刮目せよ
ドキ☆ワク☆な学園ライフ始まるよ!
朝、八時ジャスト。
カツカツと響く靴の音に、周りにいる生徒は一気に静かになる。
今か今かと熱い眼差しを閉ざされた扉に送っている。くだらねえ。
何時もならちゃんと着ける耳栓も今日はしない。
俺はネクタイを緩め、肩を鳴らす。
――この時を待っていた。
ずっと、ずっと……
今更になって拳が震える。何だ、緊張してんのか。
渇いた唇を舌で舐め、何とかして落ち着かせる。
告白する前ってこんな心情なのか、なんて考えたり。
靴の音が近付く。
誰かが息を飲む。
取っ手が回され、扉が開かれた。
「「キャアアアアア!!」」
やたら鼻に掛けた声で叫ぶ生徒、総勢百人。
「お早うございます、御厨会長!」
「今日もかっこいいです!」
茶番だ。くだらない茶番劇。
熱い眼差しを受けて顔をしかめる生徒会役員。
おまえらがそんな顔をするのはお門違いさ。
そんな嫌そうにしていたって、裏では――
俺は一歩踏み出す。
つまり生徒会の進路を塞いだ。
嬌声が止み、代わりにざわめきが起こる。
かなりの視線が俺に集まるが気にしない。
今日こそ、この“日常”に終止符を打ってやる。
俺は怪訝な顔の生徒会プラスαに向かって言った。
「むさい」
はい。初っ端からやりました。
腐女子、腐男子の方に喧嘩売りました。
ごめんなさいぃい!!
こんなんでも読めるよ!な優しい方は次へお進みください。
あ、良ければ感想もお待ちしてます。
まだ始めだけど(笑)