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異世界はスマートフォンとともに。  作者: 冬原パトラ
第32章 めぐり逢えたら。
462/637

#462 相談、そして酒場。





「で、改まって話ってなんだ?」

「うん、いやまあ。とりあえず、おかえり。まあ呑んで呑んで」

「……なんか変な物でも食べたか?」


 いつもと違い、神妙なエンデに警戒する。

 冒険者ギルド横の酒場で僕らは久しぶりに顔を合わせていた。

 新婚旅行から帰ってきてここ数日、溜まっていた仕事やら何やらでいろいろと忙しかった。やっとまとまった時間ができたと思ったらこいつからの呼び出しである。新婚なのに気を使え。

 まあ男同士の付き合いも大事かと、一応やってはきたが、久しぶりに会ったエンデはなんか挙動不審で、僕の面倒事センサーがビンビンと反応している。


「結婚してどうだい? うまくやってるかい?」

「……本当になんか悪い物でも食べたか?」


 こいつが他人の家庭を気にするなんておかしい。ちょっと心配になってきた。武流たける叔父に殴られ過ぎておかしくなったか?

 僕がよほど変な顔をしていたのか、エンデがむむう、と唸りながら話を始めた。


「結婚ってさ、他の世界でもいろいろな形があってね。人生のパートナーを決める儀式だったり、単に子供を得るための契約だったり、宗教での決まりだったり、いろんなパターンがあるんだけれど」

「はあ……?」

「僕ら『渡る者』は、その種族特性から基本的に結婚というものを選ぶ者は少ない。同種族でもなければ、それは旅の『終わり』を意味しているからなんだ。一つの世界に縛られ、渡らなくなった者はもはや『渡る者』ではないからね。まあ、僕らは長命種だから相手が短命種だったりすると、パートナーを見送った後に再び『渡る』者もいるんだけれど、」

「? 結局なにが言いたいんだ?」


 回りくどい。要点を話せっての。

 エンデは、あー……、と僕から視線を外し、目の前に置かれていた氷の入った酒を一気に飲み干した。


「ボクモケッコンスルコトニナリマシタ」

「へぇー…………。……ッ! はあァッ!?」


 エンデの言葉に僕は持っていたグラスを落としそうになった。結婚!? エンデが!? そういやこいつ、僕らの結婚式でブーケトスの時、真っ先にゲットしてたな……。まさか花恋姉さんの力か?


「ちょ、ちょ、ちょい待ち。相手はもちろんメル……だよな?」

「当たり前だろ。僕は冬夜みたいにあっちにもこっちにもと手を出したりはしてないよ」


 おっとディスられましたよ、こんちくしょう。というか、こいつが結婚? まったく想像がつかない。しかしなんだってまた……。


「メルがね、君たちの結婚式を見て興味を持ったみたいなんだ。フレイズの文化には結婚というものがないからさ……」

「ちょい待ち、そういやフレイズってどうやってその……繁殖とかするんだ?」


 支配種には一応、男型と女型があった。あれに意味がないとは思えないんだが。


「上級、中級、下級種はできないけど、支配種は普通に男女で子供を作ることもできるよ」

「作ることもできる?」

「フレイズは単体でも子供を生み出すことができるからね。まあ、子供といっても人間の子供のような小さな姿をしているわけじゃないんだけど」


 詳しく聞くと、まず全てのフレイズは核の状態で生まれてくる。それが結晶進化を繰り返し、一つの生命体として成長するのだそうだ。故に、自我が目覚めた時にはすでに一個体としての成長を終えていて、小さな子供時代というものはないらしい。

 成長したフレイズはその生命力を全て注ぐことにより、新たな核を生み出すことができる。この生命力が多ければ多いほど生み出す核が多いとか。つまり親が若くしてその命を代償にすれば、それだけたくさんのフレイズが生まれる……ということなのか?


「支配種は少し違って、全生命力を注がなくても一人で次代の核を生み出せる。だけどそれは言ってみれば親の劣化した複製でね。支配種たちはあまり好まない」

「ってことはその、やっぱり二人で子供を作るんだよな? えっと、その〜……作り方は人間と同じなのか?」


 僕はなんと言ったらいいのか言葉を選んでエンデに質問する。いやだって、興味あるじゃん……。


「ま、ほぼ同じかな。親になる二人が生み出した核を融合させるんだよ。人間の場合もそうだろう?」


 融合……いやまあ、外れちゃいない……のか? 人間も両親の遺伝子を受け継いで生まれてくるわけだし。


「フレイズには結婚という概念はない。子供を作ろうと思ったら、気に入った相手の核を貰うだけで、一緒に住んだり、ずっと寄り添ったりなどはしない。たまにそういう個体もいるけれど、本当に稀なんだ。大抵は自分の片親だけで、もう片方の親を知らないなんてのはザラさ。だから兄弟姉妹というのはいても、ほとんどが人間でいう異父、異母兄弟なんだよ」


 なんとまあドライな……。確かにそんな生態であるならば、結婚という行為に興味を持ってもおかしくはないか。食事とかにもメルたちは強い興味を持っていたしな。


「結婚するということの意味はわかってるんだよな?」

「一応説明はしたよ。お互いに好意を持つ者同士が一緒に子供を育て、互いに支え合い、共に暮らしていくこと、ってね」


 まあ、細かいことを言えばそれだけではないのだが、だいたい合ってる……か? あくまでもひとつの結婚観、だが。政略結婚とかもあるしな。


「というか、メルとお前の間に子供ってできんの……?」

「メルはもともと僕と同じ世界で暮らすために世界を渡り、進化を続けてきたんだ。もうその身体はフレイズであってフレイズではない。僕に近しい新たな種として進化し、存在している。そこらへんは問題ないよ。ただね……」


 エンデがどんよりとした目で宙を眺める。なんだよ、なにがあったんだよ。聞くのが怖いわ。


「メルだけじゃなくてさ……。ネイとリセも結婚するって言い出して……」

「はあぁ!?」


 なんだそりゃ! おいお前、さっき僕をディスったよな!? お前も同類だろうが! このハーレム野郎!

 僕が噛み付くと、エンデが苦虫を嚙み潰したような顔で、違う違う、と手を振ってきた。


「僕と、じゃない。メルと、なんだよ。二人ともメルと結婚したがってるんだ」

「…………ホワッツ?」


 思わず変な言葉が出た。……どゆこと?


「結婚に興味を持ったのはメルだけじゃなかったってことだよ。そしてあの二人が結婚したいと思っているのは僕じゃなくてメルなんだ」


 えっと、あれ? エンデハーレムかと思ったけど、メルハーレムなの? メルさんモテモテですやん……。


「え、でも二人とも女性体だよな……?」

「それが? 女性体同士でもフレイズの支配種たちは子供を作れるよ。ま、性別が必ず親と同じになるし、親の特性が受け継がれにくくなるんであまりしないけど」


 そーなんスか……。なら問題はないのか……? いや、別に同性でも愛し合っているのなら結婚してもかまわないと思うけど。実際にこっちの世界にもそういう人たちはいるし。

 こちらの世界は一夫多妻制が認められている。と同時に、配偶者を養っていけるだけの財力があれば、一応一妻多夫制も認められているのだ。どこぞの国の女公爵は三人の夫を持っているとか聞く。

 あいにくと男性女性、どちらとも結婚した例というのは僕はまだ聞いたことがないが、探せばいるんじゃないかな?

 

「メルはなんて?」

「僕が嫌じゃなければ、二人とも結婚して四人でずっと仲良く暮らしたいってさ。でもどうしても嫌なら諦めるって」


 メルは受け入れる気があるのか……。このパターンはどうなんだ? 少なくともメルは幸せになれると思うけど。彼女の場合、結婚とは『家族になる』という括りでしかないのかもしれない。

 間違いなく彼女の愛情はエンデへと向けられているとは思うが……。別に今の状態を続けるだけならば、結婚などしなくてもいいような気もするな。


「エンデはあの二人と家族になるのは嫌なのか?」

「うーん……嫌ではないよ。リセとはずっといろんな世界を旅してきたし、ネイとも一緒に暮らしているうちに馴染んできたしね。まあ、未だにメルに対してのヤキモチがキツいけど……」


 エンデが苦笑気味に答える。だろうなあ。

 ネイが結婚すると言い出したのはおそらくエンデへの対抗心からじゃないかな。リセはそれに乗っかっただけと見た。


「ってことは、お前も二人を受け入れる気はあるってことだよな?」

「うん。どうなるか心配だけど、幸いいい見本が近くにいるしね。冬夜、ちゃんとエルゼをかまってあげなよ? あの子は自分からそういうことを言い出したりしないだろうけど、態度に出るからすぐわかるだろ?」


 ちょい待て、なんで僕が説教されてんの!? お前はエルゼのお兄ちゃんか! あ、いや確かに兄弟子だけどさ!


「結婚前はいろいろとね。君に対する不満のサンドバッグにさせられたもんだよ。なんで冬夜の代わりに僕が殴られなきゃならなかったんだろう?」

「ソレハタイヘンモウシワケナク」


 まさかそんなストレス解消をされてたとは。確かにエルゼは顔に出やすいタイプなんで、そういう時はうまくフォローしてたつもりだったんだが、不十分だったらしい。

 そうか、立場としてはエンデはエルゼと同じような位置になるのか。僕やメルを中心とした家族の一人として。


「で、なんだけど。結婚するにあたって、君の時と同じような式をしたいと言われてさ。具体的に言うと、同じような料理を出して欲しいと」

「あー……」


 なるほど、そういうことか。

 『食』という文化を学習したメルたちは、食べるということに大きな喜びを見い出している。結婚式において、彼女たちがそこにこだわるのは当然か。

 彼女たち三人はとにかくよく食べる。はっきりいって八重よりも食べる。それが三人いるのだ。エンデの金銭的負担はかなりのものだと思われる。

 メルたちもいろいろとバイト的なことをして手伝ってはいるようだが、エンデは一応銀ランクの冒険者だ。稼ぎはエンデの方がいいだろうな。


「まあ、料理を手配するのはかまわないけど、式では新郎新婦は普通食べないと思うんだが……。なんか料理を食べることがメインになってないか?」

「うん……。正直、披露宴の料理が食べたいがために結婚を言い出したんじゃないかと、僕もちょっと疑ってる……」

「違います。きちんと考えた末での結論です。二人に対して失礼ですよ、エンデミュオン。もちろん私にも」


 突然の声に振り向くと、僕らの背後には腰に手を当てて不満そうにムッとしているメルが立っていた。いつの間に……。

 相変わらず美しいアイスブルーの髪と同じ色をした二つの瞳が、今は不機嫌な光をたたえてエンデを見据えている。


「め、メル!? なんでここに!?」

「迎えに来ました。お話は終わりましたか?」

「えっと、まあ。あ、式の料理は冬夜が手配してくれるって」


 しどろもどろにエンデが答えると、メルは先ほどの表情から一転、花がほころぶような笑顔を浮かべる。


「よかった! ありがとうございます、冬夜さん! あ、肉料理とデザートの方は少し多めにお願い致しますね」

「あ、はい。言っときます……」


 絶対に『少し』では足りないな、と確信する。僕らの時と比べて招待客は少ないだろうが、この新婦たち(?)が食べるとなるとかなり多めに用意した方がいい。ルーにウェディングドレスを汚さない系の料理を考えてもらった方がいいかもな……。


「じゃあ私たちはこれで。式の招待状は後日送りますので。行きましょう、エンデミュオン」

「あ、うん。ごめん、冬夜。慌ただしくて。また今度誘うよ」

「あ、ああ。わかった」


 引っ張られるようにエンデはメルに連行……もとい、メルと連れ立って酒場を出ていった。エンデの残した酒と料理を前にして、ため息をひとつつく。

 エンデが結婚ねぇ……。これは予想外だったな。

 まさか本当に花恋姉さんが恋愛神の力を使ったんじゃないだろうな?

 えーっと、僕らの結婚式でブーケを取った知り合いって、エンデとパルーフの少年王、騎士団うちのランツにベルファスト騎士団に入ったウィル、あとカボチャパンツ王子のロベールとかか?

 ほとんど両思いの相手に渡るように力を使ったのは知ってるけど。少年王とロベールはすでに婚約しているし、なるようにしてなっただけなんだろうか。


「あれ? 冬夜じゃねえか。一人で呑んでんのか? 寂しいヤツだなあ」

「あのな……」


 背中に飛んできた聞き覚えのある声に振り向くと、案の定、赤髪ツインテールの少女と、それに付き従う赤い小さなゴレムが立っていた。

 義賊団(休業中)『紅猫あかねこ』の首領・ニアとそのゴレム、赤の『王冠』・ルージュである。

 その後ろには副首領のエストさんを始め、側近のユニとユーリ、『紅猫』のおっさんらがぞろぞろと酒場に入ってくるところだった。全員、服があちこち汚れているし、いたるところに擦り傷などを作ってはいるが、表情は晴れやかであった。


「マスター! 人数分の上級酒と竜肉料理を出してくれ! 今夜は宴会だ!」

「なんだなんだ、ずいぶんと羽振りがいいな。なんか臨時収入でもあったのか?」


 ドラゴンの肉はその希少さからかなりの高額で取引されている。当然、それを扱った料理も高い。しかしこの酒場は隣にある冒険者ギルドの直営店なので、他の店で食べるよりははるかに安く食べられるのだ。

 だけど、安いといってもやはりそれなりの金額はする。それを人数分とはえらく豪勢だな。


「ダンジョン島でお宝を見つけたんスよ。まだ手付かずの宝箱が二つ。中には大小様々な魔石と宝石が入ってたんス。大儲けっスよ!」


 ポニテ娘のユニがホクホク顔で教えてくれた。そりゃすごいな。

 ダンジョン島にあるお宝は、あそこを作った魔法使いの遺産ってのがほとんどだが、それを目当てでダンジョンに入り込み、返り討ちにあって死んだ冒険者たちの所持品って場合もある。

 ダンジョンの魔物たちが殺した冒険者の所持品を持ち帰り、宝箱にしまっておいたりするのだ。魔物によっては几帳面にキラキラするものとしないものに分けたり、武器や防具で分けたりもする。

 なので時々、古代の魔剣やエンチャントされたアイテムなど、思いがけないものが見つかったりもするのだが、魔石や宝石ってのは大当たりだな。


「すっかり冒険者稼業が板に付いてきたみたいだな」

「馬鹿言え。あたしたちの本業は義賊団だ。これはあくまで出稼ぎだっての。どこかで悪徳商人や悪代官、腐った貴族の話を聞きつけたら、そいつらから根こそぎ奪ってやるよ」


 そう言ってニアがカラカラと笑う。ううん、一国の王としてどう反応してよいやら。

 ブリュンヒルドでは義賊団の仕事はしないと約束してもらったけど、他の国でそんな奴らがのさばっているのを聞いたらすぐに飛び出していきそうだ。

 と、視界の隅に酒場に入ってきた新たな人影を捉える。


「あれあれっ? ニアちんたちがいるよ。あ、とーやんもいる。なになに、パーティーなの?」

『ギ』


 酒場の入口から入ってきたのは、眼鏡をかけて紫のフリルドレスを纏った少女。その傍らに立つのはルージュと似た姿を持つ、紫の小さなゴレム。

 かつて『狂乱の淑女』と呼ばれたルナ・トリエステと紫の『王冠』、ファナティック・ヴィオラだ。


「ち、紫かよ。なにしに来やがった。帰れ帰れ、しっしっ」

「ひどっ。今日は遅くなっちゃったから、ご飯食べに来たんだよ。ここのは安くてお酒も美味しいから」


 ルナを見て顔をしかめたニアが犬を追っ払うように手を払う。それに対し、ルナは気にも留めずにエンデの座っていた僕の向かいの席に腰を下ろした。ヴィオラもその隣の席に座る。……おい、なんで僕のところへ来る?


「なんでこいつが野放しにされてんのかわかんねー。おい冬夜、今からでも遅くないからこいつ地下牢にぶち込めよ」

「ルナはちゃんと罰を受けたもん。罰っていうかご褒美みたいなもんだったけど。うぇへへへ」

「気持ち悪っ」


 なにかを思い出したように愉悦の笑みを浮かべるルナに対し、ニアが本気でドン引きしている。その気持ち、わかるぞ。


「ルナは子供たちを笑顔にして、心から感謝されるのが生きがいになったの。もうそれ無しじゃ生きていけない。おかげで週に一度の休日が辛くて辛くて……」

「嘘くせー……」


 キラキラとした目で語るルナに心底胡散臭そうな目を向けるニア。いや、これは本音で言ってるぞ。たぶん。

 相手に感謝されることによって、とてつもない快感を得られるように僕が『呪い』をかけたからな。人を殺すようなことも封じているからできないし、無害……とは言い切れないけど、まだマシな状態だ。ヴィオラも『王冠』の能力ちからを失ったしな。


「とーやん、一人で呑んでるの? あれあれっ、おうち追い出された? 離婚秒読みかなっ?」

「違うわい!」


  こちとら新婚だぞ。縁起でもないこと言うなや!


「ははあ、なんか嫁さんらを怒らせるようなことしたんだろ? メイドの着替えを覗いたとか。こいつ、前にさあ……」

「おい待て! それは言わない約束だろ!」


 調子に乗ったニアが話し出そうとするのを慌てて止める。確かに一度、お前の着替え中に【テレポート】で飛び込んだけれども!

 周りの荒くれた『紅猫あかねこ』のおっさんらにそれがバレたら、間違いなく『うちの首領ボスになにしてやがる!』って飛びかかってくるに違いない。

 くそう! これ以上こんなところにいられるか! 僕は帰るぞ!

 酒場のマスターにお勘定をしてもらう。

 あれ、高っ……? あ、エンデ! あいつ、支払いしないで帰りやがったな! くっ、やられた。なんて日だ、まったく。


 










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■スラムで暮らす私、サクラリエルには前世の記憶があった。その私の前に突然、公爵家の使いが現れる。えっ、私が拐われた公爵令嬢?
あれよあれよと言う間に本当の父母と再会、温かく公爵家に迎えられることになったのだが、同時にこの世界が前世でプレイしたことのある乙女ゲームの世界だと気付いた。しかも破滅しまくる悪役令嬢じゃん!
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