 まあ、だいたい百人前後だとは思うが、魔族は身体能力に優れ、手強い奴らが多い。付き従うゴレムなどもいるだろうから、けっこうな数になるかもしれん。


「クーンは戦えるのか?」

「お母様と同じく私も闇属性以外全ての魔法を使えるのですけど、戦う時はもっぱらこっちですね」


 クーンが手にした『ストレージカード』を一振りすると、そこに二丁の変わった銃が出現した。あれは……魔法銃スペルキャスターか?


「あとはこの子ね」


 『ストレージカード』からさらに、メカポーラことパーラが落ちて来て、ガシンガシン、と立ち上がる。


「こいつ、戦闘能力あるのか?」

「『王冠』ほどではないけど、それなりに戦えますわ。特殊能力ゴレムスキルを持ってないので、内蔵装備だけですけど」


 クーンがそう説明すると、パーラが両手から短い爪を飛び出させた。バチッ、バチッと火花がスパークする。電撃爪スタンクローかよ。

 まあ、これなら大丈夫か。


「えへへ。なんか楽しいんだよ。家族でピクニックに行くみたいな気分」

「そうですね。不謹慎ですが、ちょっとだけ楽しいです」

「いや……。ピクニックとはちょっと違うと思うが……」


 砦を見上げ、微笑みながら並んで立つ母娘おやこ。なんで君たちそんなに楽しそうなんですかねぇ?


「じゃあ行こっか。盗賊退治」


 出会った娘との初めての共同作業が盗賊退治とは……。フレイの言葉に僕は小さくため息をついた。










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■スラムで暮らす私、サクラリエルには前世の記憶があった。その私の前に突然、公爵家の使いが現れる。えっ、私が拐われた公爵令嬢?
あれよあれよと言う間に本当の父母と再会、温かく公爵家に迎えられることになったのだが、同時にこの世界が前世でプレイしたことのある乙女ゲームの世界だと気付いた。しかも破滅しまくる悪役令嬢じゃん!
冗談じゃない、なんとか破滅するのを回避しないと! この世界には神様からひとつだけもらえる『ギフト』という能力がある。こいつを使って破滅回避よ! えっ? 私の『ギフト』は【店舗召喚】? これでいったいどうしろと……。


新作「桜色ストレンジガール 〜転生してスラム街の孤児かと思ったら、公爵令嬢で悪役令嬢でした。店舗召喚で生き延びます〜」をよろしくお願い致します。
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