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350/637

#350 五度め、そして登場人物紹介5。

■キャラクター紹介だけではアレでしたので、書いたはいいが、出すタイミングがずっとなかったSSを最後に置いておきます。




#300~#350まで新しく登場した人物。

それ以外は#250、#300参照。

裏世界の人物には◆がついてます。

ゴレムは入っていません。





【ブリュンヒルド公国】



望月もちづき武流たける

地上に降りてきた武神。冬夜の叔父を名乗る。エルゼとエンデを弟子にした。『闘気法』を二人に教える。恋愛神曰く修業馬鹿。


【アトス】

冬夜が呼び出したニャンタローの友猫ゆうじんであるケット・シーの一匹ひとり。アメリカンショートヘアの真面目猫。猫騎士。


【アラミス】

冬夜が呼び出したニャンタローの友猫ゆうじんであるケット・シーの一匹ひとり。ちょっとナンパ者のシャム。猫騎士。


【ポルトス】

冬夜が呼び出したニャンタローの友猫ゆうじんであるケット・シーの一匹ひとり。体の大きいペルシャ。猫騎士。


白銀しろがね】◆

裏世界のドラクリフ島に住む銀竜。冬夜に助けられ、名をもらい、裏世界での執事となる。銀竜は人間の姿に変化することができ、銀髪のイケメンになった。人間の世界に興味を持っている。紫の王冠と因縁がある。





【イグレット王国】



【レファン・レトラ】

黄金の羽飾りを付けたイグレット王国の国王。鍛えられた肉体を持つ若き戦士王。妻が七人いる。


【トトラ・ルフ】

白い羽飾りを付けたルフ族の青年。イグレット国王の書簡を携え、巨鳥・ルフに乗ってブリュンヒルドへとやってきた。


【リリカラ・ルフ】

赤い羽飾りを付けたルフ族の女性。トトラの妹。


【ロチャ・ルフ】

茶色い羽飾りを付けたルフ族の青年。トトラ、リリカラの従兄弟いとこ





【神国イーシェン】



白姫しらひめ

イーシェンのみかど。赤き目と二つの角を持つ女帝。有角人と雪の精霊とのハーフ。冬夜のおかげで母である雪の精霊と再会できた。





【ハノック王国】



【カルロ・オル・ハノック】

ハノック王国国王。これといって特徴のない中間管理職のようなメガネをかけたおじさん。しかし、そう見えてなかなかの名君だとか。


【ライラック・エル・ハノック】

ハノック王国王女。十歳。


【ミルネア・エル・ハノック】

ハノック王国王女。八歳。





【ライル王国】



【バルストラ・ドゥルガ・ライル四世】

ライル王国国王。背の低い、ちょい太り気味のお爺さん。ドワーフの血が四分の一混じっているが、穏やかな性格で酒も飲めない。





【プリムラ王国】◆



【ルディオス・プリムラ・パレリウス】◆

プリムラ王国国王。約五千年前に裏世界へと迷い込んだレリオス・パレリウスの子孫。


【ベロア】◆

プリムラ王国の宰相。


【エヴリ】◆

プリムラ王国の侍従長。





【トリハラン神帝国】◆


【ハロルド・ラ・トリハラン】◆

トリハラン神帝国皇帝。眼鏡をかけた文官タイプ。元老院に権力を握られていた。


【ルーフェウス・ラ・トリハラン】◆

トリハラン神帝国の第一皇子。眼鏡のインテリ風皇子。危うく年増の元老院議長の娘と結婚させられるところだった。


【リスティン・ラ・トリハラン】◆

トリハラン神帝国の第二皇子。と見せかけて実は第一皇女。本名はリスティス・レ・トリハラン。


【ゼロリック】◆

リスティス皇女の教育係。歴戦の騎士。


【マール】◆

ゼロリック卿の妻にしてトリハラン神帝国宮廷医師。未登場。


【ララ&リリ】◆

リスティス皇女お付きの侍女。


【モーロック・ラピトス】◆

トリハラン神帝国元老院議長。トリハランの実権を裏で握っていた。記憶を失ったエンデを操り、竜騎士ドラグーンを手に入れていた。





【パナシェス王国】◆



【ロベール・テル・パナシェス】◆

パナシェス王国第一王子。青の王冠、『ディストーション・ブラウ』のマスター。青年なのにカボチャパンツの眠り王子。正義感が強く、何かとオーバーな性格で、かなりウザいが悪い奴ではない。




【ガルディオ帝国】◆



【ファルシオン・リグ・ガルディオ】◆

ガルディオ帝国皇帝。かつてアイゼンガルドに従い、レーヴェ王国への侵攻に協力した。


【アスティリア・リム・ガルディオ】◆

ガルディオ帝国皇妃。


【ルクレシオン・リグ・ガルディオ】◆

ガルディオ帝国第一皇子。実は滅亡したレーヴェ王国の第一王子である。物質の残留思念を感じ取る『追憶の魔眼』を持つ。本当の名はルフレディン・グラン・レーヴェ。


【ランスロー・オルコット】◆

ガルディオ帝国宰相。皇帝の懐刀。十年前、皇子を発見した人物。





【魔工国アイゼンガルド】◆



【ギエン・グリード】◆

かつてレーヴェ王国に仕えた十二将軍の一人。レーヴェを裏切り、アイゼンガルドへと走った。このことがレーヴェ王国滅亡のきっかけとなる。レイピアの達人で人をいたぶるのが好きな変態。獣皇機・グラウクスのマスター。





【レーヴェ王国】◆



【マクシミリアン・グラン・レーヴェ】◆

レーヴェ王国第十三代国王。故人。


【大佐】◆

滅亡したレーヴェ王国の家臣。隻眼の偉丈夫。十二将軍の一人。獣皇機・レオパルドのマスター。本名はドルフ・ランディナー。


【中尉】◆

滅亡したレーヴェ王国の家臣。褐色の肌を持つ美人。


【軍曹】◆

滅亡したレーヴェ王国の家臣。糸目の飄々とした青年。





【精霊界】



【砂の精霊】

あまり人間たちには関心はないようです。


【亜鉛の精霊】

ミノタウロスのような牛頭の精霊。冬夜にぶっ飛ばされる。


【嵐の精霊】

ターバンをした風の精霊の眷属。冬夜にぶっ飛ばされる。


【風の精霊】

大精霊の一人。気ままなお姉さん。


【闇の精霊】

かつて冬夜がボコボコにした精霊だが、記憶をリセットして復活している。外見は黒髪ボブカットで控えめな幼女に変化。


【光の精霊】

大精霊の一人。落ち着いた雰囲気のあるお姉さん。闇の精霊と仲良し。


【火の精霊】

大精霊の一人。姉御肌な女の精霊。冬夜と戦うが負けて従うことを誓う。


【大地の精霊】

大精霊の一人。優しそうなお姉さん。





【その他】



【メル】

フレイズの世界、結晶界フレイジアのかつての王。王といっても女性体である。ヤマト王子の身体の中に核として存在していた。冬夜が摘出したため、その身体を復元し、復活する。世界を渡る秘術を生み出した天才であり、エンデの恋人でもある。


【レト&ルト】

支配種でも珍しい双核児ふたごの姉弟。姉がレトで弟がルト。ネイたち再興派と袂を分かち、ユラ側について変異種の力を手に入れる。面白さ優先で行動しがち。子供っぽい。手に入れた力でエンデをボコボコにした。


【破壊神】

神が保護するべき世界がその対象から外れた際に、世界を破壊する役目を担う神。世界神の茶飲み友達。髭面の強面で筋肉質な爺さん。口は悪いがひとはいい。


【シルエット・リリー】◆

『影百合』の名を持つ、犯罪組織『黒蝶パピヨン』の元女幹部。冬夜の協力を得て新たに諜報組織『黒猫』を立ち上げる。高級娼館『月光館』のオーナー。


【ザビット・グラント】◆

犯罪組織『黒蝶パピヨン』の元幹部。金縁眼鏡の中年。暗殺部隊を使い、シルエットを殺して『黒蝶パピヨン』の全実権を握ろうとしたが、冬夜に呪いをかけられて町を逃げ出す。


【ノルン・パトラクシェ】◆

黒の王冠、『クロノス・ノワール』のマスター。ゴレム技師、エルカ・パトラクシェの妹。王冠能力の代償として、身体成長を阻害されていて、実際は十五歳だが、幼女にしか見えない。そのことを指摘されるとキレる。短気。


【シモンズ】

裏世界へ漂流してしまったマクレーン号の副船長。冬夜に記憶を消され、もとの世界へ無事に帰される。






■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 



■番外編





 冬夜が死んだ。


 落雷による感電死だそうだ。なにやってんだよ、あいつは。

 望月冬夜とは中学にあがってから知り合った。会った時から変な奴だったな。俺がクラスでどんな扱いをされているか知らないわけでもないだろうに、あっちから寄ってきやがった。

 みんなが腫れものみたいに扱う俺に対して、唯一、普通に接してきたのがあいつだった。入学初日に停学をくらうような不良に「百円貸してくんない?」だぜ?

 そん時はもちろんガン無視してやったけどさ。

 きちんと話すようになったのは……他校の奴らに絡まれて喧嘩してたときか。

 五人に囲まれてさすがにマズいかと思ってたら、いきなりスクーターに乗った冬夜がやってきて、俺を乗せて逃げたんだ。

 もちろん無免許さ。借り物のスクーターで乗り方はじいちゃんに習ったとか言ってたな。運良くバレないですんだけど、ムチャなことをするやつだった。

 それからよくつるむようになって、気付いたらあいつ以外にも仲間ができてた。中学時代を楽しく過ごせたのはあいつのおかげだと思う。

 仲間には優しくて細かい事まで気を使う奴だったが、一度敵と認識したら容赦しない奴だった。たまにちょっと引くくらいやり方がえげつないんだよな、あいつ。俺だったら敵に回したくないね。怖いわ。

 一度、やり過ぎじゃないか? って言ったら、「やらないで後悔するよりも、やって後悔した方がいい」とかぬかしやがった。たぶん、使い方間違えてるぞ、それ。


 その冬夜が死んだ。


 別々の高校に行くことになったけど、また会って遊ぼうぜって話してたのによ。

 冬夜の通夜にも葬式にも俺は出席し、手伝いを名乗り出た。冬夜の両親を手伝いたかったのだ。おじさんもおばさんもよく知っていたし、なにかしてないと気持ちが落ち着かなかったからだ。

 葬式が終わってしばらくすると、妙な夢を見るようになった。

 神様とかいう爺さんが出てきて、俺に変な夢を見せるんだ。

 その夢の中では冬夜のやつが出てくる。なんか変な服を着て、刀を振り回してた。ゲームに出てくるモンスターみたいなやつらと戦ってるんだ。

 なんだこりゃ、と思ったね。それでも夢の中とはいえ、冬夜の元気な姿を見れたのは嬉しかった。

 次に見た夢は、侍みたいな女の子を助けに喧嘩する冬夜だった。後先考えないのはあいつらしいと思わず笑っちまったね。

 その次に見た夢ではお姫様に結婚を申し込まれていた。しかも十二の女の子にだぜ? あいつロリコンだったのか。ま、俺の夢の中でなんだけど。

 それから何回か冬夜の夢を見た。そのうち、冬夜は実は死んでなくて、どこか別の世界で生きているような気がしてきたんだ。

 そして今年の正月を迎えて、みんなからの年賀状を見ているとき、あいつの下手くそな年賀状はもう来ないんだな、とちょっと寂しく思った。

 ピアノとか弾けるくせに、あいつには絵心がなかった。親父さんがあんな仕事してるのにな。絵の上手さは遺伝しないってことか。

 そういや、よくあいつは俺の絵を褒めてくれたな。自慢じゃないが、美術の成績は悪くない。

 時々趣味で描く程度だったけど、ふと俺の本棚に並ぶおじさんの本を見て、思い付いた。

 今から考えると馬鹿な考えだと思うけど、あいつが認めてくれたもので、俺は何かをしたかったのだと思う。

 気が付いたら冬夜の家のチャイムを鳴らしていた。


「おじさん、俺を弟子にして下さい」

「いや、弟子にっていってもねえ……。そんなものを取るような身分じゃないんだが……」


 突然やってきた俺に冬夜のおじさんは面食らっていたようだった。無理もないとは思うが。


「なんでまた急に?」

「俺、描きたいものがあるんです。冬夜が主人公で……」


 俺は自分が見た夢をおじさんに全部話した。おじさんは黙ってそれを聞いていたけど、やがて小さく笑ってくれた。


「……面白い夢だね。うん、僕もその話をちゃんと読んでみたいな。弟子というか、アシスタントが一人欲しかったところでね。あまりお金は出せないけどやってみるかい?」

「はい!」


 おじさんのようにプロの漫画家になれるかはわからない。でも、いつかあいつの話を描いてみようと思う。

 もしあいつが本当にどこか別の世界で生きていて、頑張っているのなら俺も頑張らないとな。

 負けねーぞ、冬夜。











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